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公開番号2025070639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181111
出願日2023-10-20
発明の名称衣類乾燥機
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 58/22 20060101AFI20250424BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】フィルタ装置のメンテナンスを簡略化できる衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】衣類乾燥機は、排気口を有する水槽と、排気口の下流側に設けられるフィルタ装置と、を備え、フィルタ装置は、開口部を有する固定部と、固定部に回動可能に装着され、開口部から露出された露出状態又は開口部に収容された収容状態に切替可能な可動部と、可動部に着脱可能に構成され収容状態において排気口から流出した空気に含まれる異物を捕集するフィルタと、を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
排気口を有する水槽と、
前記排気口の下流側に設けられるフィルタ装置と、を備え、
前記フィルタ装置は、
開口部を有する固定部と、
前記固定部に回動可能に装着され、前記開口部から露出された露出状態又は前記開口部に収容された収容状態に切替可能な可動部と、
前記可動部に着脱可能に構成され前記収容状態において前記排気口から流出した空気に含まれる異物を捕集するフィルタと、を有する、
衣類乾燥機。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記固定部は、前記開口部の一方の側面から他方の側面に向かって延びる複数の固定部側延伸部材を有し、
前記可動部は、前記固定部に対して回転可能に支持される軸部と、複数の前記固定部側延伸部材と平行に設けられた複数の可動部側延伸部材を有し、
前記可動部側延伸部材は、前記収容状態において、互いに隣接する複数の前記固定部側延伸部材の間に位置するとともに前記排気口から流出した空気の流れ方向において前記固定部側延伸部材よりも前記軸部から離れた位置に配置され、
前記フィルタは、前記固定部側延伸部材と前記可動部側延伸部材との間に設けられる、
請求項１に記載の衣類乾燥機。
【請求項３】
前記固定部側延伸部材及び前記可動部側延伸部材は、水平方向又は鉛直方向に沿って配置されている、
請求項２に記載の衣類乾燥機。
【請求項４】
前記可動部は、前記固定部の下流側に回動するように設けられる、
請求項２に記載の衣類乾燥機。
【請求項５】
前記可動部は、前記フィルタが取り付けられる装着部を更に有し、
前記装着部は、複数の前記可動部側延伸部材よりも前記軸部に近い位置に設けられる、
請求項２に記載の衣類乾燥機。
【請求項６】
前記固定部は、前記フィルタの端部のうち前記装着部に取付けられる側の端部と反対側の端部を、前記排気口から流出した空気の流れ方向と反対方向に案内する案内部を更に有する、
請求項５に記載の衣類乾燥機。
【請求項７】
複数の前記固定部側延伸部材は、互いに隣接する前記固定部側延伸部材同士の間隔が前記軸部から離れるにつれて大きくなるように設定されている、
請求項５に記載の衣類乾燥機。
【請求項８】
複数の前記可動部側延伸部材は、前記収容状態において、前記排気口から流出した空気の流れ方向における前記固定部側延伸部材との距離が前記軸部から離れるにつれて小さくなるように設定されている、
請求項５に記載の衣類乾燥機。
【請求項９】
前記可動部は、前記収容状態において前記開口部から露出して設けられ、前記可動部を前記露出状態と前記収容状態とに切り替える操作を受ける操作部を有する、
請求項１に記載の衣類乾燥機。
【請求項１０】
前記可動部は、前記収容状態において前記固定部の被取付部に取付けられて、前記固定部に対する前記可動部の回動方向への移動を規制する取付部を更に有し、
前記取付部は、前記操作部に対する操作に伴って前記被取付部から取り外される、
請求項９に記載の衣類乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、衣類乾燥機では、例えば乾燥運転時に水槽内に温風を供給するための乾燥風路内に糸くずやほこり等の異物が堆積することを防ぐため、水槽の排気口の下流側に異物を捕集するフィルタ装置を設けることが知られている。当該フィルタ装置は、箱状に構成されたケースの壁面に例えば不織布で構成されたフィルタ部材が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－３０５０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、従来構成では、ケース内に設けられた清掃部材によって、フィルタ部材に堆積していた異物を掻き取ることが図られている。しかしながら、従来構成では、フィルタ部材のメンテナンス以外に清掃部材の定期的な点検や部材の交換等を要するため、フィルタ装置のメンテナンスを簡略化する点において改善の余地があった。
【０００５】
そこで、フィルタ装置のメンテナンスを簡略化できる衣類乾燥機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の衣類乾燥機は、排気口を有する水槽と、前記排気口の下流側に設けられるフィルタ装置と、を備え、前記フィルタ装置は、開口部を有する固定部と、前記固定部に回動可能に装着され、前記開口部から露出された露出状態又は前記開口部に収容された収容状態に切替可能な可動部と、前記可動部に着脱可能に構成され前記収容状態において前記排気口から流出した空気に含まれる異物を捕集するフィルタと、を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１実施形態による衣類乾燥機の一例を概略的に示す縦断左側面図
第１実施形態による衣類乾燥機の一例を概略的に示す縦断背面図
第１実施形態による衣類乾燥機について、可動部が露出状態におけるフィルタ装置本体の外観の一例を示す斜視図
第１実施形態による衣類乾燥機について、可動部が収容状態におけるフィルタを取り外した場合のフィルタ装置本体の外観の一例を示す斜視図
第１実施形態による衣類乾燥機について、収容状態における取付部周辺の構成を拡大して示す図
第１実施形態による衣類乾燥機について、図３の矢印Ｘ６に示す部分を拡大して示す図
第１実施形態による衣類乾燥機について、可動部の収容状態を示す背面図
第１実施形態による衣類乾燥機について、図７のＸ８－Ｘ８線に沿って示す断面図
第１実施形態による衣類乾燥機について、露出状態から収容状態に状態が変化する際のフィルタが変形する状況を示す模式図
第１実施形態による衣類乾燥機について、可動部を固定部の上流側に回動可能に構成した場合の一例を示す図８相当図
第１実施形態による衣類乾燥機について、フィルタ装置本体の他の例を示す断面図
第２実施形態による衣類乾燥機について、互いに隣接する固定部側延伸部材同士の上下方向の間隔の関係を示す模式図
第３実施形態による衣類乾燥機について、中央部と固定部側延伸部材との距離の関係を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、複数の実施形態による衣類乾燥機について、図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【０００９】
（第１実施形態）
まず、第１実施形態について、図１から図９を参照して説明する。
図１に示す衣類乾燥機１０は、回転槽１４の回転軸が水平方向へ向かう横軸型又は後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式衣類乾燥機である。衣類乾燥機１０は、例えば洗濯機能及び乾燥機能を備え、洗い、すすぎ、脱水、及び乾燥の各工程を含む洗濯乾燥運転を実行可能である。なお、衣類乾燥機は、ドラム式衣類乾燥機に限らず、回転槽の回転軸が鉛直方向を向いた縦軸型衣類乾燥機であってもよい。また、衣類乾燥機は、洗濯機能を有さない構成にも適用できる。
【００１０】
衣類乾燥機１０は、外箱１１、扉１２、水槽１３、回転槽１４、モータ１５、排水機構１６、注水機構２０、及び乾燥機構３０、を備えている。なお、図１において、衣類乾燥機１０の設置面側つまり鉛直下側を衣類乾燥機１０の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を衣類乾燥機１０の上側とする。衣類乾燥機１０のユーザから見て手前方側つまり図１の紙面左側を衣類乾燥機１０の前方側とし、ユーザの反対側つまり図１の紙面右側を衣類乾燥機１０の後方側とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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