TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025068382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178242
出願日
2023-10-16
発明の名称
衣類処理装置
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
D06F
58/44 20200101AFI20250421BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】衣類の乾燥むらやしわ付きの発生を抑制し、仕上がりをよくすることができる衣類処理装置を提供する。
【解決手段】衣類処理装置は、回転槽モータと、加熱装置と、送風装置との駆動を制御してプリヒート脱水工程と、乾燥工程とを含む洗濯乾燥運転を実行する制御装置と、を備える。洗濯乾燥運転は、通常コースと、上質コースと、から選択して実行可能であり、乾燥工程は、第1乾燥工程と、第1乾燥工程後に実行される第2乾燥工程及び第3乾燥工程とを含む。制御装置は、上質コースを実行する場合、通常コースを実行する場合と比較して、プリヒート脱水工程及び又は第1乾燥工程における衣類からの水分の蒸発を抑制するように回転槽モータ及び送風装置を制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
空気出口と空気入口とを有する外槽と、
前記外槽内に回転可能に支持された回転槽と、
前記回転槽を回転駆動する回転槽モータと、
前記回転槽の内側面に配置された撹拌翼と、
前記外槽外部において前記空気出口と前記空気入口とを接続する風路と、
前記風路内に設けられて空気を温める加熱装置と、
前記風路内に設けられて前記加熱装置によって生成された温風を前記外槽に供給する送風装置と、
前記回転槽モータと、前記加熱装置と、前記送風装置との駆動を制御してプリヒート脱水工程と、乾燥工程と、を含む洗濯乾燥運転を実行する制御装置と、を備え、
前記洗濯乾燥運転は、通常コースと、上質コースと、から選択して実行可能であり、
前記上質コースにおいて、前記乾燥工程は、前記制御装置が前記回転槽モータと前記加熱装置と前記送風装置とを駆動する第1乾燥工程と、前記第1乾燥工程の後に実行され、前記制御装置が前記回転槽モータと前記加熱装置と前記送風装置とを駆動する第2乾燥工程と、前記第1乾燥工程及び前記第2乾燥工程の後に実行され、前記制御装置が前記回転槽モータと前記送風装置とを駆動する第3乾燥工程と、を含み、
前記制御装置は、前記上質コースを実行する場合、前記通常コースを実行する場合と比較して、前記プリヒート脱水工程及び又は前記第1乾燥工程における衣類からの水分の蒸発を抑制するように前記回転槽モータ及び前記送風装置を制御する、
衣類処理装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記上質コースを実行する場合、前記プリヒート脱水工程での前記回転槽モータの回転数を、前記通常コースを実行する場合における前記プリヒート脱水工程での前記回転槽モータの回転数よりも低く設定し、又は前記プリヒート脱水工程の実行期間を前記通常コースを実行する場合における前記プリヒート脱水工程の実行期間よりも短く設定する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記回転槽モータに、
前記第1乾燥工程において、前記回転槽モータの回転数が所定の第1期間で衣類が前記回転槽と一緒に前記回転槽の頂点まで上昇して落下する回転数である所定の第1回転数に到達した後すぐに低下する第1撹拌動作を実行させ、
前記第2乾燥工程及び前記第3乾燥工程において、前記第1撹拌動作と、前記回転槽モータの回転数が前記第1期間よりも長い第2期間で衣類が前記回転槽と一緒に前記回転槽の頂点までは上昇せず前記回転槽の側面まで達して落下する回転数でありかつ前記第1回転数よりも低い所定の第2回転数に到達する第2撹拌動作と、を交互に繰り返し実行させる、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記第1乾燥工程において、前記送風装置を所定の第1速度で駆動し、
前記第2乾燥工程及び前記第3乾燥工程において、前記送風装置を前記第1速度よりも高速である第2速度で駆動する、
請求項2又は3に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記プリヒート脱水工程において、前記送風装置を、前記第1速度よりも高速で且つ前記第2速度よりも低速である所定の第3速度で駆動する、
請求項4に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記第2乾燥工程及び前記第3乾燥工程において、前記第1撹拌動作の動作期間の合計は前記第2撹拌動作の動作期間の合計よりも短く設定されている、
請求項3に記載の衣類処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、洗濯機能と乾燥機能とを備えた洗濯乾燥機が知られている。衣類の乾燥手段として、ヒーター方式やヒートポンプ方式が用いられている。このような洗濯乾燥機においては、洗濯乾燥運転として、洗い行程、すすぎ工程、及び脱水工程を経た衣類に対して、乾燥工程が実行される。脱水工程としては、ドラムを高速で回転させて遠心力により衣類に含まれた水を除去している。
【0003】
例えば、特許文献1には、外箱の内部に、水槽と、これの内部に位置して回転駆動される回転槽とを、ともに縦軸状に配置し、前記回転槽内の空気を水槽外に出して回転槽内に戻す循環路並びに循環ファンを具えると共に、前記循環路内に位置して循環空気を除湿する蒸発器と、循環空気を加熱する凝縮器と有して、それらを圧縮機及び減圧手段と接続して構成されるヒートポンプ装置を具えた洗濯乾燥機において、前記ヒートポンプ装置を前記外箱の底部上に配置したことを特徴とする洗濯乾燥機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-154825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
脱水工程を経た衣類は、脱水時のドラムの高速回転による遠心力を受けた結果、ドラムの内面に張り付いてしまったり、衣類同士が絡まってしまったりという状態となる虞がある。そのため、その状態のまま乾燥工程が実行されると、衣類の乾燥むらの発生や、乾燥工程終了時に衣類のしわが付きの原因となり得る。
【0006】
