TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025023546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127764
出願日
2023-08-04
発明の名称
加熱調理器、及び加熱調理システム
出願人
三菱電機株式会社
,
三菱電機ホーム機器株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
A47J
27/00 20060101AFI20250207BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】ユーザが食する、たんぱく質を主成分とした人造米の食味を向上させる加熱調理器、及び加熱調理システムを提供する。
【解決手段】加熱調理器は、被加熱物を収容する容器と、容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御して容器を目標温度に加熱する制御装置と、を備え、制御装置は、被加熱物が米の場合に実行される通常モードと、被加熱物が、主成分がたんぱく質からなる人造米の場合に実行される人造米モードと、を実行し、通常モード及び人造米モードにおいて、容器を加熱して被加熱物に含まれる澱粉をα化させる加熱工程を行うものであり、人造米モードの加熱工程における目標温度は、通常モードの加熱工程における目標温度よりも低い温度である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被加熱物を収容する容器と、
前記容器を加熱する加熱部と、
前記加熱部を制御して前記容器を目標温度に加熱する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記被加熱物が米の場合に実行される通常モードと、
前記被加熱物が、主成分がたんぱく質からなる人造米の場合に実行される人造米モードと、を実行し、
前記通常モード及び前記人造米モードにおいて、前記容器を加熱して前記被加熱物に含まれる澱粉をα化させる加熱工程を行うものであり、
前記人造米モードの前記加熱工程における前記目標温度は、前記通常モードの前記加熱工程における前記目標温度よりも低い温度である
加熱調理器。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記通常モード及び前記人造米モードにおいて、前記加熱工程後に前記容器に残った水分を蒸発させるドライアップ工程を行い、
前記人造米モードの前記ドライアップ工程における前記目標温度は、前記通常モードの前記ドライアップ工程における前記目標温度よりも低い
請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記通常モード及び前記人造米モードにおいて、前記加熱工程後に前記容器に残った水分を蒸発させるドライアップ工程を行い、
前記人造米モードの前記ドライアップ工程において前記容器が100℃以上に維持される時間は、前記通常モードの前記ドライアップ工程において前記容器が100℃以上に維持される時間より短い
請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項4】
被加熱物を収容する容器と、
前記容器を加熱する加熱部と、
前記加熱部を制御して前記容器を目標温度に加熱する制御装置と、
前記被加熱物が、主成分がたんぱく質からなる人造米の場合に実行される人造米モードの実行の入力を受け付ける入力部と、を備え、
前記制御装置は、
前記人造米モードを実行し、
前記人造米モードにおいて、前記容器を加熱して前記被加熱物に含まれる澱粉をα化させる加熱工程を行うものであり、
前記人造米モードの前記加熱工程における前記目標温度は、65℃以上かつ100℃未満である
加熱調理器。
【請求項5】
前記人造米モードの前記加熱工程における前記目標温度は、65℃以上かつ80℃未満である
請求項4に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記人造米モードの前記加熱工程において、前記加熱部に第1の電力と、前記第1の電力より大きい第2の電力とを順番に繰り返して供給する
請求項1~5の何れか1項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
請求項1~5の何れか1項に記載の加熱調理器と、
表示部と、を備え、
前記制御装置は、
前記人造米モードによって調理が行われることを前記表示部に表示させる
加熱調理システム。
【請求項8】
前記制御装置は、
米、及び主成分がたんぱく質からなる人造米を前記被加熱物として炊飯を行う混合モードを実行し、
前記混合モードによって炊飯が行われることを前記表示部に表示させる
請求項7に記載の加熱調理システム。
【請求項9】
前記制御装置は、
前記人造米モード、又は前記混合モードにおいて、前記容器に投入する推奨水量を前記表示部に表示させる
請求項8に記載の加熱調理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被加熱物の調理を行う加熱調理器、及び加熱調理システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、米とこんにゃく加工食品とを混ぜて炊飯を行うための専用の炊飯モードを実行可能な炊飯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-048668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1を含めた従来の炊飯器において、大豆等を原料とし、たんぱく質を主成分とした人造米を炊飯するための炊飯モードを備えたものは知られていない。大豆等を原料とした人造米を米と同様に炊飯した場合、大豆たんぱくゲルが軟化し、食感が軟らかく食べ応えのない仕上がりになってしまう。