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公開番号
2025058445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168376
出願日
2023-09-28
発明の名称
植物栽培装置
出願人
株式会社日本CGサービス
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A01G
31/06 20060101AFI20250402BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】植物体への液肥の供給を効率化し、装置の稼働コストを下げることを目的とする。
【解決手段】側部内壁を液肥が流下可能に構成され、鉛直方向に相互に嵌合可能なパイプ状の複数の胴部を有し、前記胴部の外周面上に水平方向に1つ以上配置され、前記胴部を嵌合して鉛直方向から見た場合には相互に互い違いになるように配置されている複数の植栽孔と、前記胴部に配置され、前記植栽孔以外の場所に前記液肥が流下するのを阻害する蒲鉾型の第1の流動抑制部と、前記第1の流動抑制部に隣接して配置され、前記液肥を集中させて前記植栽孔に対して流下させる第1の導流部と、を、備える、植物栽培装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
側部内壁を液肥が流下可能に構成され、鉛直方向に相互に嵌合可能なパイプ状の複数の胴部を有し、
前記胴部の外周面上に水平方向に1つ以上配置され、前記胴部を嵌合して鉛直方向から見た場合には相互に互い違いになるように配置されている複数の植栽孔と、
前記胴部に配置され、前記植栽孔以外の場所に前記液肥が流下するのを阻害する蒲鉾型の第1の流動抑制部と、
前記第1の流動抑制部に隣接して配置され、前記液肥を集中させて前記植栽孔に対して流下させる第1の導流部と、
を、備える、植物栽培装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記胴部の鉛直方向上側に、前記植栽孔が配置され、
前記胴部の鉛直方向下側であって、前記植栽孔の鉛直方向下側に、前記第1の流動抑制部が配置されている、
請求項1に記載の植物栽培装置。
【請求項3】
前記胴部の中心部は、下部に貯留された前記液肥を動力により鉛直方向上部に輸送する輸液管が通過可能な貫通孔を有し、
前記貫通孔の周囲には、流下する前記液肥の流入を阻害する円錐形状の第2の流動抑制部が配置され、前記第1の流動抑制部と前記第2の流動抑制部は、連通している、
請求項1または2に記載の植物栽培装置。
【請求項4】
前記胴部の前記第1の流動抑制部と対応する外壁に、他の胴部と係合可能な爪部を有し、
前記爪部と前記他の胴部とが係合することにより、前記嵌合を実現している、
請求項1または2に記載の植物栽培装置。
【請求項5】
前記胴部のうち鉛直方向上端に配置されているものの上部には、水平方向に平行な整流板が配置され、
前記整流板には、前記液肥を前記胴部の前記植栽孔まで誘導する溝状の第2の導流部が配置されている、
請求項2に記載の植物栽培装置。
【請求項6】
前記整流板の鉛直方向下部に、前記第2の導流部から流下する前記液肥が前記植栽孔以外の場所に流下するのを抑制する第3の流動抑制部が配置されている、
請求項5に記載の植物栽培装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物栽培装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
植物の栽培方法として、水耕栽培が知られている。水耕栽培は、植物を土に植えず、植物の根に対して栄養分を含んだ養液である液肥を供給して栽培を行う栽培方法であって、植物を土に植える土耕栽培と比較すると生育速度を上げることができる。また、土耕栽培のように連作障害を生じることもない。
【0003】
縦型の筒状栽培容器を有し、植物体を筒状栽培容器の外周部に配置して、ポンプで液肥を上昇させて容器内に分散させ、植物体に供給する植物栽培装置が知られている(特許文献1)。このような植物栽培装置は、土耕栽培に比べて小容積の空間において植物を効果的に栽培できる。また特許文献1に記載の植物栽培装置は搬送が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2018-531028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のような縦型の植物栽培装置は、液肥を揚水するためにエネルギーを必要とする。縦型栽培容器の利点を生かしつつ、揚水に必要なエネルギーをできる限り小さくしながらも必要十分な液肥を植物に対して供給できれば、装置の稼働コストを下げることができ、好適である。
【0006】
本発明は、植物体への液肥の供給を効率化し、装置の稼働コストを下げることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係わる植物栽培装置は、側部内壁を液肥が流下可能に構成され、鉛直方向に相互に嵌合可能なパイプ状の複数の胴部を有し、前記胴部の外周面上に水平方向に1つ以上配置され、前記胴部を嵌合して鉛直方向から見た場合には相互に互い違いになるように配置されている複数の植栽孔と、前記胴部に配置され、前記植栽孔以外の場所に前記液肥が流下するのを阻害する蒲鉾型の第1の流動抑制部と、前記第1の流動抑制部に隣接して配置され、前記液肥を集中させて前記植栽孔に対して流下させる第1の導流部と、を、備えている。
【0008】
この構成によれば、胴部をスタックすることにより、その高さを自由に変更可能な植物栽培装置を提供可能である。また、胴部の内側には植物配置部に対応した第1の導流部と、第1の流動抑制部を設けることにより、側部内壁を流下する液肥の動きを制限し、栽培中の植物に対して非常に効率的に配分できる。
【0009】
また、前記胴部の鉛直方向上側に、前記植栽孔が配置され、前記胴部の鉛直方向下側であって、前記植栽孔の鉛直方向下側に、前記第1の流動抑制部が配置されていてよい。この構成により、ひとつ上の植栽孔に供給された液肥を整流した上で、別の植栽孔に対して供給可能である。また、植栽孔を鉛直方向に互い違いに配置できるため、植物の生育可能な空間を広く取ることが可能である。
【0010】
また、前記胴部の中心部は、下部に貯留された前記液肥を動力により鉛直方向上部に輸送する輸液管が通過可能な貫通孔を有し、前記貫通孔の周囲には、流下する前記液肥の流入を阻害する円錐形状の第2の流動抑制部が配置され、前記第1の流動抑制部と前記第2の流動抑制部は、連通していてよい。この構成により、胴部の中心部に輸液管を通して液肥を鉛直方向上部に輸送可能となる。また、輸液管周辺において液肥が植物体に触れずに流下するのを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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