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公開番号2025050550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159403
出願日2023-09-25
発明の名称開閉装置、および、それを備えた電子機器
出願人下西技研工業株式会社
代理人
主分類F16C 11/04 20060101AFI20250328BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】強度を向上させた開閉装置、および、それを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】ヒンジ1は、スライダ保持部材21と、対向する一対の側面部211および背面部212で囲まれた空間に、スライダ保持部材21を収容し、一対の側面部211に設けられた回転軸部材23を介してスライダ保持部材21の端部に回転可能に連結されたリフト部材22と、を備える。ヒンジ1は、背面部222がスライダ保持部材21に対して、離隔する開き方向および接近する閉じ方向に、リフト部材22が回転する。ヒンジ1は、軸方向に沿って、第二スライド部材42と、スライダ保持部材21の端部側へ押圧された第二スライド部材42から押圧されるリフト側受圧部材24と、スライダ保持部材21と一対の側面部221との間に設けられ、一対の側面部221が互いの方向へ傾斜することを防止する、傾斜防止部216と、を備えている。
【選択図】 図9


特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に長く延びた角筒状の第一回転部材と、対向する一対の側面部、および、前記一対の側面部を繋ぐ背面部で囲まれた空間に、前記第一回転部材を収容し、前記一対の側面部に設けられた回転軸部材を介して前記第一回転部材の端部に回転可能に連結された第二回転部材と、を備え、前記背面部が前記第一回転部材に対して、離隔する開き方向および接近する閉じ方向に、前記第二回転部材が回転する、開閉装置であって、
前記軸方向に沿って、前記第一回転部材の端部に対して接近する方向および離隔する方向に移動可能に前記第一回転部材に保持され、弾性力で前記第一回転部材の端部側へ押圧されるスライド部材と、
前記回転軸部材を挟んで前記背面部と反対側の位置で前記一対の側面部を繋ぐように設けられ、前記第一回転部材の端部側へ押圧された前記スライド部材から押圧される受圧部材と、
前記第一回転部材と、前記第二回転部材の前記一対の側面部との間に設けられ、前記一対の側面部が互いの方向へ傾斜することを防止する、傾斜防止部と、
を備えている、開閉装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記傾斜防止部は、
前記第二回転部材の前記一対の側面部と対向している前記第一回転部材の面から、前記一対の側面部側へ突出して設けられている、
請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記傾斜防止部は、
前記第二回転部材が前記開き方向へ回転しきった状態で、前記第二回転部材の前記一対の側面部と対向している位置に設けられている、
請求項2に記載の開閉装置。
【請求項4】
前記傾斜防止部は、
前記第一回転部材と対向する前記第二回転部材の前記一対の側面部に設けられている、
請求項1に記載の開閉装置。
【請求項5】
請求項1に記載の開閉装置を備え、本体部と蓋部とが開閉する電子機器であって、
前記本体部と前記蓋部とが前記開閉装置で連結された、
電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉装置、および、それを備えた電子機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複写機などの事務機器は、一般的に、本体部に対して蓋部が開閉可能な構成となっている。特許文献1には、本体部と蓋部とを開閉可能に連結する開閉装置が開示されている。特許文献1には、複合機のコンタクトガラスに読み取る原稿をセットし、原稿圧着板(蓋部)を閉じたときに、原稿の厚さに関係なく原稿をコンタクトガラスに密着させることができる開閉装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の開閉装置は、複写機本体に取り付けられる取付部材と、取付部材に回転自在に連結される支持部材と、支持部材に回転自在に連結された状態で原稿圧着板を取り付けるリフト部材と、を備えている。そして、この開閉装置は、リフト部材を支持部材とは異なる方向へ回転させることで、原稿圧着板の水平位置の調節を可能としている。これにより、コンタクトガラスに置かれた原稿を原稿圧着板でコンタクトガラスに押し付けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-035180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の開閉装置は、リフト部材に設けたピン状の作動部材を、付勢したカムスライダーで押圧することで、リフト部材の回転速度を低減している。このピン状の作動部材は、軸方向に直交する方向へ押圧されることで湾曲することがある。そうすると、作動部材を支持するリフト部材の側面は、湾曲方向に引っ張られて傾斜し、変形するおそれがある。このため、開閉装置は、その強度向上が望まれる。
【0006】
そこで、本発明は、強度を向上させた開閉装置、および、それを備えた電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明は、軸方向に長く延びた角筒状の第一回転部材と、対向する一対の側面部、および、前記一対の側面部を繋ぐ背面部で囲まれた空間に、前記第一回転部材を収容し、前記一対の側面部に設けられた回転軸部材を介して前記第一回転部材の端部に回転可能に連結された第二回転部材と、を備え、前記背面部が前記第一回転部材に対して、離隔する開き方向および接近する閉じ方向に、前記第二回転部材が回転する、開閉装置であって、
前記軸方向に沿って、前記第一回転部材の端部に対して接近する方向および離隔する方向に移動可能に前記第一回転部材に保持され、弾性力で前記第一回転部材の端部側へ押圧されるスライド部材と、
前記回転軸部材を挟んで前記背面部と反対側の位置で前記一対の側面部を繋ぐように設けられ、前記第一回転部材の端部側へ押圧された前記スライド部材から押圧される受圧部材と、
前記第一回転部材と、前記第二回転部材の前記一対の側面部との間に設けられ、前記一対の側面部が互いの方向へ傾斜することを防止する、傾斜防止部と、
を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、開閉装置の強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、開き状態のヒンジの斜視図である。
図2は、閉じ状態のヒンジの斜視図である。
図3は、図1のIII-III矢視線における断面図である。
図4は、スライダ保持部材の斜視図である。
図5は、リフトアップ状態のヒンジの斜視図である。
図6は、図5のVI-VI矢視線における断面図である。
図7は、傾斜防止部の変形例を示す図である。
図8は、傾斜防止部の変形例を示す図である。
図9は、リフトアップ状態のヒンジであって、重なり部分を破線で示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の開閉装置について図面を参照して説明する。以下に説明する実施形態では、本発明の開閉装置は、例えば複合機の原稿カバーを本体部に対して開閉可能にするヒンジとして説明する。なお、本発明の開閉装置は、二つの部材を開閉可能にするものであれば、電子機器に限らず適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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