TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025057113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166783
出願日2023-09-28
発明の名称液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの駆動方法、液体吐出ユニット、および液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 2/015 20060101AFI20250402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷品質の低下を防止することができる、液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの駆動方法、液体吐出ユニット、および液体吐出装置を提供する。
【解決手段】本発明は、複数のノズルと、前記ノズル毎に設けられ、駆動信号が印加されて前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、前記圧電素子の電極に接続され、オンオフ制御される第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に並列接続され、オンオフ制御される第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に接続され、前記駆動信号を前記電極に印加する駆動信号源と、前記第2スイッチング素子に接続され、前記駆動信号の1サイクル終了時の電圧を前記電極に印加する電圧源と、前記駆動信号を前記圧電素子に印加する場合には前記第1スイッチング素子をオンしかつ前記第2スイッチング素子をオフし、前記駆動信号を前記圧電素子に印加しない場合には前記第1スイッチング素子をオフかつ前記第2スイッチング素子をオンする制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のノズルと、
前記ノズル毎に設けられ、駆動信号が印加されて前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、
前記圧電素子の電極に接続され、オンオフ制御される第1スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子に並列接続され、オンオフ制御される第2スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子に接続され、前記駆動信号を前記電極に印加する駆動信号源と、
前記第2スイッチング素子に接続され、前記駆動信号の1サイクル終了時の電圧を前記電極に印加する電圧源と、
前記駆動信号を前記圧電素子に印加する場合には前記第1スイッチング素子をオンしかつ前記第2スイッチング素子をオフし、前記駆動信号を前記圧電素子に印加しない場合には前記第1スイッチング素子をオフかつ前記第2スイッチング素子をオンする制御部と、
を備える、液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記電圧源により印加される電圧は、中間電位である、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記制御部は、前記ノズル毎に、前記第1スイッチング素子をオフするタイミングをずらす、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
複数のノズルと、前記ノズル毎に設けられ、駆動信号が印加されて前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、前記圧電素子の電極に接続され、オンオフ制御される第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に並列接続され、オンオフ制御される第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に接続され、前記駆動信号を前記電極に印加する駆動信号源と、前記第2スイッチング素子に接続され、前記駆動信号の1サイクル終了時の電圧を前記電極に印加する電圧源と、を有する液体吐出ヘッドの駆動方法であって、
前記駆動信号を前記圧電素子に印加する場合には前記第1スイッチング素子をオンしかつ前記第2スイッチング素子をオフするステップと、
前記駆動信号を前記圧電素子に印加しない場合には前記第1スイッチング素子をオフかつ前記第2スイッチング素子をオンするステップと、
を含む、液体吐出ヘッドの駆動方法。
【請求項5】
複数のノズルと、
前記ノズル毎に設けられ、駆動信号が印加されて前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、
前記圧電素子の電極に接続され、オンオフ制御される第1スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子に並列接続され、オンオフ制御される第2スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子に接続され、前記駆動信号を前記電極に印加する駆動信号源と、
前記第2スイッチング素子に接続され、前記駆動信号の1サイクル終了時の電圧を前記電極に印加する電圧源と、
前記駆動信号を前記圧電素子に印加する場合には前記第1スイッチング素子をオンしかつ前記第2スイッチング素子をオフし、前記駆動信号を前記圧電素子に印加しない場合には前記第1スイッチング素子をオフかつ前記第2スイッチング素子をオンする制御部と、
を備える、液体吐出ユニット。
【請求項6】
複数のノズルと、
前記ノズル毎に設けられ、駆動信号が印加されて前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、
前記圧電素子の電極に接続され、オンオフ制御される第1スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子に並列接続され、オンオフ制御される第2スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子に接続され、前記駆動信号を前記電極に印加する駆動信号源と、
前記第2スイッチング素子に接続され、前記駆動信号の1サイクル終了時の電圧を前記電極に印加する電圧源と、
