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公開番号
2025037573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144565
出願日
2023-09-06
発明の名称
電力供給システム
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H03F
1/26 20060101AFI20250311BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】PAモジュールに対するリーク電流の影響を抑制する。
【解決手段】電力供給システムは、信号を増幅するパワーアンプを含む第1モジュールと、第1モジュールに電力を供給するための第1電源ラインと、第1モジュールに電力を供給するための第2電源ラインと、第1電源ラインに一端が接続される第1容量と、第2電源ラインに一端が接続される第2容量と、第1モジュールに第1電源ラインが電気的に接続される第1接続状態と第1モジュールに前記第2電源ラインが電気的に接続される第2接続状態とを切替える第1スイッチと、第1スイッチによって第1モジュールに第1電源ラインを接続する時に、第1容量の他端を基準電位に接続する第2スイッチと、第1スイッチによって第1モジュールに第2電源ラインを接続する時に、第2容量の他端を基準電位に接続する第3スイッチと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
信号を増幅する第1パワーアンプを含む第1モジュールと、
前記第1モジュールに電力を供給するための第1電源ラインと、
前記第1モジュールに電力を供給するための第2電源ラインと、
前記第1電源ラインに一端が接続される第1容量と、
前記第2電源ラインに一端が接続される第2容量と、
前記第1モジュールに前記第1電源ラインが電気的に接続される第1接続状態と前記第1モジュールに前記第2電源ラインが電気的に接続される第2接続状態とを切替える第1スイッチと、
前記第1スイッチによって前記第1モジュールに前記第1電源ラインを接続し、かつ、前記第1モジュールが駆動する時に、前記第2容量の他端を基準電位に接続可能な第2スイッチと、
前記第1スイッチによって前記第1モジュールに前記第2電源ラインを接続し、かつ、前記第1モジュールが駆動する時に、前記第1容量の他端を基準電位に接続可能な第3スイッチと、
を含む電力供給システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
信号を増幅する他のパワーアンプを含む他のモジュールと、
前記第1スイッチと前記第1モジュールとを電気的に接続する第3電源ラインと、
をさらに含み、
前記第1接続状態において、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとを介して、前記第1モジュールと前記他のモジュールとのいずれか1つに電力を供給し、
前記第2接続状態において、前記第2電源ラインと前記第3電源ラインとを介して、前記第1モジュールと前記他のモジュールとのいずれか1つに電力を供給する、
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項3】
信号を増幅する第2パワーアンプを含む第2モジュールをさらに含み、
前記第2モジュールは、前記第1電源ラインに前記第1スイッチを介さずに接続され、
前記第1モジュールおよび前記第2モジュールが駆動するときに前記第2スイッチが前記第2容量の他端を基準電位に接続する、
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項4】
信号を増幅する第3パワーアンプを含む第3モジュールをさらに含み、
前記第3モジュールは、前記第2電源ラインに前記第1スイッチを介さずに接続され、
前記第2容量は、前記第2電源ラインにおいて、前記第1スイッチと前記第3モジュールとの間に接続される、
請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項5】
信号を増幅する第3パワーアンプを含む第3モジュールをさらに含み、
前記第3モジュールは、前記第2電源ラインに前記第1スイッチを介さずに接続され、
前記第1モジュールおよび前記第3モジュールが駆動するときに前記第3スイッチが前記第1容量の他端を基準電位に接続する、
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項6】
信号を増幅する第2パワーアンプを含む第2モジュールをさらに含み、
前記第2モジュールは、前記第1電源ラインに前記第1スイッチを介さずに接続され、
前記第1容量は、前記第1電源ラインにおいて、前記第1スイッチと前記第2モジュールとの間に接続される、
請求項5に記載の電力供給システム。
【請求項7】
前記第1モジュールにおいて前記第1パワーアンプが増幅する信号の周波数帯域と、前記他のモジュールにおいて前記他のパワーアンプが増幅する信号の周波数帯域とは、互いに異なる、
請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項8】
前記第1モジュールにおいて前記第1パワーアンプが増幅する信号の周波数帯域と、前記第2モジュールにおいて前記第2パワーアンプが増幅する信号の周波数帯域とは、互いに異なる、
