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公開番号
2025056917
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166451
出願日
2023-09-27
発明の名称
電源起動監視回路
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G05F
1/56 20060101AFI20250401BHJP(制御;調整)
要約
【課題】外部電源の起動に際して追加の電源回路の起動を監視できる電源起動監視回路を提供する。
【解決手段】電源起動監視回路11は、第1バイアス回路21及び第1ソースフォロア回路23を含む第1電源回路13であって、第1バイアス回路21は第1電源線19bから第2電源線19cへの第1方向に直列接続される第1電流源25及び第1負荷回路27、並びに第1モニタ出力21cを含む、第1電源回路13と、第2バイアス回路31及び第2ソースフォロア回路33を含む第2電源回路15であって、第2バイアス回路31は第1方向に直列接続される第2電流源35b、レベルシフトデバイス35b、第2負荷回路及びレベルシフト回路、並びに第2モニタ出力31cを含む、第2電源回路15と、電源電圧の起動の際の第1モニタ出力21cの電圧変化と第2モニタ出力31cの電圧変化との違いに基づき電源電圧の起動を検知する検知回路17とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電源線と前記第1電源線と異なる第2電源線との間に接続される第1バイアス回路、及び、第1電源出力を有する第1ソースフォロア回路を含む第1電源回路であって、前記第1バイアス回路は、前記第1電源線及び前記第2電源線の一方から他方への方向に直列に接続される第1部分及び第2部分、並びに第1モニタ出力を含み、前記第1部分は第1電流源を含み、前記第2部分は第1負荷回路を含み、前記第1モニタ出力は前記第1部分及び前記第2部分の第1共有ノードに接続され、前記第1モニタ出力は、前記第1ソースフォロア回路の入力に接続される、第1電源回路と、
前記第1電源線と前記第2電源線との間に接続される第2バイアス回路、及び、第2電源出力を有する第2ソースフォロア回路を含む第2電源回路であって、前記第2バイアス回路は、前記第1電源線及び前記第2電源線の一方から他方への方向に直列に接続される第1部分及び第2部分、並びに第2モニタ出力を含み、前記第1部分は、直列に接続される第2電流源及び少なくとも1つの第1レベルシフトデバイスを含み、前記第2部分は、直列に接続される第2負荷回路及び少なくとも1つの第2レベルシフトデバイスを含み、前記第2モニタ出力は、前記第1部分及び前記第2部分の第2共有ノードに接続され、前記第2モニタ出力は、前記第2ソースフォロア回路の入力に接続される、第2電源回路と、
前記第2電源線、前記第1モニタ出力及び前記第2モニタ出力に接続される検知回路であって、前記検知回路は、前記第2電源線と前記第1モニタ出力との間の電位差及び前記第2電源線と前記第2モニタ出力との間の電位差のうちの大きい電位差を越えない電圧において動作するように構成され、前記検知回路は、前記第1電源線及び前記第2電源線に係る電源電圧の起動を前記第1モニタ出力の電圧変化と前記第2モニタ出力の電圧変化との違いに基づき検知して検知結果を提供する検知出力を有し、前記違いは、前記電源電圧の起動に際して生じる、検知回路と、
を備える、
電源起動監視回路。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記検知回路は、前記第1モニタ出力と前記第2電源線との間に接続されると共に第1出力を有する第1回路、及び前記第2モニタ出力と前記第2電源線との間に接続されると共に第2出力を有する第2回路を含み、
前記第1回路は、前記第2電源線から前記第1モニタ出力への方向に直列に接続された第2電流源及び第1導電型の第1トランジスタを含み、
前記第1出力は、前記第2電流源及び前記第1トランジスタの共有ノードに接続され、
前記第2回路は、前記第2電源線から前記第2モニタ出力への方向に直列に接続された負荷回路及び前記第1導電型の第2トランジスタを含み、
前記第2出力は、前記負荷回路及び前記第2トランジスタの共有ノードに接続され、
