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公開番号2025062716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171916
出願日2023-10-03
発明の名称捺染方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06P 5/30 20060101AFI20250408BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】様々な布帛に対して、好適に捺染を行うことができ、発色性および風合いに優れた捺染物を得ることができる捺染方法を提供すること。
【解決手段】本発明の捺染方法は、布帛に前処理液を付着させる前処理液付着工程と、分散染料および水を含む昇華転写インクジェットインクによって画像が形成された転写媒体と、前記前処理液が付着した前記布帛とを対向させて前記画像を熱転写する熱転写工程とを有し、前記前処理液は、ポリエステル樹脂と、架橋剤と、水とを含むものであり、JIS L 1907:2010 7.1.3 沈降法により求められる前記布帛の吸水性[s]と、該布帛への前記ポリエステル樹脂の付着量[g/m2]との積が、8.0[s・g/m2]以上16.0[s・g/m2]以下となるように、前記前処理液付着工程において前記布帛に前記前処理液を付着させる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
布帛に前処理液を付着させる前処理液付着工程と、
分散染料および水を含む昇華転写インクジェットインクによって画像が形成された転写媒体と、前記前処理液が付着した前記布帛とを対向させて前記画像を熱転写する熱転写工程とを有し、
前記前処理液は、ポリエステル樹脂と、架橋剤と、水とを含むものであり、
JIS L 1907:2010 7.1.3 沈降法により求められる前記布帛の吸水性[s]と、該布帛への前記ポリエステル樹脂の付着量[g/m

]との積が、8.0[s・g/m

]以上16.0[s・g/m

]以下となるように、前記前処理液付着工程において前記布帛に前記前処理液を付着させる、捺染方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記ポリエステル樹脂のガラス転移点が25℃以上である、請求項1に記載の捺染方法。
【請求項3】
前記架橋剤がイソシアネート基含有化合物である、請求項1または2に記載の捺染方法。
【請求項4】
前記前処理液は、さらに有機溶剤を含む、請求項1または2に記載の捺染方法。
【請求項5】
前記布帛は、ヒドロキシ基を有する材料で構成された繊維を含むものである、請求項1または2に記載の捺染方法。
【請求項6】
前記前処理液中における前記ポリエステル樹脂の含有量が、1.0質量%以上20.0質量%以下である、請求項1または2に記載の捺染方法。
【請求項7】
前記前処理液中における前記架橋剤の含有量が、0.1質量%以上5.0質量%以下である、請求項1または2に記載の捺染方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、捺染方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
昇華性染料を加熱して、天然繊維製品に転写する捺染方法が、例えば、布帛の染色方法として用いられている。
【0003】
転写捺染を効率よく適用する目的で、昇華性染料の転写に先立って、天然繊維製品を前処理液で処理する方法が検討されている。
【0004】
より具体的には、ガラス転移点が0℃以下であるホットメルトのポリエステル樹脂を、芳香族系エーテルおよび芳香族系アルコールからなる群から選ばれる溶媒に溶解し、その溶液を、水に分散させ、得られた水性分散液を、天然繊維製品に付着させ、乾燥した後、天然繊維製品の前記樹脂が付着した面に、昇華性染料で模様を表した転写紙の模様面を合わせ、加熱し、前記模様を転写する方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、天然繊維製品に対するポリエステル樹脂の付着量は、固形分で1~5g/m

程度であればよい旨の記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-235288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、繊維の種類によっては、発色と風合いとを両立させることができないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することができる。
【0008】
本発明の適用例に係る捺染方法は、布帛に前処理液を付着させる前処理液付着工程と、
分散染料および水を含む昇華転写インクジェットインクによって画像が形成された転写媒体と、前記前処理液が付着した前記布帛とを対向させて前記画像を熱転写する熱転写工程とを有し、
前記前処理液は、ポリエステル樹脂と、架橋剤と、水とを含むものであり、
JIS L 1907:2010 7.1.3 沈降法により求められる前記布帛の吸水性[s]と、該布帛への前記ポリエステル樹脂の付着量[g/m

]との積が、8.0[s・g/m

]以上16.0[s・g/m

]以下となるように、前記前処理液付着工程において前記布帛に前記前処理液を付着させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、調製例A1~A6で調製した前処理液の組成をまとめて示す表である。
図2は、調製例B1で調製した昇華転写インクジェットインクの組成を示す表である。
図3は、実施例1~16での前処理液の種類、布帛の条件、および、布帛へのポリエステル樹脂の付着量[g/m

]等をまとめて示す表である。
図4は、実施例17~22および比較例1~9での前処理液の種類、布帛の条件、および、布帛へのポリエステル樹脂の付着量[g/m

]等をまとめて示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[1]捺染方法
まず、本発明の捺染方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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