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公開番号2025057549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167256
出願日2023-09-28
発明の名称液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】プリントヘッドの状態の判別精度を向上できる液体吐出装置を提供すること。
【解決手段】複数の駆動信号波形を含む駆動信号を出力する駆動回路と、吐出制御信号を出力する制御回路と、吐出制御信号に基づいて駆動信号波形を選択し第1駆動電圧として出力する第1選択回路と、第1駆動電圧によって駆動する第1圧電素子の駆動により液体を吐出する第1吐出部と、吐出制御信号が入力される吐出カウント回路と、を備え、制御回路は、第1選択回路における複数の駆動信号波形の選択規則を設定する選択規則データと、選択規則データに基づいて第1選択回路における複数の駆動信号波形の選択を制御する第1駆動データと、を含む吐出制御信号を出力し、吐出カウント回路には、第1選択回路が出力する第1駆動電圧波形の第1駆動電圧によって、第1圧電素子が駆動された回数が第1駆動回数として記憶される、液体吐出装置。
【選択図】図25
特許請求の範囲【請求項1】
複数の駆動信号波形を含む駆動信号を出力する駆動回路と、
吐出制御信号を出力する制御回路と、
前記吐出制御信号に基づいて前記複数の駆動信号波形を選択し、第1駆動電圧として出力する第1選択回路と、
前記第1駆動電圧によって駆動する第1圧電素子を含み、前記第1圧電素子の駆動により液体を吐出する第1吐出部と、
前記吐出制御信号が入力される吐出カウント回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記第1選択回路における前記複数の駆動信号波形の選択規則を設定する選択規則データと、前記選択規則データに基づいて、前記第1選択回路における前記複数の駆動信号波形の選択を制御する第1駆動データと、を含む前記吐出制御信号を出力し、
前記吐出カウント回路には、前記第1選択回路が出力する第1駆動電圧波形の前記第1駆動電圧によって、前記第1圧電素子が駆動された回数が第1駆動回数として記憶される、
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記吐出カウント回路には、前記第1選択回路が出力する前記第1駆動電圧波形と異なる第2駆動電圧波形の前記第1駆動電圧によって、前記第1圧電素子が駆動された回数が第2駆動回数として記憶される、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記吐出制御信号に基づいて前記複数の駆動信号波形を選択し、第2駆動電圧として出力する第2選択回路と、
前記第2駆動電圧によって駆動する第2圧電素子を含み、前記第2圧電素子の駆動により液体を吐出する第2吐出部と、
を備え、
前記制御回路は、前記選択規則データに基づいて、前記第2選択回路における前記複数の駆動信号波形の選択を制御する第2駆動データを含む前記吐出制御信号を出力し、
前記吐出カウント回路には、前記第2選択回路が出力する第3駆動電圧波形の前記第2駆動電圧によって、前記第2圧電素子が駆動された回数が第3駆動回数として記憶される、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記駆動回路は、
第1動作モードにおいて、前記複数の駆動信号波形として複数の第1駆動信号波形を含む第1駆動信号を前記駆動信号として出力し、
第2動作モードにおいて、前記複数の駆動信号波形として複数の第2駆動信号波形を含む第2駆動信号を前記駆動信号として出力し、
前記制御回路は、
前記第1動作モードにおいて、前記選択規則データとして、前記第1選択回路における前記複数の第1駆動信号波形の選択規則を設定する第1選択規則データを含む前記吐出制御信号を出力し、
前記第2動作モードにおいて、前記選択規則データとして、前記第1選択回路における前記複数の第2駆動信号波形の選択規則を設定する第2選択規則データを含む前記吐出制御信号を出力し、
前記吐出カウント回路には、
前記第1動作モードにおいて、前記第1選択回路が出力する第4駆動電圧波形の前記第1駆動電圧によって、前記第1圧電素子が駆動された回数が第4駆動回数として記憶され、
前記第2動作モードにおいて、前記第1選択回路が出力する第5駆動電圧波形の前記第1駆動電圧によって、前記第1圧電素子が駆動された回数が第5駆動回数として記憶される、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第1動作モードにおいて、前記第1吐出部が吐出する液体によって媒体に形成されるドットの階調度と、前記第2動作モードにおいて、前記第1吐出部が吐出する液体によって媒体に形成されるドットの階調度と、は異なる、
ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記第1吐出部を含む複数の吐出部から所定量の液体を吐出させる第1フラッシング動作を実行する第1フラッシングモードにおいて、前記制御回路は、前記選択規則データとして前記第1フラッシング動作に対応した第1フラッシング選択規則データを含む前記吐出制御信号を出力し、前記吐出カウント回路には、前記第1フラッシング動作によって前記第1圧電素子が駆動された回数が第6駆動回数として記憶され、
