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公開番号2025082477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195830
出願日2023-11-17
発明の名称機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法およびプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04M 11/00 20060101AFI20250522BHJP(電気通信技術)
要約【課題】機器が設置された領域を利用者にとって快適な環境で維持することができる機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】機器制御システムのクラウドサーバ1は、利用者により指定された指定時刻が到来したことを通知する指定時刻到来通知情報を取得する指定時刻到来通知取得部111と、指定時刻到来通知情報が取得されると、機器3、センサ4が設置された設置領域の環境パラメータに基づいて、設置領域の状態が予め設定された複数の状態条件のいずれかを満たすか否かを判定する状態判定部112と、設置領域の状態が複数の状態条件のいずれかを満たすと判定されると、設置領域の状態が満たす状態条件に予め対応づけられた制御情報に基づいて、機器3を制御する機器制御部117と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
利用者により予め指定された指定時刻が到来したことを通知する指定時刻到来通知情報を取得する指定時刻到来通知取得部と、
前記指定時刻到来通知情報が取得されると、少なくとも１つの機器が設置された設置領域の環境を示す少なくとも１つの環境パラメータに基づいて、前記設置領域の状態が予め設定された少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすか否かを判定する状態判定部と、
前記設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、前記設置領域の状態が満たす状態条件に予め対応づけられた制御情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器を制御する機器制御部と、を備える、
機器制御装置。
続きを表示（約 2,500 文字）【請求項２】
前記状態条件は、前記設置領域の内側の少なくとも１つの前記環境パラメータと、前記設置領域の外側の少なくとも１つの前記環境パラメータと、の少なくとも一方により規定されている、
請求項１に記載の機器制御装置。
【請求項３】
前記少なくとも１つの機器それぞれを示す機器情報と、前記少なくとも１つの機器それぞれに対する制御情報と、の組み合わせを、前記状態条件を識別する条件識別情報に対応づけて記憶する制御情報記憶部を更に備え、
前記機器制御部は、前記設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、前記制御情報記憶部が記憶する前記組み合わせの中から、前記設置領域の状態が満たす状態条件を識別する前記条件識別情報に対応づけられた前記組み合わせに基づいて、前記少なくとも１つの機器を制御する、
請求項１または２に記載の機器制御装置。
【請求項４】
前記設置領域に前記利用者が存在するか否かを判定する在否判定部と、
前記設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定され、且つ、前記設置領域に前記利用者が存在しないと判定されると、前記利用者に対して前記少なくとも１つの機器を制御することの可否を問い合わせるための制御予告情報を生成して前記利用者が所持する端末装置へ送信する問合せ部と、
前記制御予告情報を前記端末装置へ送信した後、前記端末装置から前記少なくとも１つの機器を制御することを許可することを通知する制御許可通知情報が送信された場合、前記制御許可通知情報を取得する応答取得部と、を更に備え、
前記機器制御部は、前記制御許可通知情報が取得されると、前記制御情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器を制御する、
請求項１または２に記載の機器制御装置。
【請求項５】
前記利用者に装着され前記利用者の活動状態を示す生体パラメータを検出する生体センサにより取得された前記活動状態を示す生体情報に基づいて、前記利用者が指定した活動状態になる前記指定時刻を推定する指定時刻推定部と、
推定された前記指定時刻が到来すると指定時刻到来通知情報を生成する指定時刻到来通知部と、を更に備え、
前記指定時刻到来通知取得部は、前記指定時刻到来通知部が前記指定時刻到来通知情報を生成すると、生成された前記指定時刻到来通知情報を取得する、
請求項１または２に記載の機器制御装置。
【請求項６】
端末装置と、
前記端末装置から送信される、利用者により予め指定された指定時刻が到来したことを通知する指定時刻到来通知情報を取得する指定時刻到来通知取得部と、
前記指定時刻到来通知情報が取得されると、少なくとも１つの機器が設置された設置領域の環境を示す少なくとも１つの環境パラメータに基づいて、前記設置領域の状態が予め設定された少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすか否かを判定する状態判定部と、
前記設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、前記設置領域の状態が満たす状態条件に予め対応づけられた制御情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器を制御する機器制御部と、を備える、
機器制御システム。
【請求項７】
前記端末装置は、
前記設置領域において構築された局所ネットワークに接続するための局所通信部と、
前記局所通信部が受信する電波の強度を示す電波強度情報に基づいて、前記端末装置が前記局所ネットワークに接続されていると判定すると、接続通知情報を生成する接続状況通知部と、を有し、
前記接続通知情報が生成されたか否かに応じて、前記設置領域に前記利用者が存在するか否かを判定する在否判定部を更に備える、
請求項６に記載の機器制御システム。
【請求項８】
前記端末装置は、
測位衛星から送信されるＧＮＳＳ信号を受信するＧＮＳＳ受信部と、
前記ＧＮＳＳ信号を用いて前記端末装置の位置を測定する測位部と、を有し、
測定された前記端末装置の位置が前記設置領域内であるか否かに応じて、前記設置領域に前記利用者が存在するか否かを判定する在否判定部を更に備える、
請求項６に記載の機器制御システム。
【請求項９】
機器制御装置が、利用者により予め指定された指定時刻が到来したことを通知する指定時刻到来通知情報を取得するステップと、
前記機器制御装置が、前記指定時刻到来通知情報が取得されると、少なくとも１つの機器が設置された設置領域の環境を示す少なくとも１つの環境パラメータに基づいて、前記設置領域の状態が予め設定された少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすか否かを判定するステップと、
