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公開番号2025038735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145521
出願日2023-09-07
発明の名称情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
出願人任天堂株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A63F 13/69 20140101AFI20250312BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】複数のユーザ間で共有されるゲーム空間内において、他のユーザによってゲーム空間の状態が変更されることを制限することができる情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法を提供する。
【解決手段】仮想空間において、第1のユーザの操作入力に基づいて、第1オブジェクトおよび当該第1のユーザに対応付けられた第2オブジェクトの少なくともいずれかの状態を変更し、第1プレイヤキャラクタの位置を基準として配置された第2オブジェクトの位置に基づいて、当該第1のユーザに対応する第1領域を設定する。そして、第2のユーザの操作入力に基づいて、第1オブジェクトおよび当該第2のユーザに対応付けられた第2オブジェクトの少なくともいずれかの状態を変更し、第2のユーザの操作入力に基づく第1領域内における第1オブジェクトおよび第2オブジェクトの状態の変更を制限する。
【選択図】図14

特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも複数の第１オブジェクトによって構成される仮想空間において、複数のユーザがそれぞれに対応するプレイヤキャラクタを操作して動作させる情報処理システムであって、
前記仮想空間において、第１のユーザの操作入力に基づいて指定された当該仮想空間内の位置に対応する、前記第１オブジェクトおよび当該第１のユーザに対応付けられた第２オブジェクトの少なくともいずれかの状態を変更する第１状態変更手段と、
前記第１のユーザに対応する第１プレイヤキャラクタの位置を基準として当該第１のユーザの操作入力に基づく前記仮想空間内の位置に配置された、当該第１のユーザに対応付けられた前記第２オブジェクトの位置に基づいて、当該第１のユーザに対応する第１領域を当該仮想空間内に設定する第１領域設定手段と、
前記仮想空間において、前記第１のユーザとは異なる第２のユーザの操作入力に基づいて指定された前記仮想空間内の位置に対応する、前記第１オブジェクトおよび当該第２のユーザに対応付けられた第２オブジェクトの少なくともいずれかの状態を変更する第２状態変更手段と、
前記第２のユーザの操作入力に基づく前記第１領域内における前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの状態の変更を制限する制限手段とを備える、情報処理システム。
続きを表示（約 2,200 文字）【請求項２】
前記制限手段が状態の変更を制限する前記第１領域内の前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトは、前記第２のユーザの操作入力に基づいて既に状態が変更されている前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの少なくともいずれかを含む、請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項３】
前記制限手段は、前記第２のユーザの操作入力に基づいて前記第１領域内に前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの少なくともいずれかが配置されることを制限する、請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項４】
前記制限手段は、前記第２のユーザの操作入力に基づいて前記第１領域内の前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの少なくとも１つが存在する位置から取り除かれることを制限する、請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項５】
前記制限手段は、前記第２のユーザの操作入力に基づいて前記第１領域内の前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの少なくとも１つが消去されることを制限する、請求項４に記載の情報処理システム。
【請求項６】
前記制限手段は、前記第２のユーザの操作入力に基づいて前記第１領域内の前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの少なくとも１つが移動されることを制限する、請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項７】
前記仮想空間において、前記第１のユーザおよび前記第２のユーザとは異なり所定の条件を満たす第３のユーザの操作入力に基づいて指定された前記仮想空間内の位置に対応する、前記第１オブジェクトおよび当該第３のユーザに対応付けられた第２オブジェクトの少なくともいずれかの状態を変更する第３状態変更手段を、さらに備え、
前記制限手段は、前記第３のユーザの操作入力に基づく前記第１領域内における前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの状態の変更を制限しない、請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項８】
前記所定の条件は、前記第１のユーザと所定の関係にあるユーザであることにより満たされる、請求項７に記載の情報処理システム。
【請求項９】
前記第２のユーザに対応する第２プレイヤキャラクタの位置を基準として当該第２のユーザの操作入力に基づく前記仮想空間内の位置に配置された、当該第２のユーザに対応付けられた前記第２オブジェクトの位置に基づいて、当該第２のユーザに対応する第２領域を当該仮想空間内に設定する第２領域設定手段と、
