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公開番号2025054572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163688
出願日2023-09-26
発明の名称洗濯乾燥機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20250331BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】 ヒートポンプユニットの加熱効率を改善した洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】 筐体内に配置した外槽と、該外槽内に回転自在に配置した内槽と、該内槽に空気を送り込む送風機と、除湿部と加熱部を配置した熱交換室と圧縮機を配置した機械室を有するヒートポンプユニットと、前記送風機と前記内槽を接続する第一風路と、前記外槽と前記ヒートポンプユニットを接続する第二風路と、を具備する洗濯乾燥機であって、前記ヒートポンプユニットの前記熱交換室から、前記送風機、前記第一風路、前記内槽、前記外槽、前記第二風路を経由して、前記熱交換室に戻る循環風路が形成されており、前記ヒートポンプユニットの前記熱交換室は、前記加熱部の上流側の上面に第一吸気口を有するとともに、前記加熱部の上流側であって前記機械室側の側面に第二吸気口を有する洗濯乾燥機。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に配置した外槽と、
該外槽内に回転自在に配置した内槽と、
該内槽に空気を送り込む送風機と、
除湿部と加熱部を配置した熱交換室と圧縮機を配置した機械室を有するヒートポンプユニットと、
前記送風機と前記内槽を接続する第一風路と、
前記外槽と前記ヒートポンプユニットを接続する第二風路と、
を具備する洗濯乾燥機であって、
前記ヒートポンプユニットの前記熱交換室から、前記送風機、前記第一風路、前記内槽、前記外槽、前記第二風路を経由して、前記熱交換室に戻る循環風路が形成されており、
前記ヒートポンプユニットの前記熱交換室は、
前記加熱部の上流側の上面に第一吸気口を有するとともに、
前記加熱部の上流側であって側面に第二吸気口を有することを特徴とする洗濯乾燥機。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
前記第二吸気口は、前記機械室側の側面に配置されることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項3】
請求項2に記載の洗濯乾燥機において、
前記第一吸気口と前記第二吸気口は、前記除湿部の下流側に配置されることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の洗濯乾燥機において、
前記第一吸気口はメッシュ状の吸気口であり、
前記第二吸気口は多数の小孔からなる吸気口であることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項5】
請求項4に記載の洗濯乾燥機において、
前記多数の小孔は、上方のものほど小さく、下方のものほど大きいことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項6】
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の洗濯乾燥機において、
前記第一吸気口はメッシュ状の吸気口であり、
前記第二吸気口は上方の幅が狭く、下方の幅が広い一つの孔で構成した吸気口であることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項7】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
前記第二吸気口は、前記機械室側の側面と対向する側面に配置されることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項8】
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の洗濯乾燥機において、
前記ヒートポンプユニットの前記熱交換室は、
前記加熱部の上流側であって前記機械室側の側面と対向する側面に第三吸気口を有することを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項9】
請求項8に記載の洗濯乾燥機において、
前記第三吸気口は、外側に配置したメッシュ状の吸気口と、内側に配置した多数の小孔からなる吸気口からなる、二重構造の吸気口であることを特徴とする洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒートポンプ式の洗濯乾燥機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ヒートポンプを利用して生成した熱風を吹き付けることで濡れた衣類を乾燥させる衣類乾燥機として、特許文献1の衣類乾燥機が知られている。例えば、同文献の要約書には、課題として「圧縮機が過度に高温となることを抑制することができるとともに乾燥効率を向上させることができる衣類乾燥機を提供する。」と記載されており、解決手段として「衣類乾燥機は、循環風路内において循環する空気の上流側に蒸発器を下流側に凝縮器を夫々収容配置するとともに、前記循環風路外に圧縮機を配置している。この循環風路外において、圧縮機の周りを囲う囲い部を、循環風路に対し蒸発器と凝縮器との間の位置で連通するように設ける。囲い部は、外気を取り込むための第1開口を有し、その第1開口から取り込んだ外気を、当該囲い部内を通して前記連通する位置から循環風路内へ吸入する吸気部として構成されている。」と記載されている。
