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公開番号2025050329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159053
出願日2023-09-22
発明の名称プリンタ
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B41J 17/02 20060101AFI20250327BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクリボンのバックフィード時における弛みの発生を防止することができるプリンタを提供すること。
【解決手段】プリンタは、送り出し軸と、巻取り軸と、搬送部と、印字ヘッドと、回動力発生機構を有する。送り出し軸は、インクリボンを巻回した供給ロールを回転可能に保持する。巻取り軸は、供給ロールから送り出されたインクリボンを巻き取った回収ロールを回転可能に保持する。搬送部は、供給ロールから回収ロールに向けて移動するインクリボンに沿って被印字媒体を搬送する。印字ヘッドは、搬送部によって搬送される被印字媒体にインクリボンを接触させて印字する。回動力発生機構は、送り出し軸をインクリボンの送り出し方向と逆方向に回転させてインクリボンを逆方向に移動させるバックフィードの際に、巻取り軸にインクリボンを巻き取る方向の回動力を発生させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
インクリボンを巻回した供給ロールを回転可能に保持した送り出し軸と、
前記供給ロールから送り出された前記インクリボンを巻き取った回収ロールを回転可能に保持した巻取り軸と、
前記供給ロールから前記回収ロールに向けて移動する前記インクリボンに沿って被印字媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記被印字媒体に前記インクリボンを接触させて印字する印字ヘッドと、
前記送り出し軸を前記インクリボンの送り出し方向と逆方向に回転させて前記インクリボンを逆方向に移動させるバックフィードの際に、前記巻取り軸に前記インクリボンを巻き取る方向の回動力を発生させる回動力発生機構と、
を有するプリンタ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記回動力発生機構は、
前記巻取り軸が前記巻き取る方向に回転する際に空転し且つ前記巻取り軸が前記巻き取る方向と逆方向に回転する前記バックフィードの際に前記巻取り軸と一体に回動する回動部材を有するワンウェイベアリングと、
前記回動部材の前記逆方向への回動によって弾性変形し、その復元力によって前記回動部材を前記巻き取る方向へ回動させる弾性部材と、を有する、
請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記弾性部材は、前記回動部材に固定した一端を有し、前記回動部材が前記逆方向に回動することにより引き延ばされて前記回動部材に巻き付く引っ張りばねである、
請求項2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記回動部材に固定され、前記回動部材とともに前記引っ張りばねの移動を拘束して巻き付ける保持溝を構成する押え板を有する、
請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記引っ張りばねの他端は、前記押え板に固定する、
請求項4に記載のプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、インクリボンを用いて被印字媒体に印字するプリンタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクリボンを用いて被印字媒体に印字するプリンタは、インクリボンを巻回した供給ロールを取り付ける送り出し軸と、印字ヘッドと、使用済みのインクリボンを巻き取った回収ロールを取り付ける巻取り軸を有する。このプリンタにて被印字媒体に印字する際には、被印字媒体を搬送し、供給ロールからインクリボンを送り出し、被印字媒体とインクリボンを重ねて印字ヘッドを通過させて、印字した後の使用済みのインクリボンを回収ロールで回収する。
【0003】
インクリボンは、印字動作により弛みや皺を生じる場合がある。インクリボンに弛みや皺を生じると、印字不良を生じる可能性がある。このため、インクリボンを用いるプリンタは、通常、インクリボンの弛みや皺を解消するための機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭58-82265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インクリボンの弛みや皺は、例えば、インクリボンを逆方向に送るバックフィードによって解消できることが知られている。インクリボンをバックフィードさせる場合、送り出し軸を逆回転させて回収ロールから使用済のインクリボンを引き出す。
【0006】
しかし、インクリボンをバックフィードすると、送り出し軸の逆回転を停止した後、回収ロールが慣性力によって回転を継続し、印字ヘッドとの間でインクリボンに新たな弛みを生じてしまう場合がある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、インクリボンのバックフィード時における弛みの発生を防止することができるプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態のプリンタは、送り出し軸と、巻取り軸と、搬送部と、印字ヘッドと、回動力発生機構を有する。送り出し軸は、インクリボンを巻回した供給ロールを回転可能に保持する。巻取り軸は、供給ロールから送り出されたインクリボンを巻き取った回収ロールを回転可能に保持する。搬送部は、供給ロールから回収ロールに向けて移動するインクリボンに沿って被印字媒体を搬送する。印字ヘッドは、搬送部によって搬送される被印字媒体にインクリボンを接触させて印字する。回動力発生機構は、送り出し軸をインクリボンの送り出し方向と逆方向に回転させてインクリボンを逆方向に移動させるバックフィードの際に、巻取り軸にインクリボンを巻き取る方向の回動力を発生させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るプリンタを示す外観斜視図である。
図2は、図1のプリンタのカバーを開いた状態を示す斜視図である。
図3は、図1のプリンタで使用するラベル紙ロールを示す斜視図である。
図4は、図1のプリンタの内部構造を示す概略図である。
図5は、図4の巻取り軸の一端に接続する回動力発生機構とその周辺構造を示す断面斜視図である。
図6は、図4の巻取り軸を駆動する駆動機構を図5の矢印F6方向から見た平面図である。
図7は、図5の構造を矢印F7方向から見た側面図である。
図8は、図7の構造を矢印F8方向から見た背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、ラベルプリンタ100(以下、単にプリンタ100と称する)は、ケース2とカバー4を有する。ケース2はプリンタ100の下部筐体を構成し、カバー4はプリンタの上部筐体を構成する。カバー4は、後端側に設けたヒンジ(図示せず)を介してケース2に接続する。カバー4は、図1に示す閉じ位置と図2に示す開き位置の間で回動可能である。以下の説明では、カバー4を閉じ位置に配置した図1に示す状態で、プリンタ100の排出口9側をフロント側とし、フロント側から見てプリンタ100の上下左右の各方向を規定する。
(【0011】以降は省略されています)

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