そこで、本発明の本実施形態は、衣類の乾燥むらやしわ付きの発生を抑制し、仕上がりをよくすることができる衣類処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の衣類処理装置は、空気出口と空気入口とを有する外槽と、前記外槽内に回転可能に支持された回転槽と、前記回転槽を回転駆動する回転槽モータと、前記回転槽の内側面に配置された撹拌翼と、前記外槽外部において前記空気出口と前記空気入口とを接続する風路と、前記風路内に設けられて温風を生成する温風生成装置と、前記風路内に設けられて前記温風生成装置によって生成された温風を前記外槽に供給する送風装置と、前記回転槽モータと、前記温風生成装置と、前記送風装置との駆動を制御してプリヒート脱水工程と、乾燥工程とを含む洗濯乾燥運転を実行する制御装置と、を備える。前記洗濯乾燥運転は、通常コースと、上質コースと、から選択して実行可能である。前記上質コースにおいて、前記乾燥工程は、前記制御装置が前記回転槽モータと前記加熱装置と前記送風装置とを駆動する第1乾燥工程と、前記第1乾燥工程の後に実行され、前記制御装置が前記回転槽モータと前記加熱装置と前記送風装置とを駆動する第2乾燥工程と、前記第1乾燥工程及び前記第2乾燥工程の後に実行され、前記制御装置が前記回転槽モータと前記送風装置とを駆動する第3乾燥工程と、を含む。前記制御装置は、前記上質コースを実行する場合、前記通常コースを実行する場合と比較して、前記プリヒート脱水工程及び又は前記第1乾燥工程における衣類からの水分の蒸発を抑制するように前記回転槽モータ及び前記送風装置を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について概略構成を示す縦断側面図
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について概略構成を示す縦断背面図
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について扉を除いて概略構成を示す正面図
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について電気的構成を概略的に示すブロック図
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について洗濯乾燥運転の概要を示す図
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について上質コースの場合の脱水工程、プリヒート脱水工程、及び各乾燥工程における各構成による動作の概要を示す図
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について通常コースの場合の脱水工程、プリヒート脱水工程、及び各乾燥工程における各構成による動作の概要を示す図
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について上質コースの場合の脱水工程、及びプリヒート脱水工程における各構成の制御内容を示すタイミングチャート
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について通常コースの場合の脱水工程、及びプリヒート脱水工程における各構成の制御内容を示すタイミングチャート
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について上質コースの場合の各乾燥工程における各構成の制御内容を示すタイミングチャート
一実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について第1撹拌動作と第2撹拌動作における回転槽モータの制御内容を部分的に拡大して示すタイミングチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態の衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示す洗濯乾燥機10は、乾燥機能を備えた横軸または斜め軸型のドラム式洗濯機である。
【0010】
図1及び図2に示すように、洗濯乾燥機10は、外箱11、扉12、外槽13、ベローズ14、回転槽15、回転槽モータ16、給水機構17、及び排水機構18を備えている。なお、本実施形態において、外箱11に対して扉11側つまり図1の紙面左側を洗濯乾燥機10の前側とする。外箱11は、例えばステンレス鋼板等によって矩形の中空箱状を形成しており、洗濯乾燥機10の外郭を構成している。外箱11は、前側部分に外箱11の内部と外部とを連通する衣類出入口111を有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
物干し具
20日前
個人
盗難防止方法
26日前
個人
靴脱水補助具
19日前
個人
一対開先フック
14日前
個人
手洗い洗濯用具
20日前
個人
物干し竿用ハンガー固定具
1日前
セーレン株式会社
導電性布
19日前
株式会社カインズ
物掛け具
6日前
アクア株式会社
ランドリ機器
1日前
大和ハウス工業株式会社
物掛け設備
20日前
平岡織染株式会社
産業資材用帆布及びその製造方法
29日前
平岡織染株式会社
産業資材用帆布、及びその製造方法
29日前
セイコーエプソン株式会社
捺染方法
14日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
26日前
花王株式会社
繊維処理剤
5日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
5日前
株式会社日阪製作所
液流式布帛処理装置および布帛
13日前
シャープ株式会社
衣類処理装置
1か月前
プリントメモリアル株式会社
布製身の回り品
5日前
クリナップ株式会社
物干し装置
26日前
デゾン・ジャパン株式会社
繊維集合体
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類処理装置
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類処理装置
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類処理装置
1日前
個人
ソフトシート
1日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
5日前
竹本油脂株式会社
強化繊維用サイジング剤及び強化繊維
1か月前
個人
繊維処理剤および繊維製品
12日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
15日前
セイコーエプソン株式会社
転写フィルムの製造方法
5日前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類処理機
1か月前
竹本油脂株式会社
炭素繊維前駆体用処理剤及び炭素繊維前駆体
1か月前
共同印刷株式会社
赤外線遮断性生地
1か月前
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
洗濯機
26日前
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
洗濯機
19日前
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
洗濯乾燥機
21日前
続きを見る
他の特許を見る