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公開番号2025052794
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161699
出願日2023-09-25
発明の名称インクジェット印字装置
出願人株式会社ミヤコシ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250328BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッド部の着脱が容易であり、且つ、ヘッド部の取り付時に、印字精度がバラつくことを抑制する。
【解決手段】ヘッド本体部及びベース部21からなる複数のヘッド部と、ベース部を下から支持するためのラインブロックフレーム22と、ベース部をラインブロックフレーム側に付勢した状態でラインブロックフレームに取り付けるための付勢装置23と、を有し、付勢装置が、ラインブロックフレームに取り付けられた軸部30と、軸部に沿う上下移動が可能となるように、軸受け部30a1を介して取り付けられたブラケット部31と、ブラケット部を下方に付勢するためのバネ部32と、ブラケット部から下方に突出したロックピン33とを有し、付勢時には、ベース部の上面にロックピンが配置され、付勢解除時には、ロックピンが上方に持ち上げられる構成とすることにより、ヘッド部の着脱容易化と、印字精度のバラツキ抑制を可能とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出可能な印字部を有するインクジェット印字装置において、
前記印字部が、ヘッド本体部及び該ヘッド本体部の周縁に設けられたベース部からなる複数のヘッド部と、前記ベース部を下から支持するためのラインブロックフレームと、前記ベース部を前記ラインブロックフレーム側に付勢した状態で前記ラインブロックフレームに取り付けるための付勢装置と、を有し、
前記付勢装置が、前記ラインブロックフレームに取り付けられた上下方向に延びる軸部と、前記軸部に沿う上下移動が可能となるように、前記軸部に、軸受け部を介して取り付けられたブラケット部と、前記軸部に取り付けられ、前記ブラケット部を下方に付勢するためのバネ部と、前記ブラケット部に取り付けられ、該ブラケット部から下方に突出したロックピンとを有し、
付勢時には、前記ベース部の上面に、前記ロックピンが配置され、
付勢解除時には、前記ロックピンが上方に持ち上げられるインクジェット印字装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記付勢装置が、前記ブラケット部に取り付けられ、該ブラケット部から上方に突出した把持部を更に有し、
該把持部を持ち上げることにより、該把持部、前記ブラケット部及び前記ロックピンが一体となって持ち上げられる請求項1記載のインクジェット印字装置。
【請求項3】
前記ブラケット部が、前記軸部に沿う上下移動、及び、前記軸部を中心とする回転移動が可能となるように、前記軸部に、軸受け部を介して取り付けられたものであり、
付勢時には、前記ベース部の上面に、前記ロックピンが配置され、
付勢解除時には、前記ロックピンを上方に持ち上げると共に、前記ブラケット部を回転させ、前記ラインブロックフレームの上面に設けられた待機位置に、前記ロックピンが配置される請求項1記載のインクジェット印字装置。
【請求項4】
前記待機位置が、前記ラインブロックフレームの上面側に設けられた止まり穴であり、
前記止まり穴の上端面が、前記待機位置に配置した場合の前記ロックピンの下端面よりも上に位置している請求項3記載のインクジェット印字装置。
【請求項5】
前記付勢装置が、前記ブラケット部に設けられ、該ブラケット部から下方に突出したブロック部を更に有し、
前記ロックピンが前記待機位置に配置された場合、前記ラインブロックフレームの上面に前記ブロック部が配置される請求項3記載のインクジェット印字装置。
【請求項6】
前記軸部が、円柱状の径小軸部と、該径小軸部の上部に設けられ該径小軸部よりも径が大きい径大軸部とを有し、
前記バネ部が、前記径小軸部に挿通され、前記径大軸部と前記ブラケット部との間で挟持されており、
前記バネ部が、コイルバネと、該コイルバネと連続するように該コイルバネの下側に配置された皿バネとからなる請求項1記載のインクジェット印字装置。
【請求項7】
前記ベース部が、前記ラインブロックフレームに設けられた基準ピンに当接されることで位置決めされており、
前記位置決めがされた状態で、前記付勢装置が取り付けられている請求項1記載のインクジェット印字装置。
【請求項8】
前記ベース部が上面視矩形状であり、
前記ラインブロックフレームには、前記ベース部の一方の長辺側側面に当接可能な位置に第1偏心ピン、他方の長辺側側面に当接可能な位置に第1プレッシャーピン、一方の短辺側側面に当接可能な位置に第2偏心ピン、及び、他方の短辺側側面に当接可能な位置に第2プレッシャーピン、が取り付けられており、
前記第1プレッシャーピンが前記ベース部を短手方向に付勢するものであり、
