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公開番号2025030248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135373
出願日2023-08-23
発明の名称浴槽装置
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 5/301 20210101AFI20250228BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】心電信号の検出機能を備えた浴槽装置において、重大事故に繋がる故障の発生確率を、限りなくゼロに近づける。
【解決手段】本発明は、心電信号の検出機能を備えた浴槽装置(1)であって、浴槽本体(2)と、この浴槽本体に設けられ、浴槽本体内に入浴している入浴者の心電信号を、浴槽本体内に貯留されている湯水を介して検出するための正電極(4b)、及び負電極(4a)と、これら正電極と負電極の間の電位差に基づいて、入浴者の心電信号を取得する心電信号取得部(6)と、この心電信号取得部に電力を供給する電力供給部(10)と、商用電源に接続され、電力供給部に電力を供給する電源部(12)と、この電源部から電力供給部への電力の供給、停止を制御する電源制御部(14)と、を有し、電源部は、絶縁型DC-DCコンバータ(13)を介して電力供給部に電力を供給することを特徴としている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
心電信号の検出機能を備えた浴槽装置であって、
湯水を貯留するための浴槽本体と、
この浴槽本体に設けられ、上記浴槽本体内に入浴している入浴者の心電信号を、上記浴槽本体内に貯留されている湯水を介して検出するための正電極、及び負電極と、
これら正電極と負電極の間の電位差に基づいて、入浴者の心電信号を取得する心電信号取得部と、
この心電信号取得部に電力を供給する電力供給部と、
商用電源に接続され、上記電力供給部に電力を供給する電源部と、
この電源部から上記電力供給部への電力の供給、停止を制御する電源制御部と、を有し、
上記電源部は、絶縁型DC-DCコンバータを介して上記電力供給部に電力を供給することを特徴とする浴槽装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
さらに、上記電源制御部に信号を送信する信号送信部を備え、上記信号送信部は、上記心電信号取得部によって取得された上記正電極と上記負電極の間の電位差に基づく信号を上記電源制御部に送信し、上記電源制御部は送信された信号に基づいて、上記電源部から上記電力供給部への電力の伝送を継続又は停止させる請求項1記載の浴槽装置。
【請求項3】
上記電源制御部は、上記心電信号取得部によって電位不定信号が検出されている場合には、少なくとも一時的に上記電源部から上記電力供給部への電力の伝送を停止させる請求項2記載の浴槽装置。
【請求項4】
上記電源制御部は、上記浴槽本体に湯水が貯留されているが、上記浴槽本体内に入浴者が居ないことが上記心電信号取得部によって検出されている場合には、上記電源部から上記電力供給部への電力の伝送を継続させる請求項2記載の浴槽装置。
【請求項5】
上記電源制御部は、上記浴槽本体に湯水が貯留されており、上記浴槽本体内に入浴者が居ることが上記心電信号取得部によって検出されている場合には、上記電源部から上記電力供給部への電力の伝送を継続させる請求項2記載の浴槽装置。
【請求項6】
上記電源制御部は、上記浴槽本体内に入浴者が居ることが検出されている状態から、上記心電信号取得部により電位不定信号が検出されている状態に変化した場合には、上記電力供給部への電力の伝送を停止させる請求項2記載の浴槽装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽装置に関し、特に、心電信号の検出機能を備えた浴槽装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-16063号公報(特許文献1)には、浴槽装置が記載されている。この浴槽装置は、一組の電極が浴槽本体の内壁面に備えられており、これらの電極により、入浴者の心電信号を検出している。即ち、浴槽本体内に貯留されている湯水を介して、これらの電極の間に現れる電位差を検出することにより、浴槽本体内の入浴者の心電信号を取得している。ここで、電極の間に現れる電位差の信号は、増幅回路やフィルタ回路によって処理された後、心電信号として取得される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-16063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の発明において、電極の間に現れる電位差の信号を入力する増幅回路等を作動させるための電源を、商用電源から直接取得した場合、装置の故障により、浴槽本体の内壁面に設けた電極に、商用電源の電圧が印加されてしまう可能性がある。このような故障は、商用電源から電力を取得するための複数の回路部品に、同時に不具合が起きた場合にのみ発生するものであり、その発生確率は極めて小さいものの、発生した場合には重大な事故に繋がる可能性がある。このため、このような事故の発生確率は、限りなくゼロに近づけておく必要がある。
【0005】
従って、本発明は、心電信号の検出機能を備えた浴槽装置において、重大事故に繋がる故障の発生確率を、限りなくゼロに近づけることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、心電信号の検出機能を備えた浴槽装置であって、湯水を貯留するための浴槽本体と、この浴槽本体に設けられ、浴槽本体内に入浴している入浴者の心電信号を、浴槽本体内に貯留されている湯水を介して検出するための正電極、及び負電極と、これら正電極と負電極の間の電位差に基づいて、入浴者の心電信号を取得する心電信号取得部と、この心電信号取得部に電力を供給する電力供給部と、商用電源に接続され、電力供給部に電力を供給する電源部と、この電源部から電力供給部への電力の供給、停止を制御する電源制御部と、を有し、電源部は、絶縁型DC-DCコンバータを介して電力供給部に電力を供給することを特徴としている。
【0007】
このように構成された本発明によれば、電源部が、絶縁型DC-DCコンバータを介して電力供給部に電力を供給するので、商用電源に接続された電源部と電力供給部が絶縁型DC-DCコンバータにより絶縁され、安全性を極めて高くすることができる。この結果、心電信号の検出機能を備えた浴槽装置において、重大事故に繋がる故障の発生確率を、限りなくゼロに近づけることができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、さらに、電源制御部に信号を送信する信号送信部を備え、信号送信部は、心電信号取得部によって取得された正電極と負電極の間の電位差に基づく信号を電源制御部に送信し、電源制御部は送信された信号に基づいて、電源部から電力供給部への電力の伝送を継続又は停止させる。
【0009】
このように構成された本発明によれば、正電極と負電極の間の電位差に基づきマイコンが信号処理をした結果の動作継続可否の信号が電源制御部に送信され、送信された信号に基づいて、電源部から電力供給部への電力の伝送が継続又は停止される。このため、浴槽装置の動作に異常が発生した場合等に、早期に電力供給部への電力の伝送を停止させることができ、不具合による事故の発生確率を更に低減することができる。また、心電信号を検出するために浴槽本体に設けられた正電極及び負電極によって検出された信号に基づいて、電力の伝送を継続又は停止させるので、特別なセンサを設けることなく、異常の発生等を検出することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、電源制御部は、心電信号取得部によって電位不定信号が検出されている場合には、少なくとも一時的に電源部から電力供給部への電力の伝送を停止させる。
(【0011】以降は省略されています)

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