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公開番号
2025072215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182817
出願日
2023-10-24
発明の名称
空気調和機および空調システム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
F24F
11/66 20180101AFI20250430BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】就寝者の現在の状況に応じた空調制御を行うことができる空気調和機および空調システムを提供する。
【解決手段】空気調和機は、就寝者が就寝する寝室の空気調和を行って、寝室の温度が変わるよう動作する空気調和手段と、空気調和手段を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、寝室の測定温度の情報を取得し、就寝者の脈波を含む生体情報を取得する取得部と、生体情報の脈波に基づいて検出された就寝者の体動数および脳活動値のうち少なくとも一方に基づいて、就寝者の寝苦しさ指数を算出する指数算出部と、寝苦しさ指数が規定の指数閾値より大きくなったときに、寝室の温度が変化するよう空気調和手段を動作させる制御部と、を有した。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
就寝者が就寝する寝室の空気調和を行って、前記寝室の温度が変わるよう動作する空気調和手段と、
前記空気調和手段を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記寝室の測定温度の情報を取得し、前記就寝者の脈波を含む生体情報を取得する取得部と、
前記生体情報の脈波に基づいて検出された前記就寝者の体動数および脳活動値のうち少なくとも一方に基づいて、前記就寝者の寝苦しさ指数を算出する指数算出部と、
前記寝苦しさ指数が規定の指数閾値より大きくなったときに、前記寝室の温度が変化するよう前記空気調和手段を動作させる制御部と、
を有した空気調和機。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記就寝者の1日の就寝に関する就寝情報を記憶する記憶部と、
前記生体情報に基づいて前記就寝者が複数の睡眠ステージのうちいずれのステージにあるかを検知するステージ検知部と、
前記指数閾値を生成する第1生成部と、
を更に有し、
前記複数の睡眠ステージには、眠りが深い睡眠ステージから順番に、ノンレム睡眠の深睡眠ステージ、ノンレム睡眠の浅睡眠ステージ、レム睡眠ステージ、および覚醒ステージの4つが少なくとも含まれ、
前記就寝情報には、前記就寝者が前記レム睡眠ステージにあるときに算出されたレム睡眠時の寝苦しさ指数と、前記就寝者が前記覚醒ステージにあるときに算出された覚醒時の寝苦しさ指数と、が含まれ、
前記第1生成部は、前記指数閾値として、前記就寝情報に含まれている前記レム睡眠時の寝苦しさ指数よりも大きい値であって、前記就寝情報に含まれている前記覚醒時の寝苦しさ指数よりも小さい値を生成する、
請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記制御装置は、
算出された前記睡眠ステージごとの寝苦しさ指数が含まれる前記就寝情報を1日ごとに前記記憶部に記憶させる第1蓄積部、
を更に有し、
前記記憶部には、複数日の前記就寝情報が記憶され、
前記第1生成部は、
前記記憶部に記憶されている複数の前記就寝情報の各々から前記レム睡眠時の寝苦しさ指数を抽出し、抽出した複数のレム睡眠時の寝苦しさ指数を平均したレム睡眠時の総括平均値を算出し、
前記記憶部に記憶されている複数の前記就寝情報の各々から前記覚醒時の寝苦しさ指数を抽出し、抽出した複数の覚醒時の寝苦しさ指数を平均した覚醒時の総括平均値を算出し、
前記指数閾値として、前記レム睡眠時の寝苦しさ指数の総括平均値よりも大きい値であって、前記覚醒時の寝苦しさ指数の総括平均値よりも小さい値を生成する、
請求項2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記生体情報に基づいて前記就寝者が複数の睡眠ステージのうちいずれのステージにあるかを検知するステージ検知部と、
前記就寝者がノンレム睡眠から起床へ向かう転換時点を検出する検出部と、
温度閾値を生成する第2生成部と、
を更に有し、
前記複数の睡眠ステージには、眠りが深い睡眠ステージから順番に、ノンレム睡眠の深睡眠ステージ、ノンレム睡眠の浅睡眠ステージ、レム睡眠ステージ、および覚醒ステージの4つが少なくとも含まれ、
前記検出部は、前記就寝者が入眠した時点から前記深睡眠ステージにあることが検知された回数が2回になった時点を前記転換時点として検出し、
前記第2生成部は、前記転換時点より後であって前記就寝者が前記深睡眠ステージまたは前記浅睡眠ステージにあるときに測定された前記測定温度の平均値をノンレム温度として演算し、前記ノンレム温度に等しい前記温度閾値を生成し、
前記制御部は、前記寝苦しさ指数が前記指数閾値より大きくなったときに、最新の前記測定温度と前記温度閾値とを比較して、前記寝室の温度が変化するよう前記空気調和手段を動作させる、
請求項1に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記生体情報に基づいて前記就寝者が複数の睡眠ステージのうちいずれのステージにあるかを検知するステージ検知部と、
前記就寝者がノンレム睡眠から起床へ向かう転換時点を検出する検出部と、
温度閾値を生成する第2生成部と、
を更に有し、
前記複数の睡眠ステージには、眠りが深い睡眠ステージから順番に、ノンレム睡眠の深睡眠ステージ、ノンレム睡眠の浅睡眠ステージ、レム睡眠ステージ、および覚醒ステージの4つが少なくとも含まれ、
前記検出部は、前記就寝者が入眠した時点から規定の転換時間が経過した時点を前記転換時点として検出し、
前記第2生成部は、前記転換時点より後であって前記就寝者が前記深睡眠ステージまたは前記浅睡眠ステージにあるときに測定された前記測定温度の平均値をノンレム温度として演算し、前記ノンレム温度に等しい前記温度閾値を生成し、
前記制御部は、前記寝苦しさ指数が前記指数閾値より大きくなったときに、最新の前記測定温度と前記温度閾値とを比較して、前記寝室の温度が変化するよう前記空気調和手段を動作させる、
