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公開番号2025043304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2024154430
出願日2024-09-09
発明の名称直接感熱記録材料
出願人三菱製紙株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41M 5/44 20060101AFI20250321BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】サーマルヘッドの加熱により画像を形成することで得られる版下材料の歩留を向上することが可能な直接感熱記録材料を提供する。
【解決手段】光透過性支持体上に、該光透過性支持体に近い側から、非感光性の有機銀塩および還元剤を含有する感熱記録層と、カルボニル変性ポリビニルアルコールおよびシリケートオリゴマーを少なくとも含有する保護層を少なくともこの順に有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
光透過性支持体上に、該光透過性支持体に近い側から、非感光性の有機銀塩および還元剤を含有する感熱記録層と、カルボニル変性ポリビニルアルコールおよびシリケートオリゴマーを少なくとも含有する保護層を少なくともこの順に有することを特徴とする直接感熱記録材料。
続きを表示(約 62 文字)【請求項2】
上記保護層がさらにアルデヒド化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の直接感熱記録材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サーマルヘッドの加熱により画像を形成する直接感熱記録材料に関し、特に版下材料の作製に好適な直接感熱記録材料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
高画質の画像記録方法として、ハロゲン化銀感光材料を用いた湿式処理の画像形成方法が長く一般的に用いられてきた。しかしながら該画像形成方法は、現像液や定着液等の廃液処理や、現像処理設備の設置等が必要になることから、前記した湿式処理を必要としない乾式の画像形成方法が望まれてきた。その結果、現在ではインクジェットプリンター、電子写真、染料熱転写方式等といった画像形成システムが実用化されている。しかしこれらの乾式画像形成方法は、版下材料に求められる高い解像力や、画像部における優れた遮光性、および非画像部における優れた光透過性を得ることは困難であった。
【0003】
このような中で、非感光性の有機銀塩と有機還元剤との反応を利用した直接感熱記録材料が、例えば、特許文献1に開示されている。かかる直接感熱記録材料は、サーマルヘッドを搭載した感熱プリンターによる直接感熱画像記録を行うことで、高解像度かつ高コントラストな画像を得ることができるため、版下材料の作製に適している。また当該記録材料は非感光性であり安全光を備えた暗室を必要としないことに加え、直接感熱方式の感熱プリンターは低コストで装置の信頼性が高く、小型化が容易であるため、導入のハードルが低いといった利点を有する。
【0004】
直接感熱記録方式で用いられる直接感熱記録材料では、印字時にサーマルヘッドと感熱記録層が接着する、いわゆるスティッキングが生じることを防ぐために、感熱記録層上に保護層を設けることが一般的である。また、該保護層は架橋された樹脂を含有することが、版下材料に求められる透明性や印画適性付与の観点から効果的であることが知られている。
【0005】
例えば、特許文献2には、被膜形成型シリコーンエマルションを含有する保護層を有する感熱記録材料が開示され、該保護層が完全鹸化ポリビニルアルコールやカルボキシ変性ポリビニルアルコール等のバインダーや、アルコキシシラン等の硬膜剤を含有して良いことが記載されている。また、特許文献3には、長鎖アルキルエーテル変性ポリビニルアルコールを含有する保護層を有する感熱記録材料が開示され、該保護層が各種架橋剤を含有することが記載されている。さらに、特許文献4には、トリアジン化合物を含有する保護層を有する感熱記録材料が開示され、該保護層がカルボキシ変性ポリビニルアルコールやアセトアセチル変性ポリビニルアルコール等のバインダーや各種架橋剤を含有することが記載されている。
【0006】
しかしながらこのような直接感熱記録材料を用いて版下材料を作製した場合、サーマルヘッドとの接触によって画像に欠損が生じ、得られる版下材料の歩留が低下する場合があり、改善が望まれていた。
【0007】
一方、直接感熱記録材料において、サーマルヘッドによるキズの発生を抑制する方法が知られている。例えば、特許文献5には、艶消剤を含有する保護層を有する感熱記録材料が開示され、該艶消剤により擦傷の発生を減少させられるとの記載がある。しかしながら、版下材料の歩留の低下を抑制する効果については、さらなる改善が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表平08-505579号公報
特開2000-301839号公報
特開2000-118133号公報
特開2007-038510号公報
特表平08-503175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、サーマルヘッドの加熱により画像を形成することで得られる版下材料の歩留を向上することが可能な直接感熱記録材料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記した課題は、以下の発明により解決される。
(1)光透過性支持体上に、該光透過性支持体に近い側から、非感光性の有機銀塩および還元剤を含有する感熱記録層と、カルボニル変性ポリビニルアルコールおよびシリケートオリゴマーを少なくとも含有する保護層を少なくともこの順に有することを特徴とする直接感熱記録材料。
(2)上記保護層がさらにアルデヒド化合物を含有することを特徴とする(1)記載の直接感熱記録材料。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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