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公開番号2025043336
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2024159897
出願日2024-09-17
発明の名称カラーマニホールド及びバルブアセンブリ
出願人ファナック アメリカ コーポレイション
代理人個人,個人,個人
主分類B05C 11/00 20060101AFI20250321BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】塗料の無駄を抑える。
【解決手段】塗料マニホールドが、内部を通って流体通路が延びる本体と、流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第1バルブと、流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第2バルブと、流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第3バルブとを含む。マニホールドは、本体を通って延び第1バルブに結合された塗料吐出通路と、本体を通って延び第1バルブに結合された塗料戻し通路と、本体を通って延び第2バルブに結合された塗料吐出通路と、本体を通って延び第2バルブに結合された塗料戻し通路と、本体を通って延び第3バルブに結合された塗料吐出通路と、本体を通って延び、第3バルブに結合された塗料戻し通路とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
流体マニホールドであって、
内部を通って流体通路が延びる本体と、
前記本体内に延び、前記流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第1のバルブと、
前記本体内に延び、前記流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第2のバルブと、
前記本体内に延び、前記流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第3のバルブとを具備し、各バルブは、前記本体に対して封止するシール面を有する弁棒シールを備える、流体マニホールド。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記本体は、前側部、後側部、左側部、右側部及び上側部を備えるブロックであり、前記流体通路は、前記前側部と前記後側部との間で前記ブロックを通って延びる、請求項1に記載のマニホールド。
【請求項3】
前記第1のバルブは前記上側部を通って前記ブロック内に延び、前記第2のバルブは前記右側部を通って前記ブロック内に延び、前記第3のバルブは前記左側部を通って前記ブロック内に延びる、請求項2に記載のマニホールド。
【請求項4】
前記ブロックの前記前側部と前記後側部との間の厚みが18?58mmの範囲である、請求項2に記載のマニホールド。
【請求項5】
第1、第2及び第3のバルブのそれぞれの長さが共通平面に沿って位置決めされている、請求項1に記載のマニホールド。
【請求項6】
第1、第2及び第3のバルブは、互いに対して85°?125°の角度で配向される、請求項5に記載のマニホールド。
【請求項7】
前記本体を通って延び、前記第1のバルブに結合された第1の流体供給通路と、
前記本体を通って延び、前記第1のバルブに結合された第1の流体戻し通路と、
前記本体を通って延び、前記第2のバルブに結合された第2の流体供給通路と、
前記本体を通って延び、前記第2のバルブに結合された第2の流体戻し通路と、
前記本体を通って延び、前記第3のバルブに結合された第3の流体供給通路と、
前記本体を通って延び、前記第3のバルブに結合された第3の流体戻し通路と、をさらに具備する、請求項1に記載のマニホールド。
【請求項8】
各バルブは空気チャンバ及び流体チャンバを備え、前記空気チャンバは、前記バルブを作動させるために空気で加圧される、請求項1に記載のマニホールド。
【請求項9】
各バルブは、パイロットエアチャンバを封止するパイロットシールと、前記パイロットシールを所定の位置に保持して、空気が前記流体チャンバに流入するのを防ぐシール保持具と、を備える、請求項8に記載のマニホールド。
【請求項10】
各バルブは、半球面を有する弁座を備える、請求項1に記載のマニホールド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2023年9月15日に出願された「カラーマニホールド及びバルブアセンブリ」と題する米国仮出願番号63/583,100の出願日の利益を主張するものであり、この米国仮出願の全文は本明細書に参照により明示的に組み込まれる。
続きを表示(約 2,900 文字)【0002】
本開示は、流体マニホールドに概ね関するものであり、さらに具体的には、共通平面上に位置決めされ、それぞれのバルブの先端部が中央塗料通路の近傍に位置決めされた3つのバルブを備えるロボット塗料吐出システム用の塗料マニホールドに関する。
【背景技術】
【0003】
ロボットが、車体などの物体の塗装を含む多数の作業を実施することが知られている。連続搬送システムと停止ステーションシステムの両方で、例えば、車体の外面を塗装するための典型的なロボット塗装ステーションには、スプレーブースと、複数の塗装ロボットと、その周囲に配置されたオープナー/クローザーロボットが含まれる。このようなロボットは、床、壁、天井又はサイドレールに搭載することができる。塗装ロボットは、噴霧された塗料を車体に向けるためのスプレーガン又は回転式塗布器のいずれかを担持している。
【0004】
