特許ウォッチ

公開番号2025081131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194687
出願日2023-11-15
発明の名称制御システムおよび生体情報の収集装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H05B 47/115 20200101AFI20250520BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】バイタルセンサが設置されたエリアの管理を容易にすることができる制御システムおよび生体情報の収集装置を提供する。
【解決手段】制御システムは、対象空間が分割された複数のエリアのうち第1エリアに設置された照明装置と、対象空間に設置され、人の生体情報を非接触で検出するバイタルセンサと、照明装置が第1エリアに設置されていることを示す管理情報を記憶する制御装置と、を備え、制御装置は、照明装置とバイタルセンサとが対応付けられた場合、照明装置とバイタルセンサとの対応関係を示す情報と管理情報とに基づいて、バイタルセンサが第1エリアに設置されていると特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
対象空間が分割された複数のエリアのうち第１エリアに設置された照明装置と、
前記対象空間に設置され、人の生体情報を非接触で検出するバイタルセンサと、
前記照明装置が前記第１エリアに設置されていることを示す管理情報を記憶する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記照明装置と前記バイタルセンサとが対応付けられた場合、前記照明装置と前記バイタルセンサとの対応関係を示す情報と前記管理情報とに基づいて、前記バイタルセンサが前記第１エリアに設置されていると特定する、
制御システム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記照明装置と前記バイタルセンサとは、通信ケーブルで電気的に接続され、
前記制御装置は、前記照明装置と前記バイタルセンサとが前記通信ケーブルによって接続されている場合に、前記照明装置と前記バイタルセンサとを対応付ける、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項３】
前記バイタルセンサは、前記照明装置から前記通信ケーブルを介して供給される電力によって動作する請求項２に記載の制御システム。
【請求項４】
前記制御装置によって前記バイタルセンサが前記第１エリアに設置されていることが特定されている場合に、前記バイタルセンサが検出した前記生体情報に基づいて前記第１エリアの空気調和を行う空調手段、
を更に備えた請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の制御システム。
【請求項５】
前記生体情報には、人の心拍および脈波のうち少なくとも一方が含まれ、
前記バイタルセンサは、前記第１エリアに存在する複数の人の前記生体情報をそれぞれ検出し、
前記空調手段は、前記バイタルセンサによって検出された前記第１エリアに存在する複数の人の前記生体情報を平均した平均生体情報に基づいて動作する、
請求項４に記載の制御システム。
【請求項６】
前記平均生体情報は、前記第１エリアに存在する複数の人の心拍数、脈拍数、心拍間隔、および脈拍間隔のいずれか１つのパラメータの平均値である、
請求項５に記載の制御システム。
【請求項７】
前記空調手段は、現在から規定の時間まで遡った時点までに前記第１エリアに存在する複数の人から検出された前記生体情報を平均した基準生体情報と、現在における前記平均生体情報とを比較した結果に基づいて動作する、
請求項５に記載の制御システム。
【請求項８】
前記生体情報には、人の心拍および脈波のうち少なくとも一方が含まれ、
前記空調手段は、調和空気を吹き出す際に上下方向および左右方向のうち少なくとも一方を変化可能な空気調和装置を含み、
前記空気調和装置は、前記バイタルセンサが検出した前記生体情報に基づいて、前記第１エリアに存在する人に調和空気を当てる生産性向上動作を行う、
請求項４に記載の制御システム。
【請求項９】
前記生体情報には、人の心拍および脈波のうち少なくとも一方が含まれ、
前記空調手段は、
調和空気を吹き出す送風量を変化可能な空気調和装置と、
前記対象空間の換気を行い、前記対象空間への送風量を変化可能な換気装置と、
を含み、
前記空気調和装置および前記換気装置は、前記バイタルセンサが検出した前記生体情報に基づいて、前記第１エリアの内部への送風量を増加させる生産性向上動作を行う、
請求項４に記載の制御システム。
【請求項１０】
前記空調手段は、送風量を変化可能な吹出口パネルを有する、
請求項９に記載の制御システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、生体情報を利用した制御システムおよび生体情報の収集装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、照明設備の制御システムを開示する。当該制御システムによれば、人の生体情報を取得するバイタルセンサが、部屋の天井または壁に取り付けられる。部屋に設けられた照明設備は、バイタルセンサで取得された生体情報に応じて制御され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１７３９４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の制御システムにおいて、バイタルセンサの設置位置が手動で設定される必要がある。例えば、オフィスビルの執務室等のレイアウトが頻繁に変わる環境の場合、バイタルセンサの設置位置が変更されたときに、ユーザには、そのバイタルセンサが対応するエリアの設定を行う手間が発生する。
【０００５】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、バイタルセンサが設置されたエリアの管理を容易にすることができる制御システムおよび生体情報の収集装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る制御システムは、対象空間が分割された複数のエリアのうち第１エリアに設置された照明装置と、前記対象空間に設置され、人の生体情報を非接触で検出するバイタルセンサと、前記照明装置が前記第１エリアに設置されていることを示す管理情報を記憶する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記照明装置と前記バイタルセンサとが対応付けられた場合、前記照明装置と前記バイタルセンサとの対応関係を示す情報と前記管理情報とに基づいて、前記バイタルセンサが前記第１エリアに設置されていると特定する。
【０００７】
本開示に係る生体情報の収集装置は、対象空間が分割された複数のエリアのうち第１エリアに設置された照明装置と同じ前記対象空間に設置され、人の生体情報を非接触で検出するバイタルセンサと、前記照明装置が前記第１エリアに設置されていることを示す管理情報を記憶する特定器と、を備え、前記特定器は、前記照明装置と前記バイタルセンサとが対応付けられた場合、前記照明装置と前記バイタルセンサとの対応関係を示す情報と前記管理情報とに基づいて、前記バイタルセンサが前記第１エリアに設置されていると特定する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、制御装置は、バイタルセンサが設置されているエリアが、対応する照明装置と同じ第１エリアであることを特定する。このため、バイタルセンサが設置されたエリアの管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１における制御システムが適用された部屋の内部を示す図である。
実施の形態１における制御システムが適用された部屋の天井の全体図である。
実施の形態１における制御システムが適用された部屋の天井の要部の図である。
実施の形態１における制御システムの操作盤の平面図である。
実施の形態１における制御システムの空気調和装置の斜視図である。
実施の形態１における制御システムの機能ブロック図である。
実施の形態１における制御システムで検出される生体情報の例を示す図である。
実施の形態１における制御システムで検出される生体情報の例を示す図である。
実施の形態１における制御システムの動作の例を示すフローチャートである。
実施の形態１における制御システムの制御装置の動作の例を示すフローチャートである。
実施の形態２における制御システムが適用された部屋の天井の全体図である。
実施の形態２における制御システムの照明装置の分解斜視図である。
実施の形態１および２における制御システムの制御装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許