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公開番号2025081927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195035
出願日2023-11-16
発明の名称設備プレート及び照明システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F21V 21/04 20060101AFI20250521BHJP(照明)
要約【課題】プレート本体に設けられた通過穴の内部に設備機器が挿入されて保持する設備プレートであって、設備機器が固定される固定部材の構造が簡素で容易に製造することが可能な設備プレート等を提供する。
【解決手段】設備プレートは、プレート本体と、設置部材と、を備え、設置部材は、設備機器が固定される板状の固定プレートと、固定プレートをプレート本体に取り付けるための保持部材と、を備え、プレート本体は、第1通過穴を有する本体主部を有し、固定プレートは、上下方向に見て第1通過穴に重なる位置に固定穴を有し、保持部材は、本体主部との間で固定プレートを挟んで保持する保持主部を有し、保持主部には、第1通過穴及び固定穴に重なる位置に第2通過穴が形成されており、第1通過穴、固定穴及び第2通過穴が、この順に連通して設置空間が形成されており、設置空間に設備機器が挿入されて固定プレートに固定されることで設備機器を保持するものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
設備機器をシステム天井に取り付けるための設備プレートであって、
上面側が開口した箱型の形状に形成されており、前記設備機器が配置されるプレート本体と、
前記設備機器を前記プレート本体に設置する設置部材と、を備え、
前記設置部材は、
前記プレート本体の上面に重ねて配置され、前記設備機器が固定される固定穴が厚み方向に貫通して形成された平板状の固定プレートと、
前記プレート本体に取り付けられ、前記固定プレートを前記プレート本体に取り付けるための保持部材と、を備え、
前記プレート本体は、
板状に形成されており、前記設備機器が配置される部分に上下方向に貫通する第１通過穴を有する本体主部を有し、
前記保持部材は、
前記固定プレートの上面に重ねて配置され、前記本体主部との間で前記固定プレートを挟んで保持する保持主部を有し、
前記保持主部には、上下方向に貫通する第２通過穴が形成されており、
前記第１通過穴、前記固定穴及び前記第２通過穴が、この順に連通して設置空間が形成されており、前記設置空間に前記設備機器が挿入されて前記固定プレートに固定されることで前記設備機器を保持する設備プレート。
続きを表示（約 940 文字）【請求項２】
前記固定穴は、上下方向に見て、前記固定穴の内周縁が、前記第１通過穴及び前記第２通過穴のそれぞれの内周縁と一致するか又はそれよりも内側に位置している請求項１記載の設備プレート。
【請求項３】
前記保持部材の前記保持主部は、前記固定プレートの前記保持部材に対する位置決めを行う第１位置決め部を備えた請求項１又は請求項２記載の設備プレート。
【請求項４】
前記第１位置決め部は、前記保持主部において前記固定プレートとの対向面側から突出する複数の突起で構成され、前記複数の突起で囲まれた領域内に前記固定プレートが配置されて前記固定プレートの位置決めを行う請求項３記載の設備プレート。
【請求項５】
前記固定プレートは矩形状であり、前記固定プレートの面方向に互いに対向する一対の端面を有し、
前記保持部材は、前記固定プレートの前記一対の端面に対向する一対の保持用側部を有し、
前記一対の保持用側部は、前記固定プレートの前記保持部材に対する位置決めを行う第２位置決め部を備えた請求項１又は請求項２記載の設備プレート。
【請求項６】
前記第２位置決め部は、前記一対の保持用側部において、前記固定プレートの前記一対の端面との対向面側から突出する突起で構成されており、前記一対の保持用側部の突起同士の間の領域内に前記固定プレートが配置されて前記固定プレートの位置決めを行う請求項５記載の設備プレート。
【請求項７】
前記固定プレートは矩形状であり、前記固定プレートの面方向に互いに対向する一対の端面を有し、
前記保持部材は、前記固定プレートの前記一対の端面に対向する一対の保持用側部を有し、
前記固定プレートは、前記一対の保持用側部同士の間に挟持されている請求項１又は請求項２記載の設備プレート。
【請求項８】
前記システム天井に取り付けられる照明システムであって、
請求項１又は請求項２記載の設備プレートと、