前記第３のユーザに対応する第３プレイヤキャラクタの位置を基準として当該第３のユーザの操作入力に基づく前記仮想空間内の位置に配置された、当該第３のユーザに対応付けられた前記第２オブジェクトの位置に基づいて、当該第３のユーザに対応する第３領域を当該仮想空間内に設定する第３領域設定手段とを、さらに備え、
前記制限手段は、前記第１のユーザの操作入力に基づく前記第２領域内における前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの状態の変更を制限する一方、前記第１のユーザの操作入力に基づく前記第３領域内における前記第１オブジェクトおよび前記第２オブジェクトの状態の変更を制限せず、
前記第１領域設定手段は、
設定する前記第１領域が既に設定されている前記第２領域と重複する場合、少なくとも当該重複する領域を外すことにより大きさを減じた領域を前記第１領域として設定し、
設定する前記第１領域が既に設定されている前記第３領域と重複する場合、当該重複した状態の領域を前記第１領域として設定する、請求項７に記載の情報処理システム。
【請求項１０】
前記第１のユーザの操作入力に基づいて、前記仮想空間内において前記第１プレイヤキャラクタの動作を制御する第１キャラクタ動作制御手段と、
前記第２のユーザの操作入力に基づいて、前記第１プレイヤキャラクタが配置される仮想空間と同じ仮想空間内において第２プレイヤキャラクタの動作を制御する第２キャラクタ動作制御手段と、
前記第２プレイヤキャラクタの位置を基準として前記第２のユーザの操作入力に基づく前記仮想空間内の位置に配置された、当該第２のユーザに対応付けられた前記第２オブジェクトの位置に基づいて、当該第２のユーザに対応する第２領域を当該仮想空間内に設定する第２領域設定手段とを、さらに備え、
前記第１状態変更手段は、前記第１プレイヤキャラクタが第１アクションを実行することに応じて、当該第１アクションに基づいた前記仮想空間内の位置に対応する前記第１オブジェクトおよび前記第１ユーザに対応付けられた前記第２オブジェクトの少なくとも１つの状態を変更し、
前記第２状態変更手段は、前記第２プレイヤキャラクタが前記第１アクションを実行することに応じて、当該第１アクションに基づいた前記仮想空間内の位置に対応する前記第１オブジェクトおよび前記第２ユーザに対応付けられた前記第２オブジェクトの少なくとも１つの状態を変更し、
前記制限手段は、前記第２プレイヤキャラクタが前記第１領域内において前記第１アクションを実行することを制限する、請求項１に記載の情報処理システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、仮想空間においてプレイヤキャラクタを用いた処理を行う情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、複数のユーザ間で共有されるゲーム空間内において、それぞれのユーザが共有ゲーム空間に対して施設オブジェクトの配置を行うゲームのプログラムがある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１５－０４６４４７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１で開示されたゲームのプログラムは、複数のユーザ間で共有されるゲーム空間内において、他のユーザによってゲーム空間の状態を変更できないように制限することができない。
【０００５】
それ故に、本発明の目的は、複数のユーザ間で共有されるゲーム空間内において、他のユーザによってゲーム空間の状態が変更されることを制限することができる情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明は例えば以下の（１）～（１６）のような構成を採用し得る。
【０００７】
（１）
本発明の情報処理システムの一構成例は、少なくとも複数の第１オブジェクトによって構成される仮想空間において、複数のユーザがそれぞれに対応するプレイヤキャラクタを操作して動作させる。情報処理システムは、第１状態変更手段、第１領域設定手段、第２状態変更手段、および制限手段を備える。第１状態変更手段は、仮想空間において、第１のユーザの操作入力に基づいて指定された当該仮想空間内の位置に対応する、第１オブジェクトおよび当該第１のユーザに対応付けられた第２オブジェクトの少なくともいずれかの状態を変更する。第１領域設定手段は、第１のユーザに対応する第１プレイヤキャラクタの位置を基準として当該第１のユーザの操作入力に基づく仮想空間内の位置に配置された、当該第１のユーザに対応付けられた第２オブジェクトの位置に基づいて、当該第１のユーザに対応する第１領域を当該仮想空間内に設定する。第２状態変更手段は、仮想空間において、第１のユーザとは異なる第２のユーザの操作入力に基づいて指定された仮想空間内の位置に対応する、第１オブジェクトおよび当該第２のユーザに対応付けられた第２オブジェクトの少なくともいずれかの状態を変更する。制限手段は、第２のユーザの操作入力に基づく第１領域内における第１オブジェクトおよび第２オブジェクトの状態の変更を制限する。
【０００８】
上記（１）の構成によれば、第１のユーザに対応する第１領域を仮想空間内に設定することによって、他のユーザの操作入力に基づいて当該第１領域内の第１オブジェクトおよび第２オブジェクトの状態が変更されることを制限する領域を設定することができる。
【０００９】
（２）
上記（１）の構成において、上記制限手段が状態の変更を制限する第１領域内の第１オブジェクトおよび第２オブジェクトは、第２のユーザの操作入力に基づいて既に状態が変更されている第１オブジェクトおよび第２オブジェクトの少なくともいずれかを含んでもよい。
【００１０】
上記（２）の構成によれば、オブジェクトを生成した作成者やオブジェクトを変更した編集者が関連する第１オブジェクトや第２オブジェクトであっても、当該作成者や当該編集者の操作入力による状態の変更を制限することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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