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ユーザが食する、たんぱく質を主成分とした人造米の食味を向上させる加熱調理器、及び加熱調理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の加熱調理器は、被加熱物を収容する容器と、容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御して容器を目標温度に加熱する制御装置と、を備え、制御装置は、被加熱物が米の場合に実行される通常モードと、被加熱物が、主成分がたんぱく質からなる人造米の場合に実行される人造米モードと、を実行し、通常モード及び人造米モードにおいて、容器を加熱して被加熱物に含まれる澱粉をα化させる加熱工程を行うものであり、人造米モードの加熱工程における目標温度は、通常モードの加熱工程における目標温度よりも低い温度である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の加熱調理器では、人造米モードの加熱工程における目標温度が、通常モードの加熱工程における目標温度よりも低い温度に制御される。このため、加熱調理器は、人造米モードで炊飯を行うことで、通常モードで人造米を炊飯する場合と比較して炊飯時に人造米のたんぱく質ゲルの軟化を抑制し、食べ応えのある食感を残すことができる。したがって、加熱調理器は、ユーザが食する、たんぱく質を主成分とした人造米の食味を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る加熱調理器を示す概略構成図である。
実施の形態1に係る加熱調理器を示す機能ブロック図である。
実施の形態1に係る通常モードでの制御を説明するための図である。
実施の形態1に係る人造米モードでの制御を説明するための図である。
温度変化に伴う大豆たんぱくゲルの固さの変化を示す図である。
加熱工程での目標温度を変更した場合の食味の評価を示す図である。
実施の形態1に係る人造米モードの加熱工程における電力制御パターンを説明するための図である。
実施の形態1に係る加熱調理器1が人造米の炊飯を実行する際の動作手順を示すフローチャートである。
実施の形態1の変形例に係る加熱調理システムを示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
以下に、図面を参照して、実施の形態を説明する。各図における同一の符号は、同一の構成又は相当する構成を示す。図1は、実施の形態1に係る加熱調理器1を示す概略構成図である。
【0010】
加熱調理器1は、被加熱物を加熱することによって炊飯を行う炊飯器である。被加熱物には、米、人造米、及び水が含まれる。ここでの人造米は、例えば大豆又はひよこ豆等の豆類を原料としており、主成分がたんぱく質からなるものである。ここで、主成分がたんぱく質であるとは、炭水化物、脂質、無機質(ミネラル)、又はビタミン等の他の栄養素と比較して、たんぱく質が最も含まれていること意味する。人造米は、例えば油分を絞った豆類が粉末状にして乾燥された後に、エクストルーダにて加熱混練され、米の形状に押し出して成形されることで製造される。なお、以下の説明においては、単に「米」と称した場合、「人造米」は含まれないものとする。また、以下では、同等の重量の米と比較して糖質の含有量が少なく、タンパク質の含有量が多い食材である大豆を主原料とした人造米について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱電機株式会社
照明器具
今日
三菱電機株式会社
推定装置
6日前
三菱電機株式会社
換気装置
13日前
三菱電機株式会社
振動センサ
3日前
三菱電機株式会社
無線受信装置
今日
三菱電機株式会社
電源システム
今日
三菱電機株式会社
空気処理装置
6日前
三菱電機株式会社
防災用照明装置
6日前
三菱電機株式会社
電力需給運用代行装置
7日前
三菱電機株式会社
信号処理器及びレーダ装置
6日前
三菱電機株式会社
半導体装置および電力変換装置
13日前
三菱電機株式会社
照明器具および照明制御システム
3日前
三菱電機株式会社
加熱調理器及び加熱調理システム
6日前
三菱電機株式会社
換気装置、学習装置及び推論装置
6日前
三菱電機株式会社
加熱調理器、及び加熱調理システム
3日前
三菱電機株式会社
脆弱性解析装置及び脆弱性解析方法
今日
三菱電機株式会社
インシデントレスポンス支援システム
6日前
三菱電機株式会社
点検スイッチユニットおよび防災用照明器具
6日前
三菱電機株式会社
受信機、無線通信システムおよび無線受信方法
7日前
三菱電機株式会社
情報処理装置、プログラムおよび情報処理方法
今日
三菱電機株式会社
カップリング、ねじ回し装置およびレーザ加工機
6日前
三菱電機株式会社
漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法、通信システム
今日
三菱電機株式会社
情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
6日前
三菱電機株式会社
運動支援プログラム、運動支援システム、および運動支援方法
6日前
三菱電機株式会社
軌道計画装置
6日前
三菱電機株式会社
メータ読取装置、メータ読取プログラム、及びメータ読取方法
7日前
三菱電機株式会社
電力管理装置、電力管理システム、電力管理方法及びプログラム
今日
三菱電機株式会社
工具診断システム、工具診断装置、工具診断方法及びプログラム
7日前
三菱電機株式会社
亀裂検査システム
6日前
三菱電機株式会社
学習ベースの合成支援を伴うアジャイルハードウェア実現システム
3日前
三菱電機株式会社
曲げ加工順決定システム、曲げ加工順決定方法、および、プログラム
6日前
三菱電機株式会社
作業管理システム、作業管理方法、作業管理装置、およびプログラム
6日前
三菱電機株式会社
熱交換器の外観検査装置、熱交換器の製造方法及び熱交換器の外観検査方法
6日前
三菱電機株式会社
数値制御装置および数値制御方法
7日前
三菱電機株式会社
通信システム、端末装置および基地局装置
1日前
三菱電機株式会社
衛星見守りシステム、見守り衛星、見守りセンター、インフラストラクチャ衛星、および、衛星情報伝送方法
1日前
続きを見る
他の特許を見る