箱状に形成された器具本体及び前記器具本体に取り付けられる少なくとも１つの灯具を有する照明装置と、を備えた照明システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、システム天井用の設備プレートであって、非常灯等の設備機器を設置するための設備プレート及び照明システムに関するものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、システム天井に設置される非常灯、スプリンクラー、及びスピーカー等の設備機器は、設備機器を設置するための設備取付用パネル等とも称される設備プレートに取り付けられた状態で設置される。設備プレートは、設備機器が配置されるプレート本体と、プレート本体において意匠面ではない裏面側に配置され、前記裏面に設備機器を固定するための固定部材と、を備えているものがある（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
特許文献１の設備プレートの固定部材は、２つの固定台からなり、２つの固定台が、設備機器に形成された一対の取付孔同士のピッチに合わせてプレート本体の裏面に着脱自在に配置されている。そして、特許文献１の設備プレートは、設備機器に形成された一対の取付孔が２つの固定台に設けられたネジ穴に連通するようにして設備機器が２つの固定台に重ねて配置され、ネジで設備機器が固定台に固定されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平１０－２７１５８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１の設備プレートは、固定部材が２つの固定台から構成されており、固定台は、板状部材を複数個所、折り曲げて形成された複雑な形状に構成されている。特許文献１の設備プレートは、固定台の形状が複雑となることで、その分、必然的に製造を容易に行うことが難しいという問題があった。
【０００６】
また、設備プレートの中には、特許文献１の設備プレートのように、プレート本体の裏面に設備機器が設置されるタイプの他に、プレート本体に設けられた通過穴の内部に設備機器が挿入されて保持するタイプのものがある。このタイプの設備プレートにおいても、容易に製造できることが求められている。
【０００７】
本開示は、上述のような課題を解決するためのものであり、プレート本体に設けられた通過穴の内部に設備機器が挿入されて保持する設備プレートであって、設備機器が固定される固定部材の構造が簡素で、製造が容易な設備プレート及び照明システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示に係る設備プレートは、設備機器をシステム天井に取り付けるための設備プレートであって、上面側が開口した箱型の形状に形成されており、設備機器が配置されるプレート本体と、設備機器をプレート本体に設置する設置部材と、を備え、設置部材は、プレート本体の上面に重ねて配置され、設備機器が固定される固定穴が厚み方向に貫通して形成された平板状の固定プレートと、プレート本体に取り付けられ、固定プレートをプレート本体に取り付けるための保持部材と、を備え、プレート本体は、板状に形成されており、設備機器が配置される部分に上下方向に貫通する第１通過穴を有する本体主部を有し、保持部材は、固定プレートの上面に重ねて配置され、本体主部との間で固定プレートを挟んで保持する保持主部を有し、保持主部には、上下方向に貫通する第２通過穴が形成されており、第１通過穴、固定穴及び第２通過穴が、この順に連通して設置空間が形成されており、設置空間に設備機器が挿入されて固定プレートに固定されることで設備機器を保持するものである。
【０００９】
本開示に係る照明システムは、システム天井に取り付けられる照明システムであって、上記構成の設備プレートと、箱状に形成された器具本体及び器具本体に取り付けられる少なくとも１つの灯具を有する照明装置と、を備えたものである。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、設備プレートは、プレート本体の第１通過穴と、固定部材の固定穴と、保持部材の第２通過穴と、がこの順に連通して設置空間が形成されている。設備機器は、設置空間に挿入された状態で固定プレートに固定される。このように、設備プレートは、プレート本体に設けられた通過穴の内部に設備機器が挿入されて保持するものである。設備機器が固定される固定部材は、平板状に構成されている。このため、設備プレートは、設備機器が固定される固定部材としての固定プレートの構造が簡素であり、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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