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公開番号
2025057803
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167556
出願日
2023-09-28
発明の名称
残量管理装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】貯留体内に印刷消耗材が残った状態でユーザへ印刷消耗材が配送されるのを抑制する。
【解決手段】プリンタ200は、インクジェットヘッド3の画像形成によるインク消費量を取得し、タンク32内のインクのレベルが中間基準レベルML未満から中間基準レベルML以上へと増加することをレベルセンサ90を用いて検知することにより、タンク32に対しボトルからインクの投入がされたと判定し、低下するタンク32内のインクのレベルが中間基準レベルML未満となったとレベルセンサ90を用いて検知したことに基づき、取得したインク消費量を用いて算出される現在の推定残量と、現在の検知残量との差分が所定量以上であるか判定し、差分が所定量以上であると判定された場合に、タンク32内へのインクの投入を案内するための投入案内情報を出力する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
予め定められた所定容量単位で印刷消耗材を貯留した貯留体から投入される前記印刷消耗材を内部に貯留するタンク、前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが当該タンクの上下方向中間部に対応する中間基準レベル以上であるか否かを検知するためのレベルセンサ、及び、前記タンク内の前記印刷消耗材を用いて画像を被印刷媒体に形成する印刷部、を有する印刷装置について前記印刷消耗材の残量を管理する残量管理装置であって、
前記残量管理装置は、
前記印刷部の画像形成による前記印刷消耗材の印刷量情報を取得する印刷量取得処理と、
前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満から前記中間基準レベル以上へと増加することを前記レベルセンサを用いて検知することにより、前記タンクに対し前記貯留体から前記印刷消耗材の投入がされたと判定する第1判定処理と、
前記画像の形成により低下する前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満となったと前記レベルセンサを用いて検知したことに基づき、前記第1判定処理で前記投入がされたと判定されたときに前記所定容量に応じた前記印刷消耗材が投入されたとみなして、前記印刷量取得処理にて取得した印刷量情報を用いて算出される現在の推定残量と、前記レベルセンサを用いて検知された前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満となったことに基づく現在の検知残量との差分が所定量以上であるか判定する第2判定処理と、
前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上であると判定された場合に、前記タンク内への前記印刷消耗材の投入を案内するための投入案内情報を出力する投入案内処理と、
を実行するよう構成されている、残量管理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記残量管理装置は、さらに、
前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上であると判定された場合に、
前記タンク内への前記印刷消耗材の投入時において投入ミスによる前記印刷消耗材の投入不可部分があった場合に対応する、投入不可時案内情報を出力する投入不可時案内処理を実行する、
よう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
【請求項3】
前記残量管理装置は、さらに
前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上であると判定された場合に、
前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満となったタイミング以降、所定タイミングにて、繰り返し前記投入案内処理を行う、
よう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
【請求項4】
前記残量管理装置は、さらに、
前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上でないと判定された場合に、
前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満となったタイミングから、前記印刷量取得処理で取得される前記印刷量情報に応じた前記印刷消耗材の消費量が所定の第1閾値に達したタイミングで、前記タンク内の前記印刷消耗材の残量が少なくなったことを表す第1残量情報を出力する第1残量情報出力処理と、
を実行する、
よう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
【請求項5】
前記残量管理装置は、さらに、
前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上でないと判定された場合に、
前記印刷量取得処理で取得される前記印刷量情報に応じた前記印刷消耗材の消費量が所定の第2閾値に達したタイミングで、前記タンク内の前記印刷消耗材の残量がエンプティに達したことを表す第2残量情報を出力する第2残量情報出力処理を実行する、
よう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
【請求項6】
前記残量管理装置は、さらに、
前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上でないと判定された場合に、前記現在の推定残量に対応するカウント値を前記現在の検知残量に対応するカウント値に補正する補正処理を実行する、
よう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
【請求項7】
前記残量管理装置は、さらに、
前記印刷量取得処理で取得される前記印刷量情報に応じた前記印刷消耗材の消費量が所定の第3閾値に達したタイミングで、前記印刷消耗材の発注案内情報を出力する発注案内出力処理と、
を実行するよう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
【請求項8】
前記残量管理装置は、さらに、
