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公開番号
2025040022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023146661
出願日
2023-09-11
発明の名称
ワイピング装置
出願人
理想科学工業株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20250314BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インクジェットヘッドに付着したインクを効率的に回収することができるワイピング装置を提供する。
【解決手段】インクを吐出する複数の吐出口が配列されたインク吐出面25aを有するインクジェットヘッド25と、インク吐出面25aをワイプするワイピングユニット40と、インクジェットヘッド25からインクを吐出させる際には、鉛直方向に対するインク吐出面の角度をθ1とし、ワイピングユニット40によってインク吐出面25aをワイプする際には、鉛直方向に対するインク吐出面の角度をθ2に調整する角度調整部26とを備え、θ1およびθ2が、0≦θ1<θ2<90°を満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出する複数の吐出口が配列された吐出面を有する吐出部と、
前記吐出面をワイプするワイプ部と、
前記吐出部から液体を吐出させる際には、鉛直方向に対する前記吐出面の角度をθ1とし、前記ワイプ部によって前記吐出面をワイプする際には、鉛直方向に対する前記吐出面の角度をθ2に調整する角度調整部とを備え、
前記θ1および前記θ2が、0≦θ1<θ2<90°を満たすワイピング装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記ワイプ部が、前記吐出面をワイプするワイプ面を有する第1のワイプ部材を有し、
前記第1のワイプ部材によって前記吐出面をワイプする際、前記第1のワイプ部材のワイプ面が、前記吐出面に対して垂直な方向よりも鉛直方向下方に向いている請求項1記載のワイピング装置。
【請求項3】
前記ワイプ部が、前記吐出部の鉛直方向下側の下端面をワイプするワイプ面を有する第2のワイプ部材を有し、
前記第2のワイプ部材によって前記下端面をワイプする際、前記第2のワイプ部材のワイプ面が、前記下端面に対して垂直な方向よりも鉛直方向下方に向いている請求項2記載のワイピング装置。
【請求項4】
前記θ2が、0<θ2≦45°である請求項1記載のワイピング装置。
【請求項5】
前記第1のワイプ部材による前記吐出面のワイプの後に、前記第2のワイプ部材による前記下端面のワイプを行うよう前記ワイプ部を制御する制御部を備えた請求項1記載のワイピング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する吐出部の吐出面をワイプするワイピング装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インクジェット印刷装置においては、インクジェットヘッドのノズルのインク吐出口にインク凝集物が固着したり、用紙から発生した紙粉などのゴミやホコリが付着したりすることがある。ノズルのインク吐出口にインク凝集物が固着したり紙粉が堆積したりした場合、ノズルからのインクの吐出方向の乱れや不吐出などの吐出不良が発生することがある。
【0003】
このような吐出不良を低減するため、インクジェットヘッドのノズルからインクを強制的に吐出させる、いわゆるパージを行った後、ワイパによってノズルのインク吐出口を払拭する一連の動作が知られている。これによりノズルのインク吐出口に付着したインク滴やゴミがワイプにより除去される。
【0004】
たとえば特許文献1においては、水平方向に向けてインクを吐出して印刷処理を行うインクジェット印刷装置において、上述したインクジェットヘッドのワイピング動作を行うことが提案されている。
【0005】
具体的には、特許文献1においては、鉛直方向に向いたインク吐出面とインク吐出面に隣接する下端面とをワイプするインクジェット印刷装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-35501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1においては、インクジェットヘッドのインク吐出面をワイプすることによって除去されたインクと、インクジェットヘッドの下端面をワイプすることによって除去されたインクとが別々の方向に飛んでいく可能性があり、これらのインクを効率的に回収することが難しく、装置内が汚染されてしまうおそれがある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、インクジェットヘッドなどの液体を吐出する吐出部をワイプするワイピング装置において、吐出部に付着した液体を効率的に回収することができるワイピング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のワイピング装置は、液体を吐出する複数の吐出口が配列された吐出面を有する吐出部と、吐出面をワイプするワイプ部と、吐出部から液体を吐出させる際には、鉛直方向に対する吐出面の角度をθ1とし、ワイプ部によって吐出面をワイプする際には、鉛直方向に対する吐出面の角度をθ2に調整する角度調整部とを備え、θ1およびθ2が、0≦θ1<θ2<90°を満たす。
【発明の効果】
【0010】
本発明のワイピング装置によれば、吐出部から液体を吐出させる際には、鉛直方向に対する吐出面の角度をθ1とし、ワイプ部によって吐出面をワイプする際には、鉛直方向に対する吐出面の角度をθ2に調整し、θ1およびθ2が、0≦θ1<θ2<90°を満たすように調整するようにしたので、吐出部の吐出面に付着した液体と吐出部の下端面に付着した液体とを吐出面と下端面とが交わる角部に集めることができ、これにより吐出部に付着した液体を効率的に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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