前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのゲートは互いに接続される、
請求項1に記載された電源起動監視回路。
【請求項3】
前記第1ソースフォロア回路は、前記第1導電型と異なる第2導電型のソースフォロアトランジスタを含み、前記第1ソースフォロア回路の前記ソースフォロアトランジスタは、前記第1モニタ出力に接続されたゲート及び前記第1電源線に接続されたドレインを有し、
前記第2ソースフォロア回路は、前記第2導電型のソースフォロアトランジスタを含み、前記第2ソースフォロア回路の前記ソースフォロアトランジスタは、前記第2モニタ出力に接続されたゲート及び前記第1電源線に接続されたドレインを有する、
請求項2に記載された電源起動監視回路。
【請求項4】
前記検知回路は、前記第1回路の前記第1出力及び前記第2回路の前記第2出力にそれぞれ接続される第1入力及び第2入力を有する判定回路を含み、
前記判定回路は、前記第1入力及び前記第2入力に接続される比較回路を含む、
請求項2に記載された電源起動監視回路。
【請求項5】
前記第2回路の前記負荷回路は、前記第2回路の前記第2出力に接続されたゲート及びドレインを有する第3トランジスタを含み、
前記比較回路は、前記第1導電型の第4トランジスタ及び前記第1導電型と異なる第2導電型の第5トランジスタを含み、
前記第4トランジスタ及び前記第5トランジスタは、前記第2電源線から前記第1モニタ出力への方向に直列に接続され、
前記第4トランジスタは、前記第1回路の前記第1出力からの信号に応答して動作し、
前記第5トランジスタは、前記第2回路の前記第2出力からの信号に応答して動作する、
請求項4に記載された電源起動監視回路。
【請求項6】
前記比較回路は、前記第1モニタ出力と前記第2電源線との間に接続される、
請求項4に記載された電源起動監視回路。
【請求項7】
前記検知回路は、出力回路を含み、
前記出力回路は、前記第2モニタ出力と前記第2電源線との間に直列に接続される第6トランジスタ及び負荷回路を含み、
前記出力回路は、前記比較回路からの比較信号を増幅するように構成される、
請求項4に記載された電源起動監視回路。
【請求項8】
前記第1負荷回路は、第1ツェナーダイオードを含み、
前記第2負荷回路は、第2ツェナーダイオードを含み、
少なくとも1つの前記第2レベルシフトデバイスは、ダイオードを含む、
請求項1に記載された電源起動監視回路。
【請求項9】
少なくとも1つの前記第1レベルシフトデバイスは、少なくとも1つのディプリーショントランジスタを含む、
請求項1に記載された電源起動監視回路。
【請求項10】
第1入力及び第2入力を有するレギュレータを更に備え、
前記レギュレータは、
前記第1電源回路から給電される第1信号生成回路、
前記第2電源回路から給電される第2信号生成回路、及び
前記第1電源線と前記第2電源線との間に接続される給電回路、
を含む、
請求項1に記載された電源起動監視回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源起動監視回路に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シリーズレギュレータを開示する。このシリーズレギュレータは、ソースフォロアを備える。このソースフォロアは、差動アンプ、互いに接続されたゲート及びドレインを有するレベルシフトトランジスタを含むレベルシフタ、並びに、出力トランジスタを含む。差動アンプは、基準電圧を受ける非反転入力端子、帰還電圧を受ける反転入力端子及び増幅出力端子を有する増幅段を備える。反転入力端子は、ソースフォロアのフォロア出力端子に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-215906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
半導体装置は、外部からの電源の印加に応答して起動する。半導体装置は、外部電源の電圧から降圧するレギュレータ回路を内蔵して、このレギュレータ回路が、レギュレータ回路と一緒に集積された内部回路に電源を供給する。半導体装置は、外部電源の電圧に耐える高耐圧構造のトランジスタと、レギュレータ回路からの出力電圧に耐える低耐圧構造のトランジスタとを含む。高耐圧構造のトランジスタは、素子サイズ及び素子間距離の観点で、大きな面積を必要とする。半導体装置における高耐圧構造のトランジスタの数は、半導体装置のサイズに関連付けられる。