前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上であると判定された場合に、前記現在の推定残量に対応するカウント値を前記現在の検知残量に対応するカウント値に補正する前記補正処理を実行しない、
よう構成されている請求項6記載の残量管理装置。
【請求項9】
前記印刷装置は、
前記印刷消耗材を投入する前記タンクの投入口を露出させるための開閉部の開閉を検知する開閉センサをさらに備え、
前記残量管理装置は、
前記開閉部の開き動作及び閉じ動作が検出され、前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル以上へと高くなり、かつ前記印刷消耗材の発注がなされている場合には、前記所定容量に応じた前記印刷消耗材が投入されたとみなして、前記現在の推定残量に応じたカウント値を初期化する初期化処理を実行する、よう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
【請求項10】
前記印刷装置は、
前記残量管理装置は、
電源オンによる起動時において、前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル以上であり、かつ前記印刷消耗材の発注がなされている場合には、電源オフ中に前記所定容量に応じた前記印刷消耗材が投入されたとみなして、前記現在の推定残量に応じたカウント値を初期化する初期化処理を実行する、
よう構成されている請求項1記載の残量管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置のタンク内の印刷消耗材の残量を管理する残量管理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のように、印刷装置のタンクの下部にセンサを設け、そのセンサによる印刷消耗材のレベルの検出結果に基づき、印刷装置における最新の印刷消耗材の残量を算出し、管理する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-190361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、印刷実行によりタンク内の印刷消耗材が消費されて少なくなった場合、ユーザが貯留体からタンク内に印刷消耗材を投入することで、タンク内の印刷消耗材が補充される。
【0005】
上記従来技術では、例えば、ユーザが貯留体からタンク内へ投入した印刷消耗材の量が、貯留体内の全量ではなかった場合に対する動作については考慮されていない。
【0006】
一方、近年、印刷装置のユーザとの間で所定の契約が締結され、その契約に基づき、印刷内容に応じてユーザに対し課金を行うサービスが知られている。契約されたサービス内容によっては、印刷消耗材の消費に応じ、ユーザが金銭的負担を負うことなく、所定の配送元からユーザの元へ印刷消耗材が配送される場合がある。
この場合に、上記のように貯留体内の印刷消耗材の全量が投入されずに印刷が実行されてタンク内の印刷消耗材が消費されると、貯留体内に印刷消耗材が残っているにも関わらず新たな印刷消耗材の配送がなされることになり、サービス提供者側の不利益が大きい。
【0007】
本発明の目的は、貯留体内に印刷消耗材が残った状態でユーザへ印刷消耗材が配送されるのを抑制できる、残量管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本願発明は、予め定められた所定容量単位で印刷消耗材を貯留した貯留体から投入される前記印刷消耗材を内部に貯留するタンク、前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが当該タンクの上下方向中間部に対応する中間基準レベル以上であるか否かを検知するためのレベルセンサ、及び、前記タンク内の前記印刷消耗材を用いて画像を被印刷媒体に形成する印刷部、を有する印刷装置について前記印刷消耗材の残量を管理する残量管理装置であって、前記残量管理装置は、前記印刷部の画像形成による前記印刷消耗材の印刷量情報を取得する印刷量取得処理と、前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満から前記中間基準レベル以上へと増加することを前記レベルセンサを用いて検知することにより、前記タンクに対し前記貯留体から前記印刷消耗材の投入がされたと判定する第1判定処理と、前記画像の形成により低下する前記タンク内の前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満となったと前記レベルセンサを用いて検知したことに基づき、前記第1判定処理で前記投入がされたと判定されたときに前記所定容量に応じた前記印刷消耗材が投入されたとみなして、前記印刷量取得処理にて取得した印刷量情報を用いて算出される現在の推定残量と、前記レベルセンサを用いて検知された前記印刷消耗材のレベルが前記中間基準レベル未満となったことに基づく現在の検知残量との差分が所定量以上であるか判定する第2判定処理と、前記第2判定処理で、前記差分が前記所定量以上であると判定された場合に、前記タンク内への前記印刷消耗材の投入を案内するための投入案内情報を出力する投入案内処理と、を実行するよう構成されている。
【0009】
本願発明では、印刷装置におけるタンク内の印刷消耗材のレベルを検知可能なレベルセンサが設けられている。タンク内の印刷消耗材のレベルが中間基準レベル未満から中間基準レベル以上へと増加したことが検知されたことに応じ、残量管理装置が実行する第1判定処理において、タンクに対し貯留体から印刷消耗材の投入がされたと判定される。
印刷部により画像形成が行われると、タンク内の印刷消耗材が消費されて印刷消耗材の液面のレベルが低下していく。残量管理装置が印刷量取得処理を実行することで、上記画像形成による印刷消耗材の印刷量情報、例えばインクのドットカウントが取得される。
【0010】
本願発明では、理想的な状況として、ユーザにより貯留体内の印刷消耗材の全量がタンク内に投入されたと仮定した時の現在の推定残量が、印刷量取得処理にて取得した印刷量情報を用いて算出される。一方、タンク内にてレベルセンサにより検知される印刷消耗材のレベルが上記中間基準レベル未満になったことに基づき、現在の検知残量が取得される。 残量管理装置は、第2判定処理を実行することで、上記現在の推定残量と現在の検知残量との差分が所定量以上であるか否かを判定する。差分が所定量未満となっていれば、前述の理想的な状況、すなわちユーザが貯留体内の印刷消耗材の全量をタンク内に投入したものとみなすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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