前記駆動信号を前記圧電素子に印加する場合には前記第1スイッチング素子をオンしかつ前記第2スイッチング素子をオフし、前記駆動信号を前記圧電素子に印加しない場合には前記第1スイッチング素子をオフかつ前記第2スイッチング素子をオンする制御部と、
を備える、液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの駆動方法、液体吐出ユニット、および液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタ等の液滴吐出装置には、1種類の駆動波形を生成し、その駆動波形の中から、インク(液滴の一例)の吐出に使用する部分だけ、アナログスイッチをONして、液体吐出ヘッドのピエゾ(圧電素子)に供給し、液体吐出ヘッドのノズルからインクを吐出する方法がある。アナログスイッチは、インクジェットヘッドのノズル数分だけあり数が多いため、全数同時にスイッチングすると、大きなノイズが発生して誤動作の原因となるため、スイッチングタイミングをch毎にずらして同時にスイッチングする数を減らす回路としている。この回路は、スイッチングタイミングをずらしているため、全chのアナログスイッチをONまたはOFFするためには、例えば、数100nsの時間がかかる。
【0003】
液滴吐出装置が生成する駆動波形は、ピエゾの静電容量等の影響により電圧の立ち上がり部分に数μsの波形なまりがあり、中間電位で安定するまで時間がかかる。中間電位で安定するまでアナログスイッチをONまたはOFFするタイミングをのばすと、駆動波形が長くなり、駆動周波数を上げることができず、印刷速度が低下してしまうため、駆動波形が中間電位に到達する以前にアナログスイッチをOFFしている。アナログスイッチをOFFした時のピエゾの印加電圧は、アナログスイッチのOFFのタイミングのばらつきにより、駆動ch毎に異なり、吐出特性のch間でのばらつきとなり印刷品質を低下させている。
【0004】
例えば、特許文献1には、液室およびノズルの特性に起因する複数のノズル間の吐出体積のばらつきを抑える目的で、各液室およびノズルの特性に応じて、各駆動波形の中間電圧を、夫々の駆動素子ごとに独立に補正する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、アナログスイッチをOFFした時のピエゾの印加電圧のばらつきによって吐出特性にch間のばらつきが生じて、印刷品質を低下させる。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷品質の低下を防止することができる、液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの駆動方法、液体吐出ユニット、および液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のノズルと、前記ノズル毎に設けられ、駆動信号が印加されて前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、前記圧電素子の電極に接続され、オンオフ制御される第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に並列接続され、オンオフ制御される第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に接続され、前記駆動信号を前記電極に印加する駆動信号源と、前記第2スイッチング素子に接続され、前記駆動信号の1サイクル終了時の電圧を前記電極に印加する電圧源と、前記駆動信号を前記圧電素子に印加する場合には前記第1スイッチング素子をオンしかつ前記第2スイッチング素子をオフし、前記駆動信号を前記圧電素子に印加しない場合には前記第1スイッチング素子をオフかつ前記第2スイッチング素子をオンする制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、印刷品質の低下を防止することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタの全体構成の一例を模式的に示す図である。
図2は、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタの全体構成の一例を模式的に示す図である。
図3は、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタにおいて生成される駆動波形の一例を示す図である。
図4は、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタにおいてピエゾに印加される駆動電圧の一例を示す図である。
図5は、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタにおける駆動波形の切替回路の一例を示す図である。
図6は、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタにおけるASWのオンオフのタイミングチャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの駆動方法、液体吐出ユニット、および液体吐出装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社リコー
表示端末、表示方法、及びプログラム
3日前
株式会社リコー
表示装置、表示方法、プログラム及び情報処理システム
3日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム
3日前
株式会社リコー
収容容器及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
プログラム、操作端末、方法及びシステム
3日前
東レ株式会社
凸版印刷版原版
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
4か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
1か月前
三光株式会社
感熱記録材料
6日前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
5か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
16日前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像形成システム
4か月前
キヤノン電子株式会社
サーマルプリンタ
16日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る