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公開番号
2025043531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023150859
出願日
2023-09-19
発明の名称
金車用巻き込まれ防止具
出願人
株式会社和田電業社
代理人
個人
主分類
B66D
3/04 20060101AFI20250325BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】金車自体の製造工程に影響することのない別個の治具として、従来よりも容易に短時間で金車に装着できる金車用巻き込まれ防止具の提供。
【解決手段】第1と第2のカバー板10,20の下端領域の縁同士が底面板40で連結されて形成された箱状本体2を備えた金車用巻き込まれ防止具1であって、箱状本体2は上端領域に金車が出し入れ可能な開口部3を備えると共に、開口部3の中央部mを除く左右の領域をそれぞれ開閉可能に閉じる第1と第2の蓋板部材30a,30bと、これら蓋板部材の閉じた状態をそれぞれ解除可能に固定する係止手段35,15とを備え、底面板40には金車に巻き掛けられているロープRの両端側を挿通させて垂れ下げるロープ用挿通孔42a,42bが形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金車に着脱可能に装着される金車用巻き込まれ防止具において、
互いに対向し、前記金車の側面形状より大きい幅で略同一の外形状を有する第1のカバー板及び第2のカバー板と、前記第1と第2のカバー板の下端領域の縁同士を連結する底面板とで内部に前記金車の収容用空間が形成されている箱状本体を備え、
前記箱状本体は、前記第1と第2のカバー板の上端領域の縁同士の間に前記金車を出し入れ可能な開口部を備えると共に、前記開口部の中央部を除く左右の領域をそれぞれ閉じる開閉回動可能な第1の蓋板部材及び第2の蓋板部材と、これら第1と第2の蓋板部材の閉じた状態をそれぞれ解除可能に固定する係止手段とを備えており、
前記底面板は、前記箱状本体の内部に前記金車が収納された状態にて該金車に巻き掛けられているロープの両端側をそれぞれ外方へ挿通させて垂れ下げる2つのロープ用挿通孔が形成されていることを特徴とする金車用巻き込まれ防止具。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記第1と第2のカバー板とのそれぞれは、上部が等脚台形状を有し、
前記第1と第2の蓋板部材との各々は、互いに対向する前記上部の等脚台形状の左脚辺同士間と右脚辺同士間とにわたって前記開口部の左右領域を塞ぐ長方形状の平面を有するものであり、各長方形状の一方の長手辺部が前記第2のカバー板の左右の脚辺に回動可能に取り付けられ、他方の長手辺部が前記第1のカバー板の表面側に前記係止手段で固定されるものであることを特徴とする請求項1に記載の金車用巻き込まれ防止具。
【請求項3】
前記第1と第2のカバー板とのそれぞれは、下部が前記上部の等脚台形状と逆向きの等脚台形状を有し、カバー板全体の輪郭が略六角形状であることを特徴とする請求項2に記載の金車用巻き込まれ防止具
【請求項4】
前記第1と第2の蓋板部材とのそれぞれは、前記一方の長手辺部がヒンジを介して回動可能に前記第2のカバー板の縁部に取り付けられており、
前記係止手段は、
前記第1と第2の蓋板部材とのそれぞれの前記ヒンジと反対側の長手辺部に突出して設けられたフック部を有する被掛止部と、
前記第1のカバー板の表面にそれぞれ取り付けられ、前記第1と第2の蓋部部材とがそれぞれ前記開口部を塞いだ状態にて前記フック部に掛止される掛止棒及び該掛止棒が連結されてその回動によって前記掛止棒を掛止固定状態と解除状態との間で変位させるレバーとを有する掛止部と、を備えているパッチン錠であることを特徴とする請求項1又は2に記載の金車用巻き込まれ防止具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金車に手指が巻き込まれるのを防止するために金車に装着される、金車用巻き込まれ防止具に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
送電線架線工事においては、予め張り渡されたワイヤーロープに電線を接続し、ワイヤーロープを巻き取りながらドラムから電線を繰り出して鉄塔間に電線張り渡す延線作業と、延線後に、電線を設計上必要とされる弛みを持たせるように調節しながら電線を鉄塔のがいしに取り付ける緊線作業とが行われている。
【0003】
このような架線工事における各作業では、鉄塔上の高所にいる作業者に対する工具や資材等の引上げや引き下ろしに、金車に掛けられたワイヤーロープを利用している。
【0004】
金車とは、例えば図8に示すように、一対の支持板120の間に挟まれた滑車110が、更に一対の支持板120を外側からその中央位置で上下方向に延びて囲む一対の枠体130の間で、回転軸140によって回転自在に軸支されたものであり、一対の枠体120の上端部間から立設された支持フックFによって金車100が所定位置に吊り下げられる。
【0005】
通常、枠体120の一方の上部は、開閉可能な扉構造を有しており、この上部を開けた状態で滑車110にワイヤロープRを巻き掛けることができるようになっている。また一対の枠体120の下端部間には補助フックfsが設けられている。
【0006】
このような金車100は、その滑車110に巻き掛けられたワイヤーロープRによって、例えば高所と地上との間での工具や資材等を持ち上げたり下ろしたりするのに使用されている。
【0007】
しかし、この金車100の使用において、作業者の手指が移動するワイヤーロープRと回転する滑車110との間に巻き込まれる事故が発生している。
【0008】
そこで、このような手指の巻き込みを防止するために、ワイヤーロープRと滑車110表面との間の巻き込まれ領域EAを覆うように金車に装着される各種防止装置が考えられている。例えば、手指が巻き込まれ領域EAに届かないように、滑車を挟む支持板より大きな外形を有する2枚のカバー板体を金車の両側外面にそれぞれ固定して、巻き込み防止具付き金車としたものが考えられている(例えば特許文献1、2を参照。)。
【0009】
また、金車に別体で特許文献3に開示されているように、金車の側面横幅より大きい横幅を有し、その下端縁同士を間隔を開けてヒンジで連結した2枚の側板で構成され、この2枚の側板を金車を挟んで側面を被うように閉じ、上部同士を連結穴とバインド線とで固定することで金車に装着される巻き込み防止具もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
実用新案登録第3233879号公報
特開2023-9431号公報
実用新案登録第3233844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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