TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025041536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024139506
出願日
2024-08-21
発明の名称
複列の転がり軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
19/38 20060101AFI20250318BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】潤滑寿命を延伸することができる複列の転がり軸受を提供する。
【解決手段】複列の転がり軸受1は、軸方向両側の端面が密封してグリース潤滑で使用される。外輪内周面4aの列間に、軸受内部の全空間における静止空間の容積を増加する静止空間増加手段5を備えた。静止空間増加手段5は、外輪内周面4aに設けられた、グリースを保持可能な環状の凹部である。複列の転がり軸受1は、内輪3,3と、一体型の外輪4と、内外輪3,4間に設けられた複列の円すいころ6,6と、これら円すいころ6,6を保持する保持器7,7と、軸方向両側の端面に設けられるシール部材8,8とを備える。静止空間Bに含まれる外輪内周面4aの軸方向中央部に、凹部が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
グリース潤滑で使用される複列の転がり軸受であって、
内輪と、一体型の外輪と、前記内外輪間に設けられた複列のころと、これらころを保持する保持器と、軸方向両側の端面に設けられるシール部材と、
外輪内周面の列間に、軸受内部の全空間における静止空間の容積を増加する静止空間増加手段を備え、前記静止空間増加手段は、前記外輪内周面に設けられた、前記グリースを保持可能な環状の凹部である複列の転がり軸受。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の複列の転がり軸受において、前記軸受内部の全空間は、
前記内外輪と、軸受一端側の前記シール部材と、油切りまたはスリンガと、前記ころおよび前記保持器を含む保持器組立品とに囲まれた、軸受回転時に前記ころと前記保持器が通過しない空間である静止空間A1と、
前記内外輪と、軸受他端側の前記シール部材と、後蓋またはスリンガと、前記ころおよび前記保持器を含む保持器組立品とに囲まれた、軸受回転時に前記ころと前記保持器が通過しない空間である静止空間A2と、
前記内外輪と、2列のころおよび前記保持器を含む保持器組立品とに囲まれた、軸受回転時に前記ころと前記保持器が通過しない空間である静止空間Bと、
前記2列のころおよび前記保持器を含む保持器組立品が回転時に通過する空間から前記保持器組立品の静止時の体積を除外した動空間A3,A4と、を有し、
前記静止空間Bに含まれる前記外輪内周面の軸方向中央部に、前記凹部が設けられている複列の転がり軸受。
【請求項3】
請求項2に記載の複列の転がり軸受において、前記静止空間Bの空間容積は、軸受内部の全空間容積に対して、以下の関係を有する複列の転がり軸受。
15%×全空間容積≦静止空間Bの空間容積
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の複列の転がり軸受において、前記凹部のa空間の空間容積は、前記a空間を除く静止空間Bの空間容積に対して、以下の関係を有する複列の転がり軸受。
0%×a空間を除く静止空間Bの空間容積≦a空間の空間容積≦100%×a空間を除く静止空間Bの空間容積
【請求項5】
請求項2または請求項3に記載の複列の転がり軸受において、前記動空間A3および前記動空間A4の空間容積は、軸受内部の全空間容積に対して、以下の関係を有する複列の転がり軸受。
15%×全空間容積≦動空間A3+A4の空間容積≦45%×全空間容積
【請求項6】
請求項2または請求項3に記載の複列の転がり軸受において、前記静止空間A1および前記静止空間A2の空間容積は、軸受内部の全空間容積に対して、以下の関係を有する複列の転がり軸受。
30%×全空間容積≦静止空間A1+A2≦60%×全空間容積
【請求項7】
請求項4または請求項5に記載の複列の転がり軸受において、前記静止空間Bの空間容積のグリース封入量は、以下の条件を満たす複列の転がり軸受。
20%×静止空間Bの空間容積≦静止空間Bの空間容積のグリース封入量
【請求項8】
請求項6に記載の複列の転がり軸受において、前記静止空間A1および前記静止空間A2における空間容積のグリース封入量は、以下の条件を満たす複列の転がり軸受。
5%×(静止空間A1+静止空間A2の空間容積)<静止空間A1+静止空間A2の空間容積のグリース封入量≦25%×(静止空間A1+静止空間A2の空間容積)
【請求項9】
請求項5に記載の複列の転がり軸受において、前記動空間A3および前記動空間A4における空間容積のグリース封入量は、以下の条件を満たす複列の転がり軸受。
10%×(動空間A3+動空間A4の空間容積)<動空間A3+動空間A4の空間容積のグリース封入量≦45%×(動空間A3+動空間A4の空間容積)
【請求項10】
請求項2または請求項3に記載の複列の転がり軸受において、前記内輪は分割型の内輪であり、これら分割型の2列の内輪間に、内輪間座を備えた複列の転がり軸受。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、密封型複列円すいころ軸受等に適用される複列の転がり軸受に関し、特に、鉄道車両用途などに用いられる軸受に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道車両の車軸軸受において、近年ではメンテナンス周期を延伸することが要求される。潤滑寿命の延伸が必要であるが、グリース潤滑において、封入量を増加させるとグリースの巻き込みに伴う軸受温度の昇温が懸念される。それらを解決するため、軸受の内部空間容積を増やし、かつ、グリース封入の割合が重要である。
