TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025032292
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-11
出願番号2024217177,2021087752
出願日2024-12-12,2021-05-25
発明の名称加熱調理システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F24C 15/00 20060101AFI20250304BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】外部から調理条件データも取得できる利便性の高い加熱調理システムを提供する。
【解決手段】加熱調理器と、加熱調理器と通信可能な端末側操作部と端末側表示部とを有する情報処理端末器と、情報処理端末器とネットワークで接続されるクラウドサーバとを備え、クラウドサーバは情報処理端末器からの要求に応じ加熱調理器のための調理条件データと末側表示部に表示させる表示情報の送信機能を有し、情報処理端末器は端末側操作部に入力された指令情報をクラウドサーバに送信する機能とクラウドサーバから受信した調理条件データの情報を端末側表示部に表示する機能を有し、情報処理端末器は加熱調理器に送信する特定調理メニュー用の調理条件データの対象となる調理メニューの食品成分又は栄養成分をデータベースから絞り込む機能を有し、情報処理端末器は加熱調理器に対し調理条件データと調理の食品成分又は栄養成分を示す情報を送信する機能を有する。
【選択図】図59
特許請求の範囲【請求項1】
被加熱物を加熱する加熱調理器と、
前記加熱調理器と通信可能であり、ユーザーの入力を受け付ける端末側操作部と、端末側表示部と、を有する情報処理端末器と、
前記情報処理端末器と無線通信によるネットワークを介して接続されるクラウドサーバと、
を備えており、
前記クラウドサーバは、前記情報処理端末器からの要求に応じて、前記加熱調理器のための調理条件データと、前記端末側表示部に表示させるべき表示情報を、送信する機能と、を有し、
前記情報処理端末器は、前記端末側操作部に入力された指令情報を前記クラウドサーバに送信する機能と、前記クラウドサーバから受信した前記調理条件データの情報を前記端末側表示部に表示する機能と、を有し、
前記情報処理端末器は、前記加熱調理器に送信すべき特定調理メニュー用の前記調理条件データの対象となる調理メニューの、食品成分又は栄養成分を、保有するデータベースから絞り込む機能を有し、
前記情報処理端末器は、前記加熱調理器に対して、前記調理条件データと、当該データの対象となる調理の食品成分又は栄養成分を示す情報とを、送信する機能を有していることを特徴とする加熱調理システム。
続きを表示(約 3,400 文字)【請求項2】
前記加熱調理器は、音声入力併用モードとタッチ式入力モードの2つの入力機能を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項3】
前記加熱調理器は、主電源スイッチをONにした後で起動する報知部を有し、
前記報知部において、調理工程開始前に待機時初期画面を表示し、
前記加熱調理器は、前記待機時初期画面の表示の後で、ユーザーによる調理モードの選択に応じた受信可能期間開始信号を、前記クラウドサーバに送信する機能を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項4】
前記クラウドサーバには、前記加熱調理器と無線通信を行う第1サーバを有し、
前記第1サーバは、前記加熱調理器の運転中に外部へ送信される運転状態データの1つとして、受信可能期間終了信号を受信した場合、前記加熱調理器のための前記調理条件データを、前記加熱調理器又は前記情報処理端末器に送信しないことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項5】
被加熱物を加熱する加熱調理器と、
前記加熱調理器と通信可能な第1サーバと、
前記第1サーバと通信可能な第2サーバと、
前記第2サーバと通信可能であり、端末側操作部と、端末側表示部と、を有する情報処理端末器と、
