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公開番号
2025057884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167706
出願日
2023-09-28
発明の名称
ステアリングホイール及び情報提示装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太田特許事務所
主分類
B62D
1/06 20060101AFI20250402BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ドライバに対するステアリングホイールの触感をコントロール可能にし、ステアリングホイールからドライバへの情報伝達の活用範囲を拡大する。
【解決手段】ステアリングホイールのリム部は、リム部の骨格を構成する芯材と、芯材を被覆する表層材と、を有し、リム部の周方向の全域のうちの少なくとも一部の領域に、芯材と表層材との間に通電により伸縮する人工筋肉層を配置した第1領域を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ドライバにより把持されるリム部を備えるステアリングホイールにおいて、
前記リム部は、前記リム部の骨格を構成する芯材と、前記芯材を被覆する表層材と、を有し、
前記リム部の周方向の全域のうちの少なくとも一部の領域に、前記芯材と前記表層材との間に通電により伸縮する人工筋肉層を配置した第1領域を有する、
ステアリングホイール。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記人工筋肉層は、第1電極、通電により伸縮する誘電体、及び、第2電極を有し、
前記第1領域は、前記芯材の周囲に、前記第1電極、前記誘電体、前記第2電極、及び、前記表層材が順次積層されて成る、
請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項3】
前記誘電体の伸縮により、少なくとも前記人工筋肉層の層厚が変化する、
請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項4】
前記ステアリングホイールは、前記リム部の周方向に沿って区分された複数の前記第1領域と、周方向に隣り合う前記第1領域の間の第2領域と、を有し、
前記誘電体の伸縮により、さらに前記人工筋肉層の周方向の長さが変化し、
前記第2領域は、前記人工筋肉層の前記周方向への伸張により圧縮される緩衝部を有する、
請求項3に記載のステアリングホイール。
【請求項5】
ドライバにより把持されるリム部を備えるステアリングホイールを用いて車両のドライバに所定の情報を提示する情報提示装置であって、
前記リム部の骨格を構成する芯材、前記芯材を被覆する表層材、及び、前記リム部の周方向の全域のうちの少なくとも一部の第1領域の前記芯材と前記表層材との間に配置されて通電により伸縮する人工筋肉層、を有する前記ステアリングホイールと、
前記人工筋肉層への通電を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記人工筋肉層への通電を制御し、前記ドライバによる前記リム部の触感を変化させることにより、前記ドライバに所定の情報を提示する、
情報提示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ステアリングホイール及び情報提示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両のステアリングホイールに通電により伸縮可能な人工筋肉を備え、ステアリングホイールからドライバに対して所望の情報を伝達するように構成したシステムが提案されている。例えば特許文献1には、ステアリングホイールのリムが、リム本体部とリム本体部の周りに配列された複数の人工筋肉とを有し、人工筋肉がリムから離れる方向に移動することにより突起部が画成され、突起部がリム周りに沿ってステアリングホイールの回転軸周りに移動し、かつ、リム本体部と人工筋肉との離間距離が変更することにより突起部がリム径方向に伸縮するステアリングシステムが開示されている。特許文献1のステアリングシステムは、ステアリングホイールの変形により、それを感知したドライバに操舵方向や操舵量、操舵タイミング等の情報を理解させ、ドライバに対する情報伝達を行う。
【0003】
また、特許文献2には、ステアリングホイールのホイール部が、ベース部と、ベース部に対して相対的に移動する可動部と、可動部を駆動する駆動部として人工筋肉(ソフトアクチュエータ)とを備え、可動部の動きによりドライバに操舵すべき方向を知らせる情報提示装置が開示されている。特許文献2の情報提示装置は、車両の運転に必要な支援情報を、車両の運転者に伝える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-269762号公報
特開2012-62040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び2にそれぞれ開示されたステアリングホイールは、リム部の一部に人工筋肉が配置された構成を有している。具体的に、ステアリングホイールのリム部は、骨格を構成する芯材と、芯材を被覆する表層材とを有しているが、特許文献1及び2にそれぞれ開示されたステアリングホイールは、表層材が人工筋肉を介さずに芯材の周囲に配置されている。つまり、特許文献1及び2にそれぞれ開示されたステアリングホイールは、ステアリングホイールを径方向に沿って切断したときに現れるリム部の断面において、リム部の外周の一部に人工筋肉が位置する構成を有している。
【0006】
このため、車両のドライバは、人工筋肉の形状あるいは動きの変化を感知するだけでなく、従来のステアリングホイールと同様に、車体側から伝達される振動を直接感知することとなる。また、特許文献1及び2にそれぞれ開示されたステアリングホイールは、ドライバによるステアリングホイールの操作入力(回転操作)が、ステアリングホイールからコラムシャフト、トーションバーに直接的に伝達される構成であり、ステアリングホイールの操作入力と、コラムシャフト及びトーションバーへと伝達される慣性モーメントとを分離することができない。したがって、特許文献1及び2に開示されたステアリングホイールは、ステアリングホイールの触感のみをコントロールすることができない。
【0007】
そこで、本開示の技術は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、ドライバに対するステアリングホイールの触感をコントロール可能にし、ステアリングホイールからドライバへの情報伝達の活用範囲を拡大可能なステアリングホイール及び情報提示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示のある観点によれば、ドライバにより把持されるリム部を備えるステアリングホイールにおいて、上記リム部は、上記リム部の骨格を構成する芯材と、上記芯材を被覆する表層材と、を有し、上記リム部の周方向の全域のうちの少なくとも一部の領域に、上記芯材と上記表層材との間に通電により伸縮する人工筋肉層を配置した第1領域を有するステアリングホイールが提供される。
【0009】
また、上記課題を解決するために、本開示の別の観点によれば、ドライバにより把持されるリム部を備えるステアリングホイールを用いて車両のドライバに所定の情報を提示する情報提示装置であって、上記リム部の骨格を構成する芯材、上記芯材を被覆する表層材、及び、上記リム部の周方向の全域のうちの少なくとも一部の第1領域の上記芯材と上記表層材との間に配置されて通電により伸縮する人工筋肉層、を有する上記ステアリングホイールと、上記人工筋肉層への通電を制御する制御装置と、を備え、上記制御装置は、上記人工筋肉層への通電を制御し、上記ドライバによる上記リム部の触感を変化させることにより、上記ドライバに所定の情報を提示する情報提示装置が提供される。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本開示の技術によれば、ドライバに対するステアリングホイールの触感をコントロール可能にし、ステアリングホイールからドライバへの情報伝達の活用範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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