TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025022508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127157
出願日
2023-08-03
発明の名称
信号処理器及びレーダ装置
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
主分類
G01S
13/58 20060101AFI20250206BHJP(測定;試験)
要約
【課題】クラッタ成分による誤警報を低減しながら、クラッタ領域内に存在する目標の検出性能を向上させることができる信号処理器を得ること。
【解決手段】信号処理器30は、検出対象である目標からの反射波を含む受信信号を取得し、受信信号に対する信号処理を実施することによって目標を検出するレーダ装置100に備えられる。信号処理器30は、受信信号から距離及び速度の情報を含む距離速度信号を生成する距離速度信号生成部31と、距離速度信号の信号強度に基づいて検出対象の評価用領域を設定し、当該評価用領域を設定することで得られる検出用閾値に基づいて目標検出を行う目標検出部32とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
検出対象である目標からの反射波を含む受信信号を取得し、前記受信信号に対する信号処理を実施することによって目標を検出するレーダ装置に備えられる信号処理器であって、
前記受信信号から距離及び速度の情報を含む距離速度信号を生成する信号生成部と、
前記距離速度信号の信号強度に基づいて検出対象の評価用領域を設定し、前記評価用領域を設定することで得られる検出用閾値に基づいて目標検出を行う目標検出部と、
を備えたことを特徴とする信号処理器。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記検出用閾値は、前記レーダ装置の位置情報、速度情報及びメインローブの方向情報に基づいて設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理器。
【請求項3】
前記評価用領域は、メインローブクラッタが存在する方向に沿って設定される
ことを特徴とする請求項2に記載の信号処理器。
【請求項4】
前記検出用閾値は、前記評価用領域における前記距離速度信号の信号強度の平均値に基づいて設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理器。
【請求項5】
前記検出用閾値は、前記評価用領域における前記距離速度信号の信号強度の最大値に基づいて設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理器。
【請求項6】
前記評価用領域は、前記距離速度信号の信号強度を最小二乗法で処理することで得られるパラメータに基づいて設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理器。
【請求項7】
前記距離速度信号の信号強度に基づいて検出対象の領域を分類する領域分類部を更に備え、
前記目標検出部は、前記領域分類部が分類した領域に応じた閾値を用いて目標検出処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理器。
【請求項8】
前記領域分類部は、検出対象の領域をクラッタ領域と、クラッタ領域外とに分類し、
前記目標検出部は、前記クラッタ領域及び前記クラッタ領域外に対して、異なる閾値を使用して目標検出処理を行う
ことを特徴とする請求項7に記載の信号処理器。
【請求項9】
前記距離速度信号に対して線形化処理を行い、線形化された距離速度信号マップを生成する線形化処理部を更に備え、
前記目標検出部は、前記距離速度信号マップを用いて目標検出処理を行う
ことを特徴とする請求項7に記載の信号処理器。
【請求項10】
前記目標検出部は、検出対象のセルを中心にして、距離方向及び速度方向に前記評価用領域を設定して目標検出処理を行う
ことを特徴とする請求項7に記載の信号処理器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、目標の検出を行う信号処理器及び当該信号処理器を備えるレーダ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
レーダ装置は、検出対象である目標からの反射波を受信し、当該反射波の受信信号に対する信号処理を実施することによって、当該目標を検出する。目標の検出には、目標検出閾値が用いられる。従来のレーダ装置は、反射波の受信信号における検出対象セルの信号強度と検出対象セルの周囲の信号強度とに基づいて目標検出閾値を算出する。目標の検出対象セル及びその周囲に存在する信号成分が目標及び雑音のみであれば、予め設定した誤警報確率になる目標検出閾値を算出することができ、当該誤警報確率での目標検出が可能となる。一方、目標の検出対象セル及びその周囲にクラッタ成分が存在する場合には、当該クラッタが目標として検出され、誤警報が増大するという問題が生じる。
【0003】
