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公開番号2025044349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023151868
出願日2023-09-20
発明の名称車両用スライドドア開閉装置
出願人三井金属アクト株式会社
代理人弁理士法人三栄国際特許事務所
主分類E05F 15/643 20150101AFI20250326BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】部品点数を増加させることなく、駆動ベルトが上下に移動した場合でもベルトの作動抵抗を低減し、異音の発生を防ぐことができるスライドドア開閉装置を提供する。
【解決手段】ベルトガイドのベルト摺接面に沿って作動するベルトによりスライドドアを開閉作動させる車両用スライドドア開閉装置において、前記ベルト摺接面には少なくとも1つ以上の凹部又は孔部が形成されることを特徴とする車両用スライドドア開閉装置。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ベルトガイドのベルト摺接面に沿って作動するベルトによりスライドドアを開閉作動させる車両用スライドドア開閉装置において、前記ベルト摺接面には少なくとも1つ以上の凹部若しくは孔部又は少なくともシボ層が形成されることを特徴とする車両用スライドドア開閉装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記ベルトガイドは湾曲したコーナー部を有し、前記コーナー部が形成する前記ベルト摺接面に少なくとも1つ以上の前記凹部又は前記孔部が形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項3】
前記凹部あるいは前記孔部が丸穴又は角穴あるいは丸孔または角孔であり、前記丸穴又は前記丸孔の径あるいは前記角穴又は前記角孔の高さは、ベルト幅より小さいことを特徴とする請求項1記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項4】
前記凹部又は前記孔部はベルトの開閉作動方向に延在する線状の凹部又は孔部であることを特徴とする請求項3記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項5】
前記凹部又は前記孔部はベルトの開閉作動方向とは異なる方向に延在する線状の凹部又は孔部であるであることを特徴とする請求項3記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項6】
複数の前記凹部又は前記孔部により前記ベルト摺接面にハニカム構造穴又はハニカム構造孔を形成することを特徴とする請求項1記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項7】
前記ベルトガイドの前記コーナー部の前記凹部又は前記孔部は前記コーナー部全体に跨る1つの大きな凹部又は孔部であることを特徴とする請求項2記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項8】
前記1つの大きな凹部又は孔部が前記1つの大きな孔部である場合には、少なくとも前記1つの大きな孔部に前記1つの大きな孔部の上下を繋ぐ桟部が設けられることを特徴とする請求項7記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項9】
前記ベルトガイドの前記ベルト摺接面に沿って作動する前記ベルトにより前記スライドドアを開閉作動させる前記車両用スライドドア開閉装置において、前記ベルト摺接面には少なくとも前記シボ層が形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用スライドドア開閉装置。
【請求項10】
前記ベルトガイドは湾曲したコーナー部を有し、前記コーナー部が形成するベルト摺接面に少なくとも前記シボ層が形成されることを特徴とする請求項9記載の車両用スライドドア開閉装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のスライドドアを自動開閉させるための車両用スライドドア開閉装置に関し、特に、車両用スライドドアを開閉させるベルトが上下に移動した場合でもベルトの作動抵抗を低減し、異音の発生を防ぐことができる車両用スライドドア開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両用スライドドア開閉装置において、特許文献1、2のようにガイド部材に沿って作動するケーブルや駆動ベルトでスライドドアを開閉させる構造が知られている。ガイド部材は車体パネルに沿った形状であり、スライドドア開口部付近は湾曲した形状をしているが、スライドドア作動時にケーブルや駆動ベルトが撓みによってこの湾曲部に接触する可能性があり、接触すると摺接によるベルトの作動抵抗が増加し、異音発生の虞があった。これに対し、特許文献1では、湾曲部に別部品の摺接部材を設けることで対策をしているが、部品点数の増加やガイド部材への組付工数の増加によりコストアップに繋がっていた。特許文献2では摺接方向に延在する複数の凹部を湾曲部に設けることで対策しているが、凹部はベルト作動方向に平行な溝であり、ベルトが作動時に湾曲部で上下に移動した場合や、ベルトが湾曲部で上下に撓んだ場合にはベルト縁が凹部に引掛り作動抵抗が増加し、それに伴い異音が発生してしまう虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-317324号公報
特開2023-53640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記課題に鑑み、部品点数を増加させることなく、ケーブルや駆動ベルトが上下に移動した場合でもベルトの作動抵抗を低減し、異音の発生を防ぐことができるスライドドア開閉装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)第1の発明は、ベルトガイドのベルト摺接面に沿って作動するベルトによりスライドドアを開閉作動させる車両用スライドドア開閉装置において、前記ベルト摺接面には少なくとも1つ以上の凹部又は孔部が形成されることを特徴とする車両用スライドドア開閉装置である。
【0006】
ベルトガイドに凹部又は孔部を形成することでベルトとベルト摺接面との接触面積を減らし、ベルトの作動抵抗を低減し異音の発生を防ぐことができる。ベルトガイドに直接凹部又は孔部を形成することで、部品点数を増やさずにベルトの作動抵抗を低減することができる。
【0007】
(2)第2の発明は、前記(1)に記載の車両用スライドドア開閉装置であって、前記ベルトガイドは湾曲したコーナー部を有し、前記コーナー部が形成する前記ベルト摺接面に少なくとも1つ以上の前記凹部又は前記孔部が形成されることを特徴とする。
【0008】
ベルトガイドのコーナー部の車外側の側壁はベルト摺接面となりやすいので、このコーナー部が形成するベルト摺接面に、凹部又は孔部を形成することで効果的にベルトの作動抵抗を低減することができる。
【0009】
(3)第3の発明は、前記(1)に記載の車両用スライドドア開閉装置であって、前記凹部あるいは前記孔部が丸穴又は角穴あるいは丸孔または角孔であり、前記丸穴又は前記丸孔の径あるいは前記角穴又は前記角孔の高さは、ベルト幅より小さいことを特徴とする。
【0010】
ベルト幅より凹部又は孔部の径又は高さが小さいことでベルト歯が凹部又は孔部に落ち込むことが無く、凹部又は孔部にベルトの歯が引っ掛る可能性を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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