前記第1吐出部を含む前記複数の吐出部から前記所定量と異なる量の液体を吐出させる第2フラッシング動作を実行する第2フラッシングモードにおいて、前記制御回路は、前記選択規則データとして前記第2フラッシング動作に対応した第2フラッシング選択規則データを含む前記吐出制御信号を出力し、前記吐出カウント回路には、前記第2フラッシング動作によって、前記第1圧電素子が駆動された回数が第7駆動回数として記憶される、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年の環境負荷低減の観点から、初期不良品や中古品などが生じた製品を再整備し、未使用の製品に準じる状態に仕上げた後、当該製品を再び市場に流通させる所謂リファービッシュ品が注目されている。このようなリファービッシュ品は、廃棄物の量を削減することが可能となり、その結果、環境負荷を低減することができる。このような取り組みに対して、インクジェットプリンターなどの液体吐出装置では、使用済みのプリントヘッドを再整備し、未使用の状態に準じる状態と仕上げることで、再生機として再び市場に流通させる取り組みがなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、液体を吐出するプリントヘッドに、プリントヘッドの使用履歴の情報を記憶することで、再利用されるプリントヘッドの状態の判別精度を向上させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-053864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、再利用されるプリントヘッドの状態の判別精度のさらなる向上の観点において、特許文献1に記載の技術のみでは十分でなく、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る液体吐出装置の一態様は、
複数の駆動信号波形を含む駆動信号を出力する駆動回路と、
吐出制御信号を出力する制御回路と、
前記吐出制御信号に基づいて前記複数の駆動信号波形を選択し、第1駆動電圧として出力する第1選択回路と、
前記第1駆動電圧によって駆動する第1圧電素子を含み、前記第1圧電素子の駆動により液体を吐出する第1吐出部と、
前記吐出制御信号が入力される吐出カウント回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記第1選択回路における前記複数の駆動信号波形の選択規則を設定する選択規則データと、前記選択規則データに基づいて、前記第1選択回路における前記複数の駆動信号波形の選択を制御する第1駆動データと、を含む前記吐出制御信号を出力し、
前記吐出カウント回路には、前記第1選択回路が出力する第1駆動電圧波形の前記第1駆動電圧によって、前記第1圧電素子が駆動された回数が第1駆動回数として記憶される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
液体吐出装置の概略構造を示す図である。
液体吐出装置の機能構成を示す図である。
吐出部の概略構成を説明するための図である。
駆動信号選択回路の構成の一例を示す図である。
ラッチ信号、チェンジ信号、クロック信号、及びヘッド制御信号の具体例について説明するための図である。
ヘッド制御信号のデータ構成の一例を示す図である。
選択制御回路の機能構成の一例を示す図である。
選択信号出力部が有するデコーダーのデコード内容の一例を示す図である。
吐出部に対応する選択回路の構成の一例を示す図である。
高速印刷モードにおける駆動信号の信号波形の一例を示す図である。
高速印刷モードにおけるヘッド制御信号の一例を示す図である。
高速印刷モードにおけるデコーダーのデコード内容を示す図である。
高速印刷モードにおける駆動信号選択回路の動作を説明するための図である

高精細印刷モードにおける駆動信号の信号波形の一例を示す図である。
高精細印刷モードにおけるヘッド制御信号の一例を示す図である。
高精細印刷モードにおけるデコーダーのデコード内容を示す図である。
高精細印刷モードにおける駆動信号選択回路の動作を説明するための図である。
第1フラッシングモードにおけるヘッド制御信号の一例を示す図である。
第1フラッシングモードにおけるデコーダーのデコード内容を示す図である。
第1フラッシングモードにおける駆動信号選択回路の動作を説明するための図である。
第2フラッシングモードにおけるヘッド制御信号の一例を示す図である。
第2フラッシングモードにおけるデコーダーのデコード内容を示す図である。
第2フラッシングモードにおける駆動信号選択回路の動作を説明するための図である。
吐出カウント回路の構成の一例を示す図である。
記憶回路の記憶領域を説明するための図である。
カウント回路の動作の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
また、本発明に係る液体吐出装置は、液体としてインクを吐出する印刷装置であって、インクジェットプリンターを例に挙げて説明するが、液体吐出装置は、インクジェットプリンターに限るものではなく、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材吐出装置、有機ELディスプレイ、面発光ディスプレイ等の電極形成に用いられる電極材料吐出装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物吐出装置等であってもよい。
【0010】
1.液体吐出装置の概要
図1は、液体吐出装置1の概略構造を示す図である。本実施形態における液体吐出装置1は、媒体Pを搬送方向に沿って搬送するとともに、搬送方向と交差する主走査方向に沿って並設されたプリントヘッド21-1~21-7が、搬送される媒体Pに対して液体の一例としてのインクを吐出することで、媒体Pに画像を形成する所謂ライン印刷方式のインクジェットプリンターである。このような液体吐出装置1は、媒体Pとして印刷用紙、樹脂フィルム、布帛等の任意の印刷対象を用いることができる。なお、液体吐出装置1は、ライン印刷方式のインクジェットプリンターに限るものではなく、シリアル印刷方式のインクジェットプリンターであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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