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公開番号
2025051401
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160430
出願日
2023-09-25
発明の名称
不織布積層シート
出願人
三菱製紙株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
A47K
7/00 20060101AFI20250328BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】湿潤状態で使用された際の保温性と使用感の優れた身体清拭シート用の不織布積層シートを提供する。
【解決手段】エアレイド不織布を含む中間層と、該中間層の両面に接着成分を介して接合された表面層を少なくとも有する、坪量が100~300g/m
2
の不織布積層シートであって、該中間層は熱接着性繊維と、該中間層の全質量に対して62質量%以上のセルロース系繊維を含有し、該中間層の保水能力が該表面層の保水能力よりも高い。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エアレイド不織布を含む中間層と、該中間層の両面に接着成分を介して接合された表面層を少なくとも有する、坪量が100~300g/m
2
の不織布積層シートであって、該中間層は熱接着性繊維と、該中間層の全質量に対して62質量%以上のセルロース系繊維を含有し、該中間層の保水能力が該表面層の保水能力よりも高いことを特徴とする不織布積層シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、不織布積層シートに関する。より具体的には、良好な保水能力を有し、湿潤状態で使用された際に保温性と使用感に優れた不織布積層シートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
水溶液が含浸され、湿潤した身体清拭シートが知られている。この湿潤した身体清拭シートの用途として、入浴が難しい病院の入院患者や介護施設の入居者の身体の清拭が挙げられ、冷刺激を避けるために該身体清拭シートは予め加温して使用される。一般的には、特許文献1(特開2009-11702号公報)に記載されるような、坪量が25~100g/m
2
程度の不織布をロール形状にして包装されたものが知られているが、予めロール形状のまま加温しても、広げて使用する際にはすぐに冷めてしまうという課題があった。
【0003】
特許文献2(特開2004-313557号公報)には、加温後の保温性を高めるために吸水性高分子化合物を含有する不織布を使用した不織布積層シートからなる身体清拭シートが開示されている。該吸水性高分子化合物は水性洗浄剤を吸収して膨潤し、該吸収性高分子化合物内に多くの水性洗浄剤を保持できるため、加温すると温められた水洗洗浄剤中の水分により、高い保温性が維持される。しかしながら、該吸水性高分子化合物は吸水により膨潤すると支持体である不織布積層シートから脱落するため、例えば、内層の両面に表面層を配置し、吸水性高分子化合物を含有する不織布を表面層となる別の不織布にて上下両側面を完全に覆うなどの製造上の工夫が必要であり、生産性が大幅に劣るという課題があった。また吸水性高分子化合物内に水性洗浄剤を吸収させた状態で長期間保管した場合には、該高分子化合物自体が流出する懸念があり、そのような身体清拭シートでは十分な保温性及び良好な使用感を得ることはできなかった。
【0004】
特許文献3(国際公開第2007/135862号パンフレット)には、特定の繊度を有する熱接着性繊維とセルロース系パルプを特定の量で含有するエアレイド法によるウェブ層を有する皮膚洗浄用シートが記載されるが、かかる皮膚洗浄用シートでは十分な保温性は得られなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-11702号公報
特開2004-313557号公報
国際公開第2007/135862号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、良好な保水能力を有し、湿潤状態で使用された際の保温性と使用感の優れた、身体清拭シート用途において好適な不織布積層シートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、下記発明によって解決することができる。
【0008】
エアレイド不織布を含む中間層と、該中間層の両面に接着成分を介して接合された表面層を少なくとも有する、坪量が100~300g/m
2
の不織布積層シートであって、該中間層は熱接着性繊維と、該中間層の全質量に対して62質量%以上のセルロース系繊維を含有し、該中間層の保水能力が該表面層の保水能力よりも高いことを特徴とする不織布積層シート。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、良好な保水能力を有し、湿潤状態で使用された際の保温性と使用感の優れた、身体清拭シート用途において好適な不織布積層シートを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の不織布積層シートは、エアレイド法により形成されたエアレイド不織布を含む中間層を有する。エアレイド法は、一般的には原料繊維を乾式離解、混合して繊維ウェブを形成する工程と、前記繊維ウェブに対してバインダーとなる水性接着剤をスプレー散布する工程と、前記繊維ウェブの繊維相互間を前記水性接着剤で結合する乾燥加熱工程とを含む。前記エアレイド法の工程において、原料繊維に熱接着性繊維を含有する場合は、前記水性接着剤をスプレー散布せずに、乾燥加熱工程で熱接着性繊維同士の溶融接着により繊維ウェブの繊維相互間を結合させることができる。なお、熱接着性繊維と水性接着剤のスプレー散布を併用することができる。なお前記した中間層は、エアレイド不織布以外の他の不織布を有していても良いが、該中間層におけるエアレイド不織布の占める割合は、該中間層の80容量%以上であることが好ましく、90容量%以上である事がより好ましく、95容量%である事が更に好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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