このような技術的背景の下、下記特許文献1には、クラッタによる誤警報を抑圧する検出装置が開示されている。特許文献1に開示される検出装置は、クラッタ領域を算出するマスク算出部を備え、検出時にマスク算出部が算出したクラッタ領域を検出対象外とすることで誤警報の抑圧を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第10830883号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている検出装置では、クラッタ領域内に目標が存在する場合、即ち、クラッタと目標とが距離又は速度で分離できない領域に存在する場合、目標を検出することが困難であった。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、クラッタ成分による誤警報を低減しながら、クラッタ領域内に存在する目標の検出性能を向上させることができる信号処理器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る信号処理器は、検出対象である目標からの反射波を含む受信信号を取得し、受信信号に対する信号処理を実施することによって目標を検出するレーダ装置に備えられる。信号処理器は、受信信号から距離及び速度の情報を含む距離速度信号を生成する信号生成部と、距離速度信号の信号強度に基づいて検出対象の評価用領域を設定し、当該評価用領域を設定することで得られる検出用閾値に基づいて目標検出を行う目標検出部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る信号処理器によれば、クラッタ成分による誤警報を低減しながら、クラッタ領域内に存在する目標の検出性能を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る信号処理器を含むレーダ装置の構成例を示すブロック図
実施の形態1に係る信号処理器の機能を実現するためのハードウェア構成の一例を示すブロック図
実施の形態1に係る信号処理器の機能を実現するためのハードウェア構成の他の例を示すブロック図
実施の形態1に係るレーダ装置の全体動作を示すフローチャート
図4における第1ステップの詳細な処理手順を示すフローチャート
図4における第2ステップの詳細な処理手順を示すフローチャート
図4における第3ステップの詳細な処理手順を示すフローチャート
実施の形態1における距離速度信号の説明に供する図
実施の形態1に係るレーダ装置とレーダ信号の反射面との間の位置関係の説明に供する図
実施の形態1の検出処理手法の説明に供する概念図
比較例として示す従来の検出処理手法の説明に供する概念図
実施の形態1の検出処理手法による誤警報の低減効果の説明に供する図
実施の形態2に係る信号処理器を含むレーダ装置の構成例を示すブロック図
実施の形態2に係るクラッタ領域分類部による処理の説明に供する図
実施の形態2に係る線形化処理部による処理の説明に供する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照し、本開示の実施の形態に係る信号処理器及びレーダ装置について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱電機株式会社
送風機器
5日前
三菱電機株式会社
送風装置
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
三菱電機株式会社
空気清浄機
5日前
三菱電機株式会社
車両システム
3日前
三菱電機株式会社
超電導電磁石
4日前
三菱電機株式会社
空調システム
4日前
三菱電機株式会社
同軸フィルタ
14日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
10日前
三菱電機株式会社
換気システム
4日前
三菱電機株式会社
ゲート駆動装置
10日前
三菱電機株式会社
稟議決裁システム
4日前
三菱電機株式会社
保護リレーシステム
10日前
三菱電機株式会社
防災灯点検システム
5日前
三菱電機株式会社
作業状態推測システム
4日前
三菱電機株式会社
電気機器の扉取替昇降機
14日前
三菱電機株式会社
表示ユニット及び表示装置
10日前
三菱電機株式会社
設備プレート及び照明システム
14日前
三菱電機株式会社
給電システム、および給電方法
10日前
三菱電機株式会社
通電加熱装置および通電加熱方法
4日前
三菱電機株式会社
通信システムおよび光遅延補正方法
10日前
三菱電機株式会社
映像解析装置及び水門開閉システム
今日
三菱電機株式会社
データ処理装置およびデータ処理方法
5日前
三菱電機株式会社
飛行制御システム、および飛行制御方法
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
10日前
三菱電機株式会社
サービス提供システム、サービス提供方法
14日前
三菱電機株式会社
制御装置、蓄電駆動システムおよび制御方法
5日前
三菱電機株式会社
プラットフォームシステム、およびデータ処理方法
10日前
三菱電機株式会社
照明器具
6日前
三菱電機株式会社
半導体装置、半導体装置の製造方法、および電力変換装置
10日前
三菱電機株式会社
制御システム、制御装置、機器制御方法およびプログラム
4日前
三菱電機株式会社
接合体の製造方法、半導体装置の製造方法および半導体装置
5日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
3日前
三菱電機株式会社
回転子および回転電機、並びに回転子および回転電機の製造方法
4日前
三菱電機株式会社
加熱調理システム
6日前
三菱電機株式会社
空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法、及び、プログラム
5日前
続きを見る
他の特許を見る