請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項9】
前記第1モジュールにおいて前記第1パワーアンプが増幅する信号の周波数帯域と、前記第3モジュールにおいて前記第3パワーアンプが増幅する信号の周波数帯域とは、互いに異なる、
請求項4に記載の電力供給システム。
【請求項10】
前記第3電源ラインに一端が接続される第3容量と、
前記第3容量の他端と基準電位とが接続された状態と前記第3容量の他端と基準電位とが接続されない状態とを切替える第4スイッチと、
をさらに含む、
請求項2に記載の電力供給システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
無線通信装置において複数種類の周波数帯域に対応するために、複数の電力増幅器(Power Amplifier、以下「PA」と呼ぶ)モジュールを設けることがある。複数の電力増幅器を設ける場合、各電力増幅器に電力を供給する電源モジュレータが必要になる。
【0003】
特許文献1には、複数の電源回路を設けた無線通信装置が開示されている。特許文献1においては、Lowパワー時に低電源電圧を供給する電源回路と、Highパワー時に急速に高電源電圧を供給する電源回路とを設けている。そして、必要に応じて電源回路を切替えて用いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2007/0010218号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
PAモジュールの電源回路に関しては、PAモジュールと電源回路とが一対一の関係になるように、PAモジュールと同じ数の電源回路を設けることが考えられる。その場合、複数のPAモジュールを含む場合、同じ数の電源回路を設けると、装置を小型にすることが難しい。そこで、切替スイッチを設け、1つの電源回路から複数のPAモジュールに電力を供給することで、電源装置の数を削減することが考えられる。
【0006】
しかしながら、周波数帯域が異なる複数種類のPAモジュールを設けると、切替スイッチを介して電源ラインにリーク電流が漏洩することがある。このようなリーク電流は、PAモジュールに影響を与える。
【0007】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、電源回路および切替スイッチを用いた場合に、PAモジュールからのリーク電流による影響を抑制できる電力供給システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示による電力供給システムは、信号を増幅するパワーアンプを含む第1モジュールと、前記第1モジュールに電力を供給するための第1電源ラインと、前記第1モジュールに電力を供給するための第2電源ラインと、前記第1電源ラインに一端が接続される第1容量と、前記第2電源ラインに一端が接続される第2容量と、前記第1モジュールに前記第1電源ラインが電気的に接続される第1接続状態と前記第1モジュールに前記第2電源ラインが電気的に接続される第2接続状態とを切替える第1スイッチと、前記第1スイッチによって前記第1モジュールに前記第1電源ラインを接続し、かつ、前記第1モジュールが駆動する時に、前記第1容量の他端を基準電位に接続する第2スイッチと、前記第1スイッチによって前記第1モジュールに前記第2電源ラインを接続し、かつ、前記第1モジュールが駆動する時に、前記第2容量の他端を基準電位に接続する第3スイッチと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、電源回路および切替スイッチを用いた場合に、PAモジュールからのリーク電流による影響を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の第1実施形態による電力供給システムを示すブロック図である。
図2は、各PAモジュールの動作状態と、そのときの各スイッチの状態と、を示す図である。
図3は、本開示の第2実施形態による電力供給システムを示すブロック図である。
図4は、スイッチの切替えに応じた各PAモジュールの動作状態と、そのときの他のスイッチの状態と、を示す図である。
図5は、相互変調歪特性の悪化を引き起こす帯域の組み合わせを説明する図である。
図6は、2つの電源ライン間のアイソレーション特性を説明する図である。
図7は、図6に示す状態における、各PAモジュールの動作状態と、そのときの各スイッチの状態と、を示す図である。
図8は、図6におけるリーク信号の例を示す図である。
図9は、4つのPAモジュールに、3つの電源モジュレータを用いる電力供給システムの例を示す図である。
図10は、図9に示すEN-DCの組み合わせに対し、電源モジュレータが対応可能か否かを示す図である。
図11は、4つのPAモジュールに、2つの電源モジュレータを用いる例を示す図である。
図12は、図11に示すEN-DCの組み合わせに対し、電源モジュレータが対応可能か否かを示す図である。
図13は、4つのPAモジュールに、2つの電源モジュレータを用いる他の例を示す図である。
図14は、図13に示すEN-DCの組み合わせに対し、電源モジュレータが対応可能か否かを示す図である。
図15は、本開示の第3実施形態による電力供給システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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