【0003】
また、同文献の段落0024には「図2に示すように、前記熱交換器用ダクト16内には、ヒートポンプ30の凝縮器31と蒸発器32が配設されている。ヒートポンプ30は、周知のように、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機33と、圧縮機33から吐出された高温高圧の冷媒を放熱して凝縮させて液化させる凝縮器31と、この凝縮器31で液化した冷媒を減圧する絞り装置34と、この絞り装置34を通った冷媒を蒸発させる蒸発器32と、冷媒の圧縮機33への安定流入を図るアキュムレータ35とを、冷媒流路30aでサイクル接続した冷凍サイクルとして構成されている。」との記載があり、段落0031には「他方、囲い部37において、右壁37a側の対角の隅部には、吸気口39aが設けられている。吸気口39aは、底壁37dと上壁37eとにわたって切欠くようにして形成されており、囲い部37外(外箱2内)の空気つまり外気を取り込む第1開口に相当する。囲い部37において、吸気口39aと連通孔39bは、常には開放されている。これにより、ファンモータ21bの運転時に、排気ダンパ29が排気口28aを開放して循環風の一部が排気されることに伴い、外気を、囲い部37の吸気口39aから取り込み(図5の矢印D2参照)、圧縮機33の周りを通して、連通孔39bの部分から循環風路12のダクト16内へ吸入する。」との記載がある。
【0004】
このように、引用文献1の衣類乾燥機では、同文献の図2や図5でも示されるように、ヒートポンプ30の凝縮器31と蒸発器32の間に配置した連通孔39bを介し、凝縮器31の上流に外部から取り込んだ常温外気を供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-10959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の図2、図5等から明らかなように、同文献の連通孔39bは、ヒートポンプ30の一面のみに設けた比較的狭い開口であるため、連通孔39bから取り込んだ常温外気には次の特性があった。すなわち、第一に、狭い連通孔39bから取り込んだ常温外気は、広い開口から同じ量の常温外気を取り込んだ場合に比べ、相対的に風速が速くなるという特性があった。また、第二に、連通孔39bは凝縮器31の一辺とのみ近接しているため、凝縮器31を通過した常温外気は、凝縮器31の一辺近傍に集中するという特性があった。
【0007】
そして、第一の特性は、高速の常温外気が凝縮器31を通過する時間(すなわち、常温外気と凝縮器31の熱交換時間)の短縮を招き、その結果として、ヒートポンプ30の加熱効率低下が発生していた。また、第一の特性は、高速の常温外気が連通孔39bの上流の蒸発器32に付着した結露水を飛散させ、飛散した結露水の凝縮器31での再蒸発を招き、その結果としても、ヒートポンプ30の加熱効率低下が発生していた。さらに、第二の特性は、凝縮器31が常温外気と熱交換する領域を狭めるため、その結果としても、ヒートポンプ30の加熱効率低下が発生していた。
【0008】
そこで、本発明は、ヒートポンプユニットの吸気口から取り込んだ常温外気の風速を抑制するとともに、その吸気口から取り込んだ常温外気の風速分布の偏りを抑制することで、ヒートポンプユニットの加熱効率を改善した洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明の洗濯乾燥機を、筐体内に配置した外槽と、該外槽内に回転自在に配置した内槽と、該内槽に空気を送り込む送風機と、除湿部と加熱部を配置した熱交換室と圧縮機を配置した機械室を有するヒートポンプユニットと、前記送風機と前記内槽を接続する第一風路と、前記外槽と前記ヒートポンプユニットを接続する第二風路と、を具備する洗濯乾燥機であって、前記ヒートポンプユニットの前記熱交換室から、前記送風機、前記第一風路、前記内槽、前記外槽、前記第二風路を経由して、前記熱交換室に戻る循環風路が形成されており、前記ヒートポンプユニットの前記熱交換室は、前記加熱部の上流側の上面に第一吸気口を有するとともに、前記加熱部の上流側であって前記機械室側の側面に第二吸気口を有する洗濯乾燥機とした。
【発明の効果】
【0010】
本発明の洗濯乾燥機によれば、ヒートポンプユニットの吸気口から取り込んだ常温外気の風速を抑制するとともに、その吸気口から取り込んだ常温外気の風速分布の偏りを抑制することで、ヒートポンプユニットの加熱効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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