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公開番号2025054523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163595
出願日2023-09-26
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E03D 11/02 20060101AFI20250331BHJP(上水;下水)
要約【課題】本発明は、溜水面が従来よりも大きく形成されても、汚物の排出性能を向上させることができる水洗大便器を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、洗浄水源から供給される洗浄水により汚物を排出する水洗大便器1であって、ボウル形状の汚物受け面14と、この汚物受け面14の上方に形成されたリム部16と、汚物受け面14の下方に形成されその内部に溜水面Wが形成されるツボ部18と、を備えたボウル部6と、リム部16に設けられ、ボウル部6に向けて洗浄水を吐水する吐水口22と、ツボ部18の底壁30に接続され、汚物を排出する排水管路10と、を有し、ツボ部18の後側の側壁34には、ツボ部18の内側に向かって上方に延びるオーバーハング部42が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄水源から供給される洗浄水により汚物を排出する水洗大便器であって、
ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上方に形成されたリム部と、
上記汚物受け面の下方に形成されその内部に溜水面が形成されるツボ部と、を備えたボウル部と、
上記リム部に設けられ、上記ボウル部に向けて洗浄水を吐水する吐水口と、
上記ツボ部の底壁に接続され、汚物を排出する排水管路と、
を有し、
上記ツボ部の後側の側壁には、上記ツボ部の内側に向かって上方に延びるオーバーハング部が設けられていることを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
上記オーバーハング部は、便器洗浄開始前の上記溜水面の水位よりも上方に設けられている、請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項3】
上記オーバーハング部は、便器洗浄中の水位上昇した上記溜水面の最高水位よりも上方に設けられている、請求項1又は2に記載の水洗大便器。
【請求項4】
上記オーバーハング部は、左右方向において、上記排水管路の入口の左端と右端との間の全域に設けられている、請求項1に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗大便器に係り、特に、洗浄水源から供給される洗浄水により汚物を排出する水洗大便器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特許文献1に記載されているように、汚物を受ける汚物受け面と、この汚物受け面の上方に形成されたリム部と、汚物受け面の下方に形成され、その内部に溜水面が形成されるツボ部と、リム部に設けられ旋回流を形成する第1吐水口及び第2吐水口と、を備えている水洗大便器が知られている。ツボ部は、底壁及びこの底壁から上方に延びる側壁を備え、ツボ部の底壁の後側には、汚物を排出する排水管路の入口が形成されている。
このような水洗大便器においては、第2吐水口から吐水された洗浄水が、ツボ部の後側から溜水面に直接流入し、ツボ部の底壁に衝突することによって、ツボ部内で縦旋回する流れを形成し、それにより、汚物(特に浮遊系汚物)を排水管路内に押し込んで排出するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-50886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、水洗大便器において、汚物受け面への汚物の付着を抑制するために、乾燥面である汚物受け面の面積を小さくして溜水面を従来よりも大きくすることが考えられる。
しかしながら、上述した特許文献1の水洗大便器では、溜水面を従来よりも大きく形成すると、ツボ部の後側から溜水面に直接流入した洗浄水がツボ部の底壁に衝突せずに、排水管路の入口から排出されてしまう場合がある。その結果、ツボ部内で強力な縦旋回の流れを形成することができず、汚物が排出されずに残ってしまうという問題がある。
また、溜水面を従来よりも大きく形成した場合、便器洗浄中にツボ部内の溜水水位が上昇すると、汚物が不規則に散乱して、汚物が排出されずに残ってしまうという問題もある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、溜水面が従来よりも大きく形成されても、汚物の排出性能を向上させることができる水洗大便器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水源から供給される洗浄水により汚物を排出する水洗大便器であって、ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上方に形成されたリム部と、汚物受け面の下方に形成されその内部に溜水面が形成されるツボ部と、を備えたボウル部と、リム部に設けられ、ボウル部に向けて洗浄水を吐水する吐水口と、ツボ部の底壁に接続され、汚物を排出する排水管路と、を有し、ツボ部の後側の側壁には、ツボ部の内側に向かって上方に延びるオーバーハング部が設けられている。
このように構成された本発明においては、ツボ部の後側の側壁には、ツボ部の内側に向かって上方に延びるオーバーハング部が設けられているので、洗浄初期においては、オーバーハング部により、洗浄水が従来よりも前側の溜水面に着水して底壁に衝突するため、ツボ部内で強力な縦旋回の流れを形成することができる。さらに、洗浄中期においては、オーバーハング部によりツボ部から溢れ出ようとする洗浄水及び汚物を押さえつけることができるため、汚物が散乱するのを抑制することができる。
よって、溜水面が従来よりも大きく形成されても、汚物の排出性能を向上させることができる。
【0007】
また、本発明において、好ましくは、オーバーハング部は、便器洗浄開始前の溜水面の水位よりも上方に設けられている。
このように構成された本発明においては、オーバーハング部は、便器洗浄開始前の溜水面の水位よりも上方に設けられているので、洗浄初期において、オーバーハング部を通過する洗浄水を従来よりも前側の溜水面に着水させることができる。また、洗浄中期において、ツボ部内の溜水水位が上昇しても、オーバーハング部により汚物が散乱するのを抑制することができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、オーバーハング部は、便器洗浄中に水位が上昇した溜水面の最高水位よりも上方に設けられている。
このように構成された本発明においては、オーバーハング部は、便器洗浄中に水位が上昇した溜水面の最高水位よりも上方に設けられているので、洗浄中期において、便器洗浄中にツボ部内の溜水水位が上昇しても、オーバーハング部により汚物が散乱するのを抑制することができる。
【0009】
また、本発明において、好ましくは、オーバーハング部は、左右方向において、排水管路の入口の左端と右端との間の全域に設けられている。
このように構成された本発明においては、オーバーハング部は、左右方向において、排水管路の入口の左端と右端との間の全域に設けられているので、洗浄初期において、より多くの洗浄水を従来よりも前側の溜水面に着水させることができる。また、洗浄中期において、便器洗浄中にツボ部内の溜水水位が上昇しても、汚物が散乱するのをより抑制し、排水管路の入口に向かわせることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の水洗大便器によれば、溜水面が従来よりも大きく形成されても、汚物の排出性能を向上させることができる水洗大便器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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