を備えており、
前記第1サーバは、前記加熱調理器の運転状態データを当該加熱調理器から受信する機能と、前記第2サーバから受信した調理条件データ提供の要求Aに応じて、前記加熱調理器の運転に関して前記端末側表示部に表示させるべき表示情報を、当該第2サーバに送信する機能とを有し、
前記情報処理端末器は、前記端末側操作部に入力された指令情報を前記第2サーバに送信する機能と、前記第2サーバから受信した前記調理条件データの情報を前記端末側表示部に表示する機能とを有し、
前記第2サーバは、前記情報処理端末器から受信した前記指令情報の内容を認識し、当該指令情報の内容から特定した前記要求Aを前記第1サーバに送信する機能と、当該要求Aの送信に応じて前記第1サーバから受信した前記調理条件データを、前記加熱調理器に送信する機能と、を有しており、
前記第1サーバは、前記加熱調理器から受信した前記運転状態データから、当該加熱調理器が受信可能期間でない場合には、前記調理条件データを当該加熱調理器に送信しないことを特徴とする加熱調理システム。
【請求項6】
前記加熱調理器は、音声入力併用モードとタッチ式入力モードの2つの入力機能を備えたものであることを特徴とする請求項5に記載の加熱調理システム。
【請求項7】
前記加熱調理器は、主電源スイッチをONにした後で起動する報知部を有し、
前記報知部において、調理工程開始前に待機時初期画面を表示し、
前記加熱調理器は、前記待機時初期画面の表示の後で、ユーザーによる調理モードの選択に応じた受信可能期間開始信号を、前記第1サーバに送信する機能を備えたものであることを特徴とする請求項5に記載の加熱調理システム。
【請求項8】
被加熱物を加熱する加熱調理器と、
前記加熱調理器と通信可能な第1サーバと、
前記第1サーバと通信可能な第2サーバと、
前記第2サーバと通信可能であり、入力を受け付ける表示操作部と、指令内容を音声で入力する機能と、を有する情報処理端末器と、
を備えており、
前記第1サーバは、前記第2サーバから受信した要求Aに応じて、前記加熱調理器の運転に関して前記情報処理端末器にて報知すべき操作支援データを、当該第2サーバに送信する機能を有し、
前記情報処理端末器は、音声で入力された前記指令内容を前記第2サーバに音声データとして送信する第1の機能と、前記第2サーバから受信した前記操作支援データの情報を報知する第2の機能と、取得しようとする調理条件データを指定する第3の機能と、前記調理条件データの対象となる調理物の食品成分データと当該調理条件データの提供を要求する第4の機能と、前記加熱調理器に前記調理条件データを送信することを要求する第5の機能と、を有し、
前記第2サーバは、前記情報処理端末器から受信した前記音声データの内容を認識し、当該音声データの内容から特定した前記要求Aを前記第1サーバに送信する機能と、当該要求Aの送信に応じて前記第1サーバから受信した前記操作支援データを、前記情報処理端末器に送信する機能と、を有し、
前記情報処理端末器は、前記第1サーバから前記加熱調理器に対して送信する前記調理条件データの内容と前記食品成分データとを表示し、当該表示後にユーザーの指令を受けて、前記第5の機能によって前記加熱調理器に提供する指令を発することを特徴とする加熱調理システム。
【請求項9】
被加熱物を加熱する加熱調理器と、
前記加熱調理器と通信可能な第1サーバと、
前記第1サーバと通信可能な第2サーバと、
前記第2サーバと通信可能であり、入力を受け付ける表示操作部と、指令内容を音声で入力する機能と、を有する情報処理端末器と、
を備えており、
前記第1サーバは、前記加熱調理器の運転状態データを当該加熱調理器から受信する機能と、前記第2サーバから受信した要求Aに応じて、前記加熱調理器の運転に関して前記情報処理端末器にて報知すべき操作支援データを、当該第2サーバに送信する機能と、を有し、
前記情報処理端末器は、音声で入力された前記指令内容を前記第2サーバに音声データとして送信する機能と、前記第2サーバから受信した前記操作支援データの情報を報知する機能と、取得しようとする調理条件データの対象となる被調理物の食品成分情報及び当該調理条件データの提供を、前記第2サーバに要求する機能と、を有し、
