TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025066570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176270
出願日2023-10-11
発明の名称送風システム及び空調システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24F 7/007 20060101AFI20250416BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】建物内の湿度の均一化を図り、ユーザが部屋間の湿度差で不快に感じることを抑制できる送風システムを提供する。
【解決手段】送風システムは、第1空間及び第2空間が形成された建物に設けられる。送風システムは、第1空間と第2空間とを連通する風路に設けられた送風装置と、環境情報取得手段とを備える。送風装置は、送風装置の停止中に、予め設定された開始条件が成立した場合に、第1空間の空気の第2空間への搬送を開始する。環境情報取得手段は、外気の相対湿度に関する情報を取得する。開始条件は、外気の相対湿度が予め設定された第1基準相対湿度以上であることである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1空間及び第2空間が形成された建物に設けられた送風システムであって、
前記第1空間と前記第2空間とを連通する風路に設けられた送風装置と、
環境情報取得手段と、を備え、
前記送風装置は、前記送風装置の停止中に、予め設定された開始条件が成立した場合に、前記第1空間の空気の前記第2空間への搬送を開始し、
前記環境情報取得手段は、外気の相対湿度に関する情報を取得し、
前記開始条件は、前記外気の相対湿度が予め設定された第1基準相対湿度以上であることである送風システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記環境情報取得手段は、外気の温度に関する情報をさらに取得し、
前記開始条件は、
前記外気の相対湿度が前記第1基準相対湿度以上であること、又は、
前記外気の温度が予め設定された第1基準温度以下であることである請求項1に記載の送風システム。
【請求項3】
前記環境情報取得手段は、外気の温度に関する情報をさらに取得し、
前記開始条件は、
前記外気の相対湿度が前記第1基準相対湿度以上であり、かつ、
前記外気の温度が予め設定された第2基準温度以上であることである請求項1に記載の送風システム。
【請求項4】
前記環境情報取得手段は、前記第1空間の絶対湿度に関する情報及び前記第2空間の絶対湿度に関する情報をさらに取得し、
前記開始条件は、
前記外気の相対湿度が前記第1基準相対湿度以上であること、又は、
前記第1空間の絶対湿度及び前記第2空間の絶対湿度の一方又は両方が予め設定された第1基準絶対湿度以上であることである請求項1に記載の送風システム。
【請求項5】
前記環境情報取得手段は、前記第1空間の相対湿度に関する情報及び前記第2空間の相対湿度に関する情報をさらに取得し、
前記開始条件は、
前記外気の相対湿度が前記第1基準相対湿度以上であり、かつ、
前記第2空間の相対湿度が前記第1空間の相対湿度より大きいことである請求項1に記載の送風システム。
【請求項6】
前記送風装置は、前記送風装置の動作中に、予め設定された停止条件が成立した場合に、前記第1空間の空気の前記第2空間への搬送を停止し、
前記停止条件は、
前記外気の相対湿度が予め設定された第2基準相対湿度以下である状態が、予め設定された第1基準時間以上継続することであり、
前記第2基準相対湿度は、前記第1基準相対湿度未満である請求項1に記載の送風システム。
【請求項7】
前記第2空間内の人の有無を検知する人検知手段をさらに備え、
前記送風装置は、前記第2空間内に人がいる場合に動作を停止する請求項1又は請求項6に記載の送風システム。
【請求項8】
前記第1空間と前記第2空間とを連通する扉の開閉を検知する扉開閉検知手段をさらに備え、
前記送風装置は、前記扉が開いている場合に動作を停止する請求項1又は請求項6に記載の送風システム。
【請求項9】
ユーザが停止指示を入力する入力手段をさらに備え、
前記送風装置は、前記停止指示が入力された場合に動作を停止する請求項1又は請求項6に記載の送風システム。
【請求項10】
ユーザが停止時間帯を入力する入力手段をさらに備え、
前記送風装置は、1日のうち、入力された前記停止時間帯において、動作を停止する請求項1又は請求項6に記載の送風システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送風システム及び空調システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の住宅等の建物内の空調を行う空調システムにおいて、空気調和装置が設置された空調対象空間の空気を、空気調和装置が設置されていない非空調対象空間へ送るものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/018989号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されるようなシステムにおいては、屋外の湿度について考慮されていない。このため、例えば、雨天時等の外気の湿度が有意に高い場合、送風動作が行われず、非空調対象空間の湿度上昇を抑制できない可能性がある。