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公開番号2025017396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120388
出願日2023-07-25
発明の名称半導体装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H03K 17/08 20060101AFI20250130BHJP(基本電子回路)
要約【課題】第1半導体スイッチング素子及び第2半導体スイッチング素子の発熱を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体装置は、入力信号に基づいて、第1半導体スイッチング素子及び第2半導体スイッチング素子のそれぞれを駆動するゲート駆動回路を備える。ゲート駆動回路は、第1半導体スイッチング素子をオンするために第1ゲートに印加される第1ゲート電圧が第1閾値よりも低い場合には、入力信号にかかわらず、第2半導体スイッチング素子をオフにした後に、第1半導体スイッチング素子をオフにする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1ゲートを有する第1半導体スイッチング素子と、
前記第1半導体スイッチング素子と並列接続され、第2ゲートを有し、前記第1半導体スイッチング素子よりもバンドギャップが大きく、かつ、前記第1半導体スイッチング素子よりも通電能力が低い第2半導体スイッチング素子と、
入力信号に基づいて、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のそれぞれを駆動するゲート駆動回路と
を備え、
前記ゲート駆動回路は、
前記第1半導体スイッチング素子をオンするために前記第1ゲートに印加される第1ゲート電圧が第1閾値よりも低い場合には、前記入力信号にかかわらず、前記第2半導体スイッチング素子をオフにした後に、前記第1半導体スイッチング素子をオフにする、半導体装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記ゲート駆動回路は、
前記第2半導体スイッチング素子をオンするために前記第2ゲートに印加される第2ゲート電圧が第2閾値よりも低い場合には、前記入力信号にかかわらず、前記第2半導体スイッチング素子をオフにする、半導体装置。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記ゲート駆動回路は、
前記第2半導体スイッチング素子をオンするために前記第2ゲートに印加される第2ゲート電圧が第2閾値よりも低い場合には、外部に第1異常信号を出力する、半導体装置。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体装置であって、
前記ゲート駆動回路は、
前記第1異常信号と、前記第1異常信号と異なる異常を示す第2異常信号とを、互いに識別可能な波形で一つの出力端子から前記外部に出力する、半導体装置。
【請求項5】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記ゲート駆動回路は、
前記第2半導体スイッチング素子をオンするために前記第2ゲートに印加される第2ゲート電圧が第3閾値よりも高い場合には、前記第2半導体スイッチング素子にオフする、または、前記第2ゲート電圧を低減する、半導体装置。
【請求項6】
請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載の半導体装置であって、
前記ゲート駆動回路は、
前記第2ゲート電圧が第3閾値よりも高い場合には、前記第2半導体スイッチング素子にオフする、または、前記第2ゲート電圧を低減する、半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モーター駆動用のインバーター装置などのパワー素子として、安価なSi(ケイ素)からなるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)及びMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が一般的に使用されている。一方、近年、WGB(Wide Band Gap)半導体であるSiC(炭化ケイ素)またはGaN(窒化ガリウム)からなる高効率のパワー素子が使用されることが増えてきている。
【0003】
しかしながらWGB半導体は高価であるため、コスト重視の民生機器などには普及が進んでいない。そこで、家庭用エアコンのコンプレッサーの駆動モーターなど、低電流での使用時間が長い用途向けに、小サイズのSiC-MOSFETとSi-IGBTとを並列接続して構成される並列回路を製品に用いることが提案されている(例えば特許文献1)。このような製品によれば、SiC-MOSFETの小サイズによるコスト削減と、SiC-MOSFETの低電流時の良好なDC特性による効率の改善(つまり損失の低減化)とが期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6544316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
パワー素子をオンするためにゲートに印加されるゲート電圧が低下すると、オン電圧が増加する(つまりDC特性が悪化する)。この結果、損失が増加してパワー素子の発熱が高くなり、パワー素子に不具合が生じる場合がある。そこで、ゲート電圧が規定値以下になった場合に、パワー素子をオフすることで、パワー素子の発熱を抑制するための保護回路を設ける構成が提案されている。
【0006】
しかしながら、例えば、上記のような並列回路にてSi-IGBTのゲート電圧が低下して、パワー素子のSi-IGBTをオフしたときに、並列接続されたSiC-MOSFETがオンの状態である場合には、全ての電流が流れこむことで発熱が高くなり、SiC-MOSFETに不具合が生じるという問題があった。
【0007】
そこで、本開示は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、Si素子及びSiC素子などの第1半導体スイッチング素子及び第2半導体スイッチング素子の発熱を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る半導体装置は、第1ゲートを有する第1半導体スイッチング素子と、前記第1半導体スイッチング素子と並列接続され、第2ゲートを有し、前記第1半導体スイッチング素子よりもバンドギャップが大きく、かつ、前記第1半導体スイッチング素子よりも通電能力が低い第2半導体スイッチング素子と、入力信号に基づいて、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のそれぞれを駆動するゲート駆動回路とを備え、前記ゲート駆動回路は、前記第1半導体スイッチング素子をオンするために前記第1ゲートに印加される第1ゲート電圧が第1閾値よりも低い場合には、前記入力信号にかかわらず、前記第2半導体スイッチング素子をオフにした後に、前記第1半導体スイッチング素子をオフにする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ゲート駆動回路は、第1ゲート電圧が第1閾値よりも低い場合には、入力信号にかかわらず、第2半導体スイッチング素子をオフにした後に、前記第1半導体スイッチング素子をオフにする。このような構成によれば、第1半導体スイッチング素子及び第2半導体スイッチング素子の発熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る半導体装置の外形の構成を示す斜視図である。
実施の形態1に係る半導体装置の内部の構成を示す平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の適用例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す図である。
関連半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。
実施の形態1に係る半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。
第1ゲート電圧が変化せずに第2ゲート電圧が低下する場合の電流の変化を示す図である。
特定の状況を示すタイミングチャートである。
実施の形態2に係る半導体装置の構成を示す図である。
実施の形態2に係る半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。
実施の形態3に係る半導体装置の構成を示す図である。
実施の形態4に係る半導体装置の構成を示す図である。
実施の形態4に係る半導体装置から出力される波形の一例を示す図である。
第1ゲート電圧が変化せずに第2ゲート電圧が上昇する場合の電流の変化を示す図である。
実施の形態5に係る半導体装置の構成を示す図である。
実施の形態5に係る半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。
実施の形態5に係る半導体装置の構成を示す図である。
実施の形態5に係る半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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