前記機器制御装置が、前記設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、前記設置領域の状態が満たす状態条件に予め対応づけられた制御情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器を制御するステップと、を備える、
機器制御方法。
【請求項１０】
コンピュータを、
利用者により予め指定された指定時刻が到来したことを通知する指定時刻到来通知情報を取得する指定時刻到来通知取得部、
前記指定時刻到来通知情報が取得されると、少なくとも１つの機器が設置された設置領域の環境を示す少なくとも１つの環境パラメータに基づいて、前記設置領域の状態が予め設定された少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすか否かを判定する状態判定部、
前記設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、前記設置領域の状態が満たす状態条件に予め対応づけられた制御情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器を制御する機器制御部、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
アラーム時刻情報を受信する第１通信部と、アラーム時刻情報に関する処理を行い、設定情報として記憶する設定情報部と、設定情報に基づき空調を制御する制御部と、を備える空気調和機が提案されている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－２４０１２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、居住空間に空気調和機、照明器具、電動シャッタ等の複数種類の機器が設置されている場合、これらの複数の機器それぞれを当該居住空間の環境に応じて制御することで、複数の機器が設置された居住空間を利用者にとって快適な環境で維持することが要請されている。
【０００５】
本開示は、上記事由に鑑みてなされたもので、機器が設置された領域を利用者にとって快適な環境で維持することができる機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係る機器制御装置は、
利用者により予め指定された指定時刻が到来したことを通知する指定時刻到来通知情報を取得する指定時刻到来通知取得部と、
前記指定時刻到来通知情報が取得されると、少なくとも１つの機器が設置された設置領域の環境を示す少なくとも１つの環境パラメータに基づいて、前記設置領域の状態が予め設定された少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすか否かを判定する状態判定部と、
前記設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、前記設置領域の状態が満たす状態条件に予め対応づけられた制御情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器を制御する機器制御部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、利用者が指定した指定時刻が到来し、指定時刻到来通知取得部が指定時刻到来通知情報を取得すると、状態判定部が、前述の設置領域の少なくとも１つの環境パラメータに基づいて、設置領域の状態が予め設定された少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすか否かを判定する。そして、機器制御部が、設置領域の状態が少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、設置領域の状態が満たす状態条件に対応づけられた制御情報に基づいて、少なくとも１つの機器を制御する。これにより、設置領域の状態に応じて、少なくとも１つの機器を制御することができるので、設置領域を利用者にとって快適な環境で維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態に係る機器制御システムの概略構成を示す図
実施の形態に係る機器制御システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態に係る機器制御システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態に係る条件記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態に係る制御情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態に係る機器制御システムの動作を示すシーケンス図
（Ａ）は実施の形態に係る端末装置の表示部に表示されるアラーム有効化通知画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態に係る端末装置の表示部に表示されるアラーム報知画像の一例を示す図
実施の形態に係る機器制御システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される制御予告画像の一例を示す図
実施の形態に係るクラウドサーバが実行する機器制御処理の流れの一例を示すフローチャート
変形例に係る機器制御システムのハードウェア構成を示すブロック図
変形例に係る機器制御システムの機能構成を示すブロック図
変形例に係る設置領域範囲記憶部が記憶する情報の一例を示す図
変形例に係る機器制御システムの機能構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施の形態に係る機器制御装置について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る機器制御装置は、利用者により予め指定された指定時刻が到来したことを通知する指定時刻到来通知情報を取得する指定時刻到来通知取得部と、指定時刻到来通知情報が取得されると、少なくとも１つの機器が設置された設置領域の環境を示す少なくとも１つの環境パラメータに基づいて、設置領域の状態が予め設定された少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすか否かを判定する状態判定部と、設置領域の状態が前記少なくとも１つの状態条件のいずれかを満たすと判定されると、設置領域の状態が満たす状態条件に予め対応づけられた制御情報に基づいて、少なくとも１つの機器を制御する機器制御部と、を備える。
【００１０】
本実施の形態に係る機器制御システムは、図１に示すように、クラウドサーバ１と、端末装置２と、を備える。機器制御システムは、例えば利用者の居住する住戸内に設置され、局所ネットワークＮＷ２に接続された機器３、センサ４とともに使用される。局所ネットワークＮＷ２は、無線ＬＡＮ（Local Area Network）で構成され、ブロードバンドルータ（以下、「ＢＢＲ」と称する。）７を介してインターネットのような広域ネットワークＮＷ１に接続されている。クラウドサーバ１および端末装置２は、広域ネットワークＮＷ１に接続されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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