また、非空調対象空間に、例えば濡れた傘、靴等の水を含むものが静置された場合、送風動作が行われず、非空調対象空間の湿度上昇を抑制できない可能性がある。また、冬季において空将対象空間内で加湿が行われた場合、加湿空気が搬送され、外気との温度差がある玄関の扉、窓、隙間風等で冷やされ結露が発生する可能性がある。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、建物内の各空間における湿度の均一化を図り、建物内の一部の空間内で湿度が上昇してしまうことを抑制できる送風システム及び空調システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る送風システムは、第1空間及び第2空間が形成された建物に設けられた送風システムであって、前記第1空間と前記第2空間とを連通する風路に設けられた送風装置と、環境情報取得手段と、を備え、前記送風装置は、前記送風装置の停止中に、予め設定された開始条件が成立した場合に、前記第1空間の空気の前記第2空間への搬送を開始し、前記環境情報取得手段は、外気の相対湿度に関する情報を取得し、前記開始条件は、前記外気の相対湿度が予め設定された第1基準相対湿度以上であることである。
【0007】
本開示に係る空調システムは、上記の送風システムと、前記第1空間の空気調和を行う空気調和装置と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る送風システム及び空調システムによれば、建物内の各空間における湿度の均一化を図り、建物内の一部の空間内で湿度が上昇してしまうことを抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る送風システムが適用された建物の一例を模式的に示す平面図である。
図1の断面Y-Yにおける断面図である。
実施の形態1に係る送風システムの制御系統の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る送風システムの動作の一例を示すフロー図である。
実施の形態1に係る送風システムが適用された建物の別例を模式的に示す平面図である。
図5の断面A-Aにおける断面図である。
図5の断面B-Bにおける断面図である。
実施の形態1に係る送風システムの別例における送風装置停止時の気流を示す図である。
実施の形態1に係る送風システムの別例における送風装置動作時の気流を示す図である。
実施の形態2に係る空調システムが適用された建物の一例を模式的に示す平面図である。
実施の形態2に係る空調システムの制御系統の構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る空調システムの動作の一例を示すフロー図である。
実施の形態2に係る空調システムの動作の一例を示すフロー図である。
本開示に係る送風システム及び空調システムの制御装置の機能を実現する構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示に係る送風システム及び空調システムを実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

三菱電機株式会社
半導体装置
7日前
三菱電機株式会社
半導体装置
今日
三菱電機株式会社
半導体装置
6日前
三菱電機株式会社
半導体装置
今日
三菱電機株式会社
半導体モジュール
6日前
三菱電機株式会社
保護リレーシステム
6日前
三菱電機株式会社
拡管工具および管の拡管方法
6日前
三菱電機株式会社
送風システム及び空調システム
今日
三菱電機株式会社
送風システム及び空調システム
今日
三菱電機株式会社
バーチャルオフィス支援システム
7日前
三菱電機株式会社
異常検出システム、および、異常検出方法
1日前
三菱電機株式会社
有料道路システム、有料道路管理方法及び管理装置
6日前
三菱電機株式会社
空調システム
7日前
三菱電機株式会社
制御装置、冷蔵庫、冷蔵庫システム、制御方法、及び、プログラム
6日前
三菱電機株式会社
数値制御装置および数値制御方法
6日前
三菱電機株式会社
車両制御装置、情報処理装置、車両制御システム、車両制御方法及び情報処理方法
1日前
三菱電機株式会社
移動体通信システム、移動端末および基地局
8日前
三菱電機株式会社
射出成形方法、およびコンピュータ読み込み可能な記憶媒体
6日前
三菱電機株式会社
制御モデル生成装置、制御システム、制御モデル生成方法およびプログラム
6日前
三菱電機株式会社
人工衛星、衛星コンステレーション、衛星コンステレーション制御方法、コンピュータ、コンピュータシステムおよびコンピュータシステム制御方法
6日前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
22日前
株式会社コロナ
給湯装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
9日前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
6日前
株式会社コロナ
空調装置
1か月前
株式会社コロナ
加湿装置
22日前
個人
住宅換気空調システム
1か月前
個人
ソーラークッカー
2か月前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
2か月前
続きを見る