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公開番号2025055000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164272
出願日2023-09-27
発明の名称換気空調システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類F24F 3/147 20060101AFI20250401BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】熱交換器における氷結による換気風量の低下を防ぐことができ、かつ、暖房負荷を低減可能とする換気空調システムを得ること。
【解決手段】換気空調システム100は、冷媒を加熱する室外機12と、室内へ送り出される空気を冷媒によって加熱する第1の凝縮器21を含む室内機11と、を有する空調装置1と、室外から室内へ供給される空気と室内から室外へ排出される空気との間における熱交換が行われる熱交換器31を有し、室内への給気と室内からの排気とを行う換気装置3と、冷媒によって熱交換器31を加熱する第2の凝縮器22と、室外機12から第1の凝縮器21および第2の凝縮器22の各々へ搬送されて室外機12へ戻される冷媒の流路を構成する冷媒循環回路部20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を加熱する室外機と、室内へ送り出される空気を前記冷媒によって加熱する第1の凝縮器を含む室内機と、を有する空調装置と、
室外から前記室内へ供給される空気と前記室内から前記室外へ排出される空気との間における熱交換が行われる熱交換器を有し、前記室内への給気と前記室内からの排気とを行う換気装置と、
前記冷媒によって前記熱交換器を加熱する第2の凝縮器と、
前記室外機から前記第1の凝縮器および前記第2の凝縮器の各々へ搬送されて前記室外機へ戻される前記冷媒の流路を構成する冷媒循環回路部と、を備える
ことを特徴とする換気空調システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記熱交換器における氷結を検知する氷結検知部と、
前記氷結検知部による検知結果に基づいて、前記第2の凝縮器への前記冷媒の搬送が停止される第1の状態と前記第2の凝縮器へ前記冷媒が搬送される第2の状態とに前記冷媒循環回路部を切り換える切換部と、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の換気空調システム。
【請求項3】
前記熱交換器における氷結が検知されていない場合、または、前記熱交換器における氷結が検知され始めたときからの時間である経過時間が、あらかじめ設定された第1の時間に満たない場合に、前記切換部は、前記冷媒循環回路部を前記第1の状態とさせ、
前記経過時間が前記第1の時間を超えた場合に、前記切換部は、前記冷媒循環回路部を前記第2の状態とさせる
ことを特徴とする請求項2に記載の換気空調システム。
【請求項4】
前記冷媒循環回路部は、
前記第1の状態において、前記第1の凝縮器から流出した前記冷媒が前記室外機へ戻るときに通る第1の流路と、
前記第2の状態において、前記第2の凝縮器へ前記冷媒を搬送させる第2の流路と、を有し、
前記切換部は、前記冷媒の流路を前記第1の流路と前記第2の流路とに切り換える第1の弁であって、
前記熱交換器における氷結が検知されていない場合、または、前記経過時間が前記第1の時間に満たない場合に、前記第1の弁は、前記第1の流路を開くとともに前記第2の流路を閉じ、
前記経過時間が前記第1の時間を超えた場合に、前記第1の弁は、前記第1の流路を閉じるとともに前記第2の流路を開く
ことを特徴とする請求項3に記載の換気空調システム。
【請求項5】
前記冷媒循環回路部における前記冷媒が流れる向きを切り換える第2の弁を備え、
前記経過時間が、前記第1の時間よりも長い第2の時間に満たない場合に、前記第2の弁は、前記冷媒が流れる向きを、前記室外機から前記第1の凝縮器へ流れた前記冷媒が前記第2の凝縮器を通って前記室外機へ戻る向きとさせ、
前記経過時間が前記第2の時間を超えた場合に、前記第2の弁は、前記冷媒が流れる向きを、前記室外機から前記第2の凝縮器へ流れた前記冷媒が前記第1の凝縮器を通って前記室外機へ戻る向きとさせる
ことを特徴とする請求項4に記載の換気空調システム。
【請求項6】
前記換気装置において前記室内から前記室外へ排出される空気の風速を検知する風速センサを備え、
前記氷結検知部は、前記風速センサによる検知結果に基づいて、前記熱交換器における氷結を検知する
ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の換気空調システム。
【請求項7】
前記換気装置は、前記室内から取り込まれた空気を前記室外へ送る排気用送風機を備え、
前記氷結検知部は、前記排気用送風機の負荷に基づいて、前記熱交換器における氷結を検知する
ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の換気空調システム。
【請求項8】
前記氷結検知部は、前記室外の空気と前記換気装置から前記室内へ送り出される空気との温度差を検知することによって、前記熱交換器における氷結を検知する
ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の換気空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、室外機および室内機を有する空調装置と、熱交換器を有する換気装置とを備える換気空調システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
室外吸込口から取り込まれた空気を室内吹出口へ送る給気用送風機と、室内吸込口から取り込まれた空気を室外吹出口へ送る排気用送風機と、熱交換器とを有する換気装置が知られている。熱交換器では、室外吸込口から室内吹出口へ流れる空気と室内吸込口から室外吹出口へ流れる空気との間における熱交換が行われる。かかる換気装置では、外気温の低下が著しい場合に、室内吸込口から取り込まれた室内空気が室外吸込口から取り込まれた外気により冷却されることによって、室内空気に含まれる水蒸気が熱交換器にて氷結する場合がある。このため、熱交換器を有する従来の換気装置では、熱交換器における氷結によって換気風量が低下する場合があるという問題があった。
【0003】
特許文献1には、第1設定温度と、第1設定温度よりも低い第2設定温度とが設定され、外気温が第1設定温度以下かつ第2設定温度よりも高い場合には給気用送風機が間欠運転を行い、外気温が第2設定温度以下であるときには給気用送風機を停止して第3種換気を行う換気装置が開示されている。特許文献1に開示されている換気装置は、外気温が第2設定温度以下である場合に、室内吸込口から取り込まれた空気によって熱交換器が暖められることで、熱交換器における氷結による換気風量の低下を防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4656777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている従来の技術では、外気温の条件によっては、給気用送風機の運転が一定の時間において停止されることで室内の給気風量が確保されないこととなる。室内における給気風量の不足分は、建物の開口部を通じて補われる。この場合、外気温のままの外気が室内へ流入するため、熱交換を伴う給気が行われる場合に比べて暖房負荷が大きく上昇することとなる。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、熱交換器における氷結による換気風量の低下を防ぐことができ、かつ、暖房負荷を低減可能とする換気空調システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る換気空調システムは、冷媒を加熱する室外機と、室内へ送り出される空気を冷媒によって加熱する第1の凝縮器を含む室内機と、を有する空調装置と、室外から室内へ供給される空気と室内から室外へ排出される空気との間における熱交換が行われる熱交換器を有し、室内への給気と室内からの排気とを行う換気装置と、冷媒によって熱交換器を加熱する第2の凝縮器と、室外機から第1の凝縮器および第2の凝縮器の各々へ搬送されて室外機へ戻される冷媒の流路を構成する冷媒循環回路部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る換気空調システムは、熱交換器における氷結による換気風量の低下を防ぐことができ、かつ、暖房負荷を低減できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る換気空調システムの構成例を示す第1の図
実施の形態1に係る換気空調システムの構成例を示す第2の図
実施の形態1に係る換気空調システムの構成例を示す第3の図
実施の形態1に係る換気空調システムによる動作の手順を示すフローチャート
実施の形態1に係る制御回路の構成例を示す図
実施の形態1に係る専用のハードウェア回路の構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施の形態に係る換気空調システムを図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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