【0003】
本件出願人は、メンテナンス工数および設備費を削減することを目的として、図7に示す軸受装置を提案している(特許文献1)。この軸受装置は、軸受内部に封入された既存グリースに補助グリース35を供給する中間給脂機構31を有する。中間給脂機構31は、水を袋体に充填し、袋体の経年劣化により袋体から水を滲出させ、水との接触により膨張体34の体積を増加させる。この膨張体34の体積増加により補助グリース35を転がり軸受17の内部へ押し出す。
【0004】
本件出願人は、図8のように、メンテナンスフリーで長期間の運転を可能とする転がり軸受の潤滑構造を提案している(特許文献2)。具体的には、複列の転がり軸受において、内輪間座50に、両側の内輪51,51の外周に係合する係合部を設け、両内輪51,51の隣接する端部と内輪間座50とにわたって内径面に潤滑剤溜め凹部52を設ける。潤滑剤溜め凹部52から内外輪51,53間の空間に開通する細孔等の潤滑剤流出路を設ける。潤滑剤溜め凹部52には、グリースを封入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-148321号公報
実開平6-45117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1において、補助グリースが途中で給脂されることにより、軸受潤滑寿命の延伸が可能であり、車両のメンテナンス周期の延伸につながると考えられる。しかし、補助グリースの給脂タイミングは軸受の発熱による袋体の劣化に依存するため袋体の材質および厚さ等を使用条件毎に精査する必要があり、コントロールが煩雑となる。軸受内部の劣化グリースが軸受外部に排出されないため以下の懸念等がある。軸受内部のグリース封入容量が増加することで、グリースの巻き込みによる昇温の機会が増える懸念、または軸受内部に補充された直後の補助グリースの攪拌により、一時的に軸受の昇温が発生する可能性が考えられる。
【0007】
特許文献2において、内輪間座に隣接する内輪の端部に凹部を設けることで、内輪回転時の遠心力により、軸受内部に潤滑が寄与され、メンテナンスフリーで長時間の運転が可能になると考えられる。しかし、内輪間座を介して併設された軸受にのみ適用可能な形状であり、また、軸受圧入時にグリース封入部に異物が混入する可能性が考えられる。
【0008】
本発明の目的は、潤滑寿命を延伸することができる複列の転がり軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の複列の転がり軸受は、グリース潤滑で使用される複列の転がり軸受であって、
内輪と、一体型の外輪と、前記内外輪間に設けられた複列のころと、これらころを保持する保持器と、軸方向両側の端面に設けられるシール部材と、 外輪内周面の列間に、軸受内部の全空間における静止空間の容積を増加する静止空間増加手段を備え、前記静止空間増加手段は、前記外輪内周面に設けられた、前記グリースを保持可能な環状の凹部である。
前記「静止空間」とは、軸受内部の全空間において、軸受回転時に転動体、保持器等の回転体が通過しない空間を言う。
【0010】
この構成によると、外輪内周面の列間に、軸受内部の全空間における静止空間の容積を増加する静止空間増加手段を備えた。静止空間増加手段は、外輪内周面に設けられた、前記グリースを保持可能な環状の凹部である。このため、静止空間増加手段を備えていない従来構造よりも、静止空間に残存するグリース量が増え、グリースの巻き込みに伴う昇温を抑えつつ軸受内部のグリース封入量を増加させることができる。また運転時に動空間および静止空間のグリースにより多くの基油を残存させ、油分の劣化促進を抑えることが可能となる。したがって、既存の転がり軸受の内部設計を変更することなく潤滑寿命を延伸することができる。
前記静止空間増加手段は、外輪内周面に設けられた、グリースを保持可能な環状の凹部であるため、外輪内周面に機械加工等により比較的容易に凹部を設けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
2か月前
個人
保持機
5か月前
個人
クラッチ装置
2か月前
個人
免震留具
4か月前
個人
トーションバー
3日前
個人
振り子式免震装置
5か月前
個人
ボルトナットセット
17日前
個人
回転式配管用支持具
1か月前
藤井電工株式会社
フック
5か月前
個人
ネジの緩み防止装置
5か月前
個人
固着具と成形品部材
2か月前
株式会社オンダ製作所
継手
1か月前
株式会社アイシン
駆動装置
2か月前
個人
緩み防止ナット
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
個人
ベルトテンショナ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社三協丸筒
枠体
10日前
カヤバ株式会社
緩衝器
25日前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
日動電工株式会社
保持具
5か月前
株式会社フジキン
バルブ
6か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
未来工業株式会社
固定体
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
5か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
25日前
カヤバ株式会社
緩衝装置
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
6日前
矢崎化工株式会社
連結具
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
2か月前
株式会社不二工機
逆止弁
2か月前
続きを見る
他の特許を見る