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公開番号2025047821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156553
出願日2023-09-21
発明の名称車両走行データ推定装置、プログラム及び車両走行データ推定方法
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250326BHJP(信号)
要約【課題】車両の走行データを容易に推定する。
【解決手段】車両走行データ推定装置10は、車両2の走行に関する情報として出発地点の情報及び目的地点の情報を取得し、出発地点の情報及び目的地点の情報に基づいて車両2の走行経路を推定し、推定した走行経路に基づいて、走行経路を走行中の車両2の走行データを推定する、制御部15を備える。走行データは、速度、加速度及び走行距離のうちの少なくとも1つのデータを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両の走行に関する情報として出発地点の情報及び目的地点の情報を取得し、
前記出発地点の情報及び前記目的地点の情報に基づいて前記車両の走行経路を推定し、
推定した前記走行経路に基づいて、前記走行経路を走行中の前記車両の走行データを推定する、制御部、
を備え、
前記走行データは、速度、加速度及び走行距離のうちの少なくとも１つのデータを含む、車両走行データ推定装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、前記走行データに基づいて、前記車両のタイヤの摩耗状態及び前記車両の台タイヤの残存耐久を推定する、車両走行データ推定装置。
【請求項３】
請求項２に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、
前記走行データが含む前記速度のデータと前記走行経路が含む道路の曲率データとに基づいて横方向加速度を算出し、
前記走行経路が含む道路の信号情報に基づいて縦方向加速度を算出し、
前記横方向加速度及び前記縦方向加速度に基づいて前記車両のタイヤの摩耗状態を推定する、車両走行データ推定装置。
【請求項４】
請求項１に記載の車両走行データ推定装置において、
前記走行経路と前記走行データとを関連付けるデータベースを格納する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記データベースを参照して、前記走行経路に基づいて前記走行データを推定する、車両走行データ推定装置。
【請求項５】
請求項４に記載の車両走行データ推定装置において、
前記データベースは、時刻及び日付に応じて、前記走行経路に異なる前記走行データを関連付けている、車両走行データ推定装置。
【請求項６】
請求項１に記載の車両走行データ推定装置において、
前記走行データが含む前記速度及び前記加速度のデータは、時系列のデータである、車両走行データ推定装置。
【請求項７】
請求項１に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、
前記車両の走行に関する情報として経由地点の情報をさらに取得し、
前記出発地点の情報、前記目的地点の情報及び前記経由地点の情報に基づいて前記車両の走行経路を推定する、車両走行データ推定装置。
【請求項８】
請求項１に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、
前記車両の位置情報を所定の時間間隔ごとに前記車両から取得し、
前記所定の時間間隔ごとに取得した前記車両の位置情報のうちの２つの位置情報を、前記出発地点の情報及び前記目的地点の情報として、前記車両の走行経路を推定する、車両走行データ推定装置。
【請求項９】
請求項１に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、前記出発地点から前記目的地点までの走行距離又は走行時間が最短になるように前記走行経路を推定する、車両走行データ推定装置。
【請求項１０】
請求項１に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、前記走行経路に道幅が広い道路が含まれる確率が高くなるように、道幅に応じた重み付けをして、前記走行経路を推定する、車両走行データ推定装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、車両走行データ推定装置、プログラム及び車両走行データ推定方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、走行中の車両から、車両で検出される走行データを取得して、タイヤの劣化状態を推定する技術が知られている。このような技術においては、走行データとして、例えば、速度、加速度などを取得する。
【０００３】
例えば特許文献１は、車輪速度、車両速度、加速度などの走行データを車両から取得し、取得した走行データに基づいてタイヤの摩耗状態を推定するタイヤ摩耗状態推定システムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－４００７２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
タイヤの劣化状態を推定するためのデータとして、車両から走行データを取得するためには、速度、加速度などを検出するセンサを車両に搭載する必要があるため、車両から走行データを取得することは容易ではなかった。
【０００６】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、車両の走行データを容易に推定することを可能とする車両走行データ推定装置、プログラム及び車両走行データ推定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
（１）本開示の一実施形態に係る車両走行データ推定装置は、
車両の走行に関する情報として出発地点の情報及び目的地点の情報を取得し、
前記出発地点の情報及び前記目的地点の情報に基づいて前記車両の走行経路を推定し、
推定した前記走行経路に基づいて、前記走行経路を走行中の前記車両の走行データを推定する、制御部、
を備え、
前記走行データは、速度、加速度及び走行距離のうちの少なくとも１つのデータを含む。
この構成により、車両の走行データを容易に推定することができる。
【０００８】
（２）本開示の一実施形態に係る車両走行データ推定装置は、上記（１）に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、前記走行データに基づいて、前記車両のタイヤの摩耗状態及び前記車両の台タイヤの残存耐久を推定する。
この構成により、推定した走行データに基づいて、車両のタイヤの摩耗状態及び車両の台タイヤの残存耐久を推定することができる。
【０００９】
（３）本開示の一実施形態に係る車両走行データ推定装置は、上記（１）又は（２）に記載の車両走行データ推定装置において、
前記制御部は、
前記走行データが含む前記速度のデータと前記走行経路が含む道路の曲率データとに基づいて横方向加速度を算出し、
前記走行経路が含む道路の信号情報に基づいて縦方向加速度を算出し、
前記横方向加速度及び前記縦方向加速度に基づいて前記車両のタイヤの摩耗状態を推定する。
この構成により、精度良く横方向加速度及び縦方向加速度を算出し、算出した横方向加速度及び縦方向加速度に基づいて車両のタイヤの摩耗状態を推定することができる。
【００１０】
（４）本開示の一実施形態に係る車両走行データ推定装置は、上記（１）から（３）のいずれかに記載の車両走行データ推定装置において、
前記走行経路と前記走行データとを関連付けるデータベースを格納する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記データベースを参照して、前記走行経路に基づいて前記走行データを推定する。
この構成により、走行経路と走行データとを関連付けるデータベースを参照して、走行経路に基づいて精度良く走行データを推定することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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