塗装ロボット用の典型的な塗料吐出システムには、塗料塗布器への塗料の流れを計測し制御する流体マニホールドにさまざまな色の塗料を選択的に提供するように制御される多数のバルブを有する塗料マニホールドが含まれることになる。車両用塗料が高価であるため、塗料の無駄を抑えるために努力をしている。塗料の無駄を抑える方法の1つには、塗装作業の最後にマニホールド内の塗料の量を低減することが挙げられる。塗料は塗料ダンプに概ね排出されて、次の塗装作業のためにマニホールドを洗浄する。塗料がこのようなマニホールド内のホース及び通路を通って移動する距離は、設計によって異なる。塗装作業の最後にマニホールド内の塗料の量を低減する方法の1つには、塗料が塗料源から塗布器まで移動する必要のある距離を短縮することが挙げられる。
【発明の概要】
【0005】
以下の考察では、内部を通って流体通路が延びる本体と、本体内に延び、流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第1のバルブと、本体内に延び、流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第2のバルブと、本体内に延び、流体通路に近接して位置決めされたバルブ先端部を有する第3のバルブと、を備える塗料マニホールドを開示し、説明する。各バルブは、本体に対して封止するシール面を有する弁棒シールと、半球面を有する弁座と、を備える。マニホールドはこのほか、本体を通って延び、第1のバルブに結合された流体供給通路と、本体を通って延び、第1のバルブに結合された流体戻し通路と、本体を通って延び、第2のバルブに結合された流体供給通路と、本体を通って延び、第2のバルブに結合された流体戻し通路と、本体を通って延び、第3のバルブに結合された流体供給通路と、本体を通って延び、第3のバルブに結合された流体戻し通路と、を備える。
【0006】
本開示の追加の特徴が、添付の図面と併せて、以下の説明及び添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、塗装ロボットの等角図である。
図2は、図1に示す塗装ロボットで使用可能な塗料マニホールド及び塗料キャニスタを備える塗料吐出システムの概略図である。
図3は、図1に示す塗装ロボットで使用可能な塗料マニホールド及びポンプマニホールドを備える別の塗料吐出システムの概略図である。
図4は、図2及び図3に示す塗料吐出システムの塗料マニホールドとして使用可能な塗料マニホールドの正面等角図である。
図5は、図4に示す塗料マニホールドの背面等角図である。
図6は、図4に示す塗料マニホールドの正面図である。
図7は、図4に示す塗料マニホールドの背面図である。
図8は、図4に示す塗料マニホールドの側面図である。
図9は、図4に示す塗料マニホールドの上面図である。
図10は、図4に示し、内部の流体通路を示す透明ブロックを有する塗料マニホールドの背面図である。
図11は、塗料マニホールドの等角図であり、内部に位置決めされたバルブのソケットを示す。
図12は、塗料マニホールドの分解正面図であり、内部に位置決めされたバルブの1つの断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
共通平面上に位置決めされ、それぞれのバルブの先端部が中央流体通路に近接して位置決めされた3つのバルブを備えるロボット塗料吐出システム用の塗料マニホールドに関する本開示の実施形態についての以下の考察は、本質的に例示的なものであり、本発明又はその用途又は使用を制限することを意図するものではない。例えば、本明細書の考察は、車両部品を塗装する塗装ロボット用の塗料吐出システムに特化しているが、塗料吐出システムは、他の用途のために他の装置によって他の塗膜又は流体を分配するためにも適用可能である。
【0009】
図1は、固定基部搭載スタンド12に搭載された塗装ロボット10の等角図である。ここで、ロボット10は、本明細書で考察する目的に適した任意の塗装ロボットを表すことを意図している。タレット又はロボット基部14が搭載スタンド12に回転可能に搭載される。内側アーム18を関節部20によって基部14に回転可能に結合し、外側アーム22を関節部24によって内側アーム18に回転可能に結合し、手首部材26を関節部28によって外側アーム22に回転可能に結合する。塗布器30を、塗装用途に最適化された角度で手首部材26に固定し、塗布器30から塗料スプレー32が噴射されている様子を示している。
【0010】
図2は、図1に示す塗装ロボット10で使用可能な塗料吐出システム40の概略ブロック図である。本明細書での考察は、例えば、車体を塗装する塗装ロボットに特化しているが、塗料吐出システム40は、他の用途のための他の装置によって他の塗膜又は流体を塗布するためにも使用され得ることに留意されたい。システム40は、塗料分配ライン46に接続されたトリガーバルブ44を有する回転式噴霧器などの塗布器42を備える。ここで、システム40内のさまざまなバルブ及びマニホールドは外側アーム22に搭載されてもよく、塗布器42はロボット10のエンドエフェクタの一部となるであろう。システム40はこのほか、複数の塗料源54から塗料を取得し、塗料を隔離ライン58に提供するために選択的に開かれる複数のカラーバルブ52を有する塗料マニホールド50を備える。塗料マニホールド50はこのほか、溶剤源62から隔離ライン58に溶剤を提供するために選択的に開かれる溶剤バルブ60を備える。塗料マニホールド50はこのほか、溶剤及び空気をシステム40から排出口66に放出するためのダンプバルブ64を備える。塗料マニホールド50は、塗料が充填される前にシステム40内の通路から空気を排出するための真空源に結合された真空バルブ68をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)

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