前記第2サーバは、前記情報処理端末器から受信した前記音声データの内容を認識し、当該音声データの内容から特定した前記要求Aを前記第1サーバに送信する機能と、当該要求Aの送信に応じて前記第1サーバから受信した前記操作支援データを、前記情報処理端末器に送信する機能と、を有しており、
前記第1サーバは、前記加熱調理器から受信した前記運転状態データから、当該加熱調理器が前記調理条件データを取得可能な期間であるかどうかを判定することを特徴とする加熱調理システム。
【請求項10】
被加熱物を加熱する加熱調理器と、
前記加熱調理器と通信可能な第1サーバと、
前記第1サーバと通信可能な第2サーバと、
前記第2サーバと通信可能であり、入力を受け付ける表示操作部と、指令内容を音声で入力する機能とを有する情報処理端末器と、を備えており、
前記第1サーバは、前記加熱調理器の運転状態データを当該加熱調理器から受信する機能と、前記第2サーバから受信した要求Bに応じて、前記加熱調理器の調理のための調理条件データを、当該加熱調理器に送信する機能と、を有し、
前記情報処理端末器は、音声で入力された前記指令内容を前記第2サーバに音声データとして送信し、前記調理条件データと、当該調理条件データの対象となる調理物の食品成分データとを、前記加熱調理器に送信することを指令するものであり、
前記第2サーバは、前記情報処理端末器から受信した前記音声データによる前記指令内容を認識し、当該指令内容から特定した前記要求Bを前記第1サーバに送信する機能を有しており、
前記第1サーバは、前記加熱調理器から受信した前記運転状態データから、当該加熱調理器が前記調理条件データを取得可能な期間であるかどうかを判定し、更に前記要求Bに応じて前記調理条件データと、前記食品成分データと、を前記加熱調理器に送信することを特徴とする加熱調理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、トッププレートの上に置かれた鍋等の被加熱物を加熱する複合型加熱調理器を使用する加熱調理システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、加熱調理器の内、複数種類の加熱手段を備えた加熱調理器を複合型加熱調理器と呼んでいる。
また、加熱調理器は、使用される環境から見て、大きく分けて3種類ある。
その内の1つは、キッチンカウンター等の厨房家具の中に設置される、所謂「ビルトイン式(組込式)」である。2つ目は、厨房家具の所定の位置に、ガスコンロ(「ガス燃焼式テーブル」ともいう)等のように置かれて使用される「据置式」である。3つ目は、食卓等の上の任意の位置に置かれて使用される、小型で可搬式の「卓上式」である。
【0003】
「ビルトイン式」の加熱調理器は、複数種類の加熱源を備えた複合型加熱調理器が多く存在し、各種調理に対応できるものとして人気がある。しかし、厨房家具の中に設置されるため、一般的な厨房家具の規格に合わせて外形寸法を設計しなければならず、「据置式」や「卓上式」のものに比較して設計の自由度は格段に少なく、実用的な製品にするための難易度は高い。
【0004】
調理の幅を拡大できる代表的な複合型加熱調理器として、本体の内部に加熱源で加熱されるグリル庫(「オーブン室」又は「加熱室」ともいうが、以下、統一的に「加熱室」という)を具備し、その加熱室にマイクロ波加熱源からのマイクロ波を導入する構成のものが提案された(特許文献1参照)。
【0005】
この特許文献1に示された複合型加熱調理器では、例えば、トッププレートの上方(第1の場所)と、加熱室の内部空間(第2の場所)で、それぞれ異なった種類の加熱手段で加熱調理できる。そのため、色々な種類の被調理物に対応できる利点がある。この加熱調理器では、ユーザーの希望する被調理物の調理条件データが、ネットワークや通信端末器経由で外部から取得できると更に利便性が向上する。
【0006】
一方、従来から、スマートフォン等の通信端末器と加熱調理器との間で通信を行い、通信端末器で選択された調理レシピに対応した調理条件データを、当該通信端末器から加熱調理器に送信して、加熱調理を行うようにした加熱調理システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