【0005】
半導体装置は、レギュレータ回路内の別回路へ低い電圧を供給するための追加の電源回路を用いることができる。レギュレータ回路は、外部電源の起動に応答して動作する一方で、追加の電源回路も、外部電源の起動に応答して動作する。追加の電源回路の起動は、外部電源の起動における電源の立ち上がりの速度に依存する一方で、追加の電源回路の起動速度は、レギュレータ回路の起動速度と独立している。
【0006】
本発明は、外部電源の起動に際して追加の電源回路の起動を監視できる電源起動監視回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様に係る電源起動監視回路は、第1電源線と前記第1電源線と異なる第2電源線との間に接続される第1バイアス回路、及び、第1電源出力を有する第1ソースフォロア回路を含む第1電源回路であって、前記第1バイアス回路は、前記第1電源線及び前記第2電源線の一方から他方への方向に直列に接続される第1部分及び第2部分、並びに第1モニタ出力を含み、前記第1部分は第1電流源を含み、前記第2部分は第1負荷回路を含み、前記第1モニタ出力は前記第1部分及び前記第2部分の第1共有ノードに接続され、前記第1モニタ出力は、前記第1ソースフォロア回路の入力に接続される、第1電源回路と、前記第1電源線と前記第2電源線との間に接続される第2バイアス回路、及び、第2電源出力を有する第2ソースフォロア回路を含む第2電源回路であって、前記第2バイアス回路は、前記第1電源線及び前記第2電源線の一方から他方への方向に直列に接続される第1部分及び第2部分、並びに第2モニタ出力を含み、前記第1部分は、直列に接続される第2電流源及び少なくとも1つの第1レベルシフトデバイスを含み、前記第2部分は、直列に接続される第2負荷回路及び少なくとも1つの第2レベルシフトデバイスを含み、前記第2モニタ出力は、前記第1部分及び前記第2部分の第2共有ノードに接続され、前記第2モニタ出力は、前記第2ソースフォロア回路の入力に接続される、第2電源回路と、前記第2電源線、前記第1モニタ出力及び前記第2モニタ出力に接続される検知回路であって、前記検知回路は、前記第2電源線と前記第1モニタ出力との間の電位差及び前記第2電源線と前記第2モニタ出力との間の電位差のうちの大きい電位差を越えない電圧において動作するように構成され、前記検知回路は、前記第1電源線及び前記第2電源線に係る電源電圧の起動を前記第1モニタ出力の電圧変化と前記第2モニタ出力の電圧変化との違いに基づき検知して検知結果を提供する検知出力を有し、前記違いは、前記電源電圧の起動に際して生じる、検知回路と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
上記の態様によれば、外部電源の起動に際して追加の電源回路の起動を監視できる電源起動監視回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る電源起動監視回路を概略的に示す図面である。
図2は、例示的な第1バイアス回路の第1モニタ出力及び例示的な第2バイアス回路の第2モニタ出力の電圧が電源電圧の上昇に対してどのように変化するかを示す図面である。
図3は、例示的な検知回路の出力特性を示す図面である。
図4は、本実施形態の図面及び記述のトランジスタに使用される電界効果トランジスタの端子名と電界効果トランジスタの回路シンボルとを示す図面である。
図5は、例示的な電源起動監視回路を示す回路図である。
図6は、図5の電源監視回路を含まない回路を示す回路図である。
図7は、図6に示される回路におけるリセット回路の動作を示す図面である。
図8は、電源監視回路、簡易電源回路、及びレギュレータを含む回路を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明を実施するための実施形態について説明する。引き続く説明において、同一の部分には、同一の符号を付して複写的な説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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