前記第2プレッシャーピンが前記ベース部を長手方向に付勢するものであり、
前記第1偏心ピン及び/又は前記第2偏心ピンを回転させることで、前記ベース部の位置を微調整するものである請求項1記載のインクジェット印字装置。
【請求項9】
前記バネ部が前記ベース部を下方に付勢する力が、前記第1プレッシャーピン若しくは前記第2プレッシャーピンが前記ベース部を横方向に付勢する力より小さい請求項8記載のインクジェット印字装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクを吐出可能なヘッド部を有するインクジェット印字装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ラインヘッド方式のインクジェット印字装置においては、ヘッド部が固定されており、ヘッド部の下方を通過する被印字媒体に、ヘッド部から微滴化したインクが吐出されることで印字が行われる。
また、ヘッド部は、一般に、複数が同時に用いられるものであり、その取り付け構造には様々なものが存在している。
【0003】
例えば、キャリッジ9に、複数の短尺ヘッド11を千鳥状に配置してなるラインヘッドを取り付けたヘッド用基板12を取り付け、このキャリッジの下側に位置する被記録体2に上記ラインヘッドにてインクジェット記録を行うインクジェット記録装置(インクジェット印字装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるインクジェット印字装置において、各短尺ヘッド11(ヘッド部)のヘッド取り付け面27への取り付けは、短尺ヘッドの長手方向両側に設けたフランジ29a,29bを、ヘッド取り付け面27にねじ込む固定ねじ30,30にて締結することによって行われる。
【0004】
また、多数のインクジェットノズルを列状に設けたラインヘッドを印字方向に複数配置してなるインクジェット印字装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
かかるインクジェット印字装置においては、ラインヘッド3(ヘッド部)の両側のフランジ5,7の上面を押さえて固定する第1・第2の固定ピン17,18が設けてあり、この各固定ピン17,18が固着されたブラケット19,20を固定ボルト21,22にてラインヘッドフレーム2に固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-173232号公報
特開2011-152708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1及び2の記載のインクジェット印字装置においては、ヘッド部を固定ねじや固定ボルトで取り付けているため、ヘッド部の着脱に手間がかかり、メンテナンス作業等の効率が極めて悪いという欠点がある。
また、ヘッド部の取り付けを行う度に、ボルトの締め付け具合が変わるため、印字の精度がバラつくという欠点もある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ヘッド部の着脱を容易に行うことができ、且つ、ヘッド部の取り付けの度に、印字の精度がバラつくことを極力抑制することができるインクジェット印字装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、印字部がベース部をラインブロックフレーム側に付勢した状態でヘッド部をラインブロックフレームに取り付けるための付勢装置を有することにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、インクを吐出可能な印字部を有するインクジェット印字装置において、印字部が、ヘッド本体部及び該ヘッド本体部の周縁に設けられたベース部からなる複数のヘッド部と、ベース部を下から支持するためのラインブロックフレームと、ベース部をラインブロックフレーム側に付勢した状態でラインブロックフレームに取り付けるための付勢装置と、を有し、付勢装置が、ラインブロックフレームに取り付けられた上下方向に延びる軸部と、軸部に沿う上下移動が可能となるように、軸部に、軸受け部を介して取り付けられたブラケット部と、軸部に取り付けられ、ブラケット部を下方に付勢するためのバネ部と、ブラケット部に取り付けられ、該ブラケット部から下方に突出したロックピンとを有し、付勢時には、ベース部の上面に、ロックピンが配置され、付勢解除時には、ロックピンが上方に持ち上げられるインクジェット印字装置である。
【0010】
本発明のインクジェット印字装置においては、付勢装置が、ブラケット部に取り付けられ、該ブラケット部から上方に突出した把持部を更に有し、該把持部を持ち上げることにより、該把持部、ブラケット部及びロックピンが一体となって持ち上げられるようになっていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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