特許文献2は、複合型加熱調理器ではないが、複数の加熱部(例えば、右コンロ、左コンロ、後ろコンロ)を備え、通信機能を有する加熱調理器(ガス燃焼式加熱調理器)であり、使用者が通信端末器を操作して調理メニューの内、特定のレシピを選択すると、複数の加熱部の調理条件データを、加熱調理器が一括して取得する構成を提案している。
【0008】
更に、特許文献3には、ユーザーに適合する栄養素を含有し、かつ既存の食材で作成可能で健康的な献立の作成を効率的に支援する献立作成支援装置が提案されている。
この特許文献3は、ユーザーの年齢、性別、体重を含む個人情報を蓄積する個人情報蓄積手段と、該個人情報蓄積手段に蓄積された各個人情報に基づき各利用者毎に必要な栄養所要量を蓄積する栄養所要量蓄積手段と、前記個人情報蓄積手段に個人情報が蓄積されているユーザーのうち、献立を作成したい所望のユーザーを選択するユーザー選択手段と、この選択されたユーザーに必要となる栄養所要量を、前記栄養所要量蓄積手段に蓄積されているデータに基づき算出する栄養所要量算出手段と、食材情報を入力する食材情報入力手段と、を備えたシステムである。前記食材情報入力手段から入力された食材情報から作成できる献立情報を抽出する献立情報抽出手段と、を有するものである。
【0009】
更に、特許文献4には、ネットワークに接続されたサーバ装置と、クライアント装置(パーソナルコンピュータ等)と、を含む栄養成分表示システムが提案されている。これは、食材毎の栄養成分量を、ユーザーの入力に応じてその都度分析し、表示するというシステムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2021-68591号公報(第1頁、図44)
特開2017-106685号公報
特開2001-243412号公報
特開2006-139554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱電機株式会社
送風機
7日前
三菱電機株式会社
照明器具
8日前
三菱電機株式会社
電子機器
今日
三菱電機株式会社
放電装置
15日前
三菱電機株式会社
発光装置
15日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
光通信装置
15日前
三菱電機株式会社
半導体装置
16日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
9日前
三菱電機株式会社
半導体装置
16日前
三菱電機株式会社
半導体装置
22日前
三菱電機株式会社
半導体装置
23日前
三菱電機株式会社
空調システム
7日前
三菱電機株式会社
半導体製造装置
25日前
三菱電機株式会社
換気空調システム
1か月前
三菱電機株式会社
半導体モジュール
22日前
三菱電機株式会社
換気空調システム
1か月前
三菱電機株式会社
換気空調システム
1か月前
三菱電機株式会社
手持ち式電気掃除機
8日前
三菱電機株式会社
保護リレーシステム
22日前
三菱電機株式会社
モータ及び送風装置
7日前
三菱電機株式会社
アレーアンテナ装置
8日前
三菱電機株式会社
移載装置及び吸着方法
1か月前
三菱電機株式会社
水位変化検出システム
11日前
三菱電機株式会社
拡管工具および管の拡管方法
22日前
三菱電機株式会社
半導体チップ及び半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
送風システム及び空調システム
16日前
三菱電機株式会社
空気調和機および空調システム
今日
三菱電機株式会社
送風システム及び空調システム
16日前
三菱電機株式会社
ベーパーチャンバー及び冷却装置
1か月前
三菱電機株式会社
バーチャルオフィス支援システム
23日前
三菱電機株式会社
信号伝達回路および電力変換装置
7日前
三菱電機株式会社
電気掃除機用吸込具及び電気掃除機
8日前
三菱電機株式会社
レーダ装置および物体位置検出方法
15日前
三菱電機株式会社
漏油画像生成装置および漏油検知装置
1か月前
三菱電機株式会社
マルチトーンレーダおよび送受信方法
25日前
続きを見る