請求項1に記載の空気調和機。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記就寝者の1日の就寝に関する情報であって前記ノンレム温度を含む就寝情報を記憶する記憶部と、
前記第2生成部によって演算された前記ノンレム温度を1日ごとに前記記憶部に記憶させる第2蓄積部、
を更に有し、
前記第2生成部は、前記記憶部に記憶された複数の前記ノンレム温度の総括平均値を前記温度閾値とする、
請求項4に記載の空気調和機。
【請求項7】
前記制御部は、
前記寝苦しさ指数が前記指数閾値より大きくなったときに最新の前記測定温度が前記温度閾値以上である場合、前記空気調和手段の設定温度を規定の温度変更値だけ下げ、
前記寝苦しさ指数が前記指数閾値より大きくなったときに最新の前記測定温度が前記温度閾値より低い場合、前記空気調和手段の設定温度を前記温度変更値だけ上げる、
請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機。
【請求項8】
前記制御部は、複数の候補幅のうちから、最新の前記測定温度と前記温度閾値との差分の絶対値に基づいて1つの候補幅を決定して、前記温度変更値とする、
請求項7に記載の空気調和機。
【請求項9】
前記制御部は、最新の前記測定温度と前記温度閾値との差分の絶対値に規定の変更比率を乗じた値を前記温度変更値とする、
請求項7に記載の空気調和機。
【請求項10】
前記制御部は、
前記寝苦しさ指数が前記指数閾値より大きくなったときに最新の前記測定温度が前記温度閾値以上である場合、前記空気調和手段の設定温度を、最新の前記測定温度と規定の下限温度との間の温度に変更する、
請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和機および空調システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、空調システムを開示する。当該空調システムによれば、1晩の寝室の温度と就寝者の副交感神経の状態との対応関係が取得される。当該空調システムにおいて、翌日の寝室は、取得された対応関係に基づいて就寝に適した温度に制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-057744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の空調システムにおいて、取得された就寝者の副交感神経の状態と室温との関係によって温度の制御が変更されるタイミングは、翌日の就寝時となる。このため、就寝者の現在の状況に応じた制御が行われ難い。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、就寝者の現在の状況に応じた空調制御を行うことができる空気調和機および空調システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る空気調和機は、就寝者が就寝する寝室の空気調和を行って、前記寝室の温度が変わるよう動作する空気調和手段と、前記空気調和手段を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記寝室の測定温度の情報を取得し、前記就寝者の脈波を含む生体情報を取得する取得部と、前記生体情報の脈波に基づいて検出された前記就寝者の体動数および脳活動値のうち少なくとも一方に基づいて、前記就寝者の寝苦しさ指数を算出する指数算出部と、前記寝苦しさ指数が規定の指数閾値より大きくなったときに、前記寝室の温度が変化するよう前記空気調和手段を動作させる制御部と、を有した。
【0007】
本開示に係る空調システムは、就寝者が就寝する寝室の温度を測定する温度センサと、前記就寝者の脈波を含む生体情報を測定する生体センサと、前記寝室の空気調和を行って、前記寝室の温度が変わるよう動作する空気調和手段と、前記空気調和手段を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記温度センサから前記寝室の測定温度の情報を取得し、前記生体センサから前記生体情報を取得する取得部と、前記生体情報の脈波に基づいて検出された前記就寝者の体動数および脳活動値のうち少なくとも一方に基づいて、前記就寝者の寝苦しさ指数を算出する指数算出部と、前記寝苦しさ指数が規定の指数閾値より大きくなったときに、前記寝室の温度が変化するよう前記空気調和手段を動作させる制御部と、を有した。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、制御部は、寝苦しさ指数が指数閾値より大きくなったときに、寝室の温度が変化するよう空気調和手段を動作させる。このため、就寝者の現在の状況に応じた空調制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1における空調システムが適用された寝室の概要図である。
実施の形態1における空調システムの空気調和手段の一部の断面図である。
実施の形態1における空調システムの機能ブロック図である。
実施の形態1における空調システムで検知された就寝者の睡眠ステージの推移を示す図である。
実施の形態1における空調システムで算出された寝苦しさ指数に関する値を睡眠ステージ毎に示す図である。
睡眠中に感じたことに関して収集されたアンケートの結果を示す図である。
実施の形態1における空調システムで検知された就寝者の睡眠ステージの推移と測定温度の推移とを示す図である。
実施の形態1における空調システムで算出された寝苦しさ指数に関する値の推移を示す図である。
実施の形態1における空調システムで生成された指数閾値を示す図である。
実施の形態1における空調システムでの設定温度の推移を示す図である。
実施の形態1における空調システムが行う制御の例を説明するフローチャートである。
実施の形態1における空調システムの制御装置が行う制御の例を示すフローチャートである。
実施の形態2における空調システムの機能ブロック図である。
実施の形態2における空調システムが行う制御の例を説明するフローチャートである。
実施の形態1または2における空調システムの制御装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
(【0011】以降は省略されています)
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