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公開番号2025058506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168485
出願日2023-09-28
発明の名称洗濯乾燥機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20250402BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】
本発明の目的は、洗濯乾燥機において、圧縮機まわりの低温配管から滴下する結露水を、圧縮機が配置される機械室から短い時間で排出できる排水経路を構成することにある。
【解決手段】
本発明の洗濯乾燥機は、内槽3と、外槽2と、圧縮機611を有するヒートポンプユニット610と、を備える。ヒートポンプユニット610は、圧縮機611と圧縮機611に接続される低温冷媒配管616dとが配設される圧縮機室617aと、圧縮機室617aの下面617aaに設けられヒートポンプユニット610の外部に連通する貫通孔620と、貫通孔620の重力方向下方に配置され圧縮機611および低温冷媒配管616dに発生する結露水を貯留する結露水貯留容器621と、を有する。結露水貯留容器621は、貯留された結露水を蒸発させて結露水貯留容器621から排水する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項１】
内槽と、
前記内槽を内包する外槽と、
圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器を冷媒の流れる冷媒配管で接続したヒートポンプユニットと、
前記凝縮器および前記蒸発器を乾燥用空気の熱交換部として構成した循環風路と、
を備えた洗濯乾燥機において、
前記ヒートポンプユニットは、
前記圧縮機と前記圧縮機に接続される低温冷媒配管とが配設される圧縮機室と、
前記圧縮機室の下面に設けられ前記ヒートポンプユニットの外部に連通する貫通孔と、貫通孔の重力方向下方に配置され前記圧縮機および前記低温冷媒配管に発生する結露水を貯留する結露水貯留容器と、を有し、
前記結露水貯留容器は、貯留された結露水を蒸発させて当該結露水貯留容器から排水することを特徴とする洗濯乾燥機。
続きを表示（約 820 文字）【請求項２】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
前記外槽および前記内槽を内包する筐体と、
前記筐体を載せる架台と、を備え、
前記架台は、その一部が前記結露水貯留容器を兼ねることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項３】
請求項２に記載の洗濯乾燥機において、
前記架台は、下面から上方に突出する複数のリブと、前記複数のリブで区切られた区切り空間と、を有し、
前記結露水貯留容器は、前記区切り空間により構成されることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項４】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
前記貫通孔が設けられる前記圧縮機室の下面は、前記貫通孔に向かって下降する傾斜を有することを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項５】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
前記貫通孔から下方の前記結露水貯留容器に向けて、柔軟な管路が延設されることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項６】
請求項５に記載の洗濯乾燥機において、
前記ヒートポンプユニットは、当該洗濯乾燥機の上部に配置されることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項７】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
前記ヒートポンプユニットは、冷媒として、可燃性ガスを使用することを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項８】
請求項７に記載の洗濯乾燥機において、
前記貫通孔の開口の周縁部に前記可燃性ガスを検知するセンサを有することを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項９】
請求項７に記載の洗濯乾燥機において、
制御装置を含む基板ユニットを備え、
前記ヒートポンプユニットは、当該洗濯乾燥機の下部に配置され、
前記基板ユニットは、当該洗濯乾燥機の上部に配置されることを特徴とする洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗濯および乾燥を行う洗濯乾燥機に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１の空調ユニットは、圧縮機がその収容域の底部の凹部に設置され（段落００５２）、圧縮機まわりの低温配管から滴下する結露水が凹部まわりの底部に受け止められるように構成されている（段落００５５）。また空調ユニットは、熱交換部の凝縮器を受ける部分を、蒸発器を受ける部分から区画して、循環空気に随伴している洗濯物から除去した水分や循環系に入り込むことのある洗剤や柔軟剤の成分を、熱交換部を通過する前に分離して受け入れ排水する分離水排水皿としている（段落００４３）。底部に受け止められた結露水は、底部と同レベルで形成された連通路を通じ、底部よりも低い分離水排水皿に流れ落ちることで、分離水と共に自然排水される（段落００５５）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－６４０２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の空調ユニットでは、低温配管から滴下する結露水を他の排水に合流させて排水するように、排水経路が構成れるており、結露水の排水経路が複雑になる傾向にあった。結露水の排水経路が複雑になると、結露水が圧縮機の収容域の内部にとどまる時間が長くなる可能性があり、この場合、圧縮機の防錆には厳格な対策を行う必要がある。
【０００５】
本発明の目的は、洗濯乾燥機において、圧縮機まわりの低温配管から滴下する結露水を、圧縮機が配置される機械室から短い時間で排出できる排水経路を構成することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機は、
内槽と、
前記内槽を内包する外槽と、
圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器を冷媒の流れる冷媒配管で接続したヒートポンプユニットと、
前記凝縮器および前記蒸発器を乾燥用空気の熱交換部として構成した循環風路と、
を備えた洗濯乾燥機において、
前記ヒートポンプユニットは、前記圧縮機と前記圧縮機に接続される低温冷媒配管とが配設される圧縮機室を備え、
前記圧縮機室の下面に設けられ前記ヒートポンプユニットの外部に連通する貫通孔と、貫通孔の重力方向下方に配置され前記圧縮機および前記低温冷媒配管に発生する結露水を貯留する結露水貯留容器と、を有し、
前記結露水貯留容器は、貯留された結露水を蒸発させて当該結露水貯留容器から排水する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、圧縮機まわりの低温配管から滴下する結露水を、圧縮機が配置される機械室から短い時間で排出できる排水経路を備えた洗濯乾燥機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
洗濯乾燥機１００の外観を示す斜視図である。
図１に示す洗濯乾燥機１００の中央断面図である。
排水経路５の構成を示す図である。
洗濯乾燥機１００の背面図である。
洗濯乾燥機１００の上部を斜め後方から見た斜視図である。
筐体１を取り除いて洗濯乾燥機１００の内部を示す斜視図である。
給水ユニット（給水部）２０の斜視図である。
基板ユニット１７の分解斜視図である。
乾燥装置６００の構成を示す概略図である。
ヒートポンプユニット１０の斜視図である。
ヒートポンプユニット１０の上部ケーシング１０Ａ１を外した斜視図である。
貫通孔６２０に関する第１実施例を示す概略図である。
貫通孔６２０に関する第２実施例を示す概略図である。
貫通孔６２０に関する第３実施例を示す概略図である。
貫通孔６２０に関する第４実施例を示す概略図である。
貫通孔６２０に関する第５実施例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図面を参照して、本発明に係る洗濯乾燥機の実施例を説明する。
図１を参照して、本発明の一実施例に係る洗濯乾燥機１００の筐体１について説明する。図１は、洗濯乾燥機１００の外観を示す斜視図である。
【００１０】
洗濯乾燥機１００は、ドラム式の洗濯乾燥機であり、ベース（架台）１ａの上部に、主に鋼板と樹脂成形品で作られた側板１ｂ及び補強材(図示せず)を組み合わせて骨格を構成し、さらにその上に前面カバー１ｃおよび上面カバー１ｄを取り付けることで筐体１を構成している。前面カバー１ｃには、洗濯物を出し入れするドア１ｅが設けられている。上面カバー１ｄの前方上部には、電源スイッチや運転コースを選択するためのボタン及び表示器１ｆが設けられている。また上面カバー１ｄには、洗剤ボックスおよび柔軟剤ボックスの収納部の蓋１ｇが設けられている。
（【００１１】以降は省略されています）

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