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公開番号2025082174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195467
出願日2023-11-16
発明の名称空調制御装置、空調システム、空調制御方法、及び、プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F24F 11/62 20180101AFI20250521BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】各ユーザに手間をかけずに各ユーザに快適な空調環境を提供する。
【解決手段】空調制御部101は、空調対象空間における目標温度の分布を示す目標温度分布に基づいて、空調機300を制御する。ユーザ分布検知部102は、空調対象空間に存在する複数のユーザの分布を検知する。ユーザ密度算出部103は、ユーザ分布検知部102により検知された複数のユーザの分布に基づいて、目標温度分布において目標温度により区分けされた温度帯エリア毎に、複数のユーザの密度であるユーザ密度を算出する。温度分布変更部104は、ユーザ密度算出部103により温度帯エリア毎に算出されたユーザ密度に基づいて、目標温度分布を変更する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
空調対象空間における目標温度の分布を示す目標温度分布に基づいて、空調機を制御する空調制御手段と、
前記空調対象空間に存在する複数のユーザの分布を検知するユーザ分布検知手段と、
前記ユーザ分布検知手段により検知された前記複数のユーザの分布に基づいて、前記目標温度分布において前記目標温度により区分けされた温度帯エリア毎に、前記複数のユーザの密度であるユーザ密度を算出するユーザ密度算出手段と、
前記ユーザ密度算出手段により前記温度帯エリア毎に算出された前記ユーザ密度に基づいて、前記目標温度分布を変更する温度分布変更手段と、を備える、
空調制御装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記温度分布変更手段は、前記複数のユーザのそれぞれが属する前記温度帯エリアが維持されると仮定した場合において、前記温度帯エリア間における前記ユーザ密度の差が小さくなるように、前記目標温度分布を変更する、
請求項１に記載の空調制御装置。
【請求項３】
前記温度分布変更手段は、前記ユーザ密度が最も高い温度帯エリアが拡大するように、前記目標温度分布を変更する、
請求項１に記載の空調制御装置。
【請求項４】
前記温度分布変更手段は、前記目標温度が第１温度に設定される第１温度帯エリアと前記目標温度が前記第１温度よりも高い第２温度に設定される第２温度帯エリアとの間に、前記目標温度が前記第１温度よりも高く前記第２温度よりも低い第３温度に設定される第３温度帯エリアが配置されるように、前記目標温度分布を変更する、
請求項１から３の何れか１項に記載の空調制御装置。
【請求項５】
前記目標温度分布を示す温度分布情報を含む提示情報を表示装置に送信する提示情報送信手段を備える、
請求項１から３の何れか１項に記載の空調制御装置。
【請求項６】
前記提示情報は、前記目標温度分布に基づく前記空調機に対する制御内容を示す制御内容情報を含む、
請求項５に記載の空調制御装置。
【請求項７】
前記提示情報は、前記複数のユーザの分布を示すユーザ分布情報を含む、
請求項５に記載の空調制御装置。
【請求項８】
前記温度分布変更手段により前記目標温度分布が変更された場合、前記目標温度分布が変更されたことを通知する通知情報を、前記複数のユーザのうち前記目標温度分布の変更に関わる第１ユーザが使用する第１携帯端末に送信する通知情報送信手段を備える、
請求項１から３の何れか１項に記載の空調制御装置。
【請求項９】
前記通知情報は、前記温度分布変更手段により変更された前記目標温度分布を示す温度分布情報を含む、
請求項８に記載の空調制御装置。
【請求項１０】
前記通知情報は、前記第１ユーザの位置を示す第１ユーザ位置情報を含む、
請求項９に記載の空調制御装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、空調制御装置、空調システム、空調制御方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
現在、フリーアドレスで就業するワークスタイルが定着しつつある。フリーアドレスでは、ユーザは、オフィス内の固定された席ではなく、オフィス内の空いている任意の席を使用することができる。ところで、ユーザがこのようなオフィスで働く場合、ユーザが快適と感じる温度には個人差がある。このため、このようなオフィスにおける空調では、各ユーザの感覚、好み等が考慮されることが好適である。
【０００３】
現在、ユーザから収集した情報に基づいて、空調対象空間の空調を実行する技術が知られている。例えば、特許文献１には、ユーザによる気温評価を収集し、収集した気温評価に基づいて、ユーザが快適と感じる温度の範囲である快適温度ゾーンを設定する空調管理サーバが記載されている。この空調管理サーバは、設定した快適温度ゾーンに基づいて、空調機を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１８０７４４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載された技術では、ユーザが気温評価を入力する必要があるため、ユーザに手間がかかる。また、特許文献１に記載された技術では、少数派の気温評価は重視されないため、全てのユーザに快適な空調環境を提供することが困難である。このため、各ユーザに手間をかけずに各ユーザに快適な空調環境を提供する技術が望まれている。
【０００６】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、各ユーザに手間をかけずに各ユーザに快適な空調環境を提供する空調制御装置、空調システム、空調制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本開示に係る空調制御装置は、
空調対象空間における目標温度の分布を示す目標温度分布に基づいて、空調機を制御する空調制御手段と、
前記空調対象空間に存在する複数のユーザの分布を検知するユーザ分布検知手段と、
前記ユーザ分布検知手段により検知された前記複数のユーザの分布に基づいて、前記目標温度分布において前記目標温度により区分けされた温度帯エリア毎に、前記複数のユーザの密度であるユーザ密度を算出するユーザ密度算出手段と、
前記ユーザ密度算出手段により前記温度帯エリア毎に算出された前記ユーザ密度に基づいて、前記目標温度分布を変更する温度分布変更手段と、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示では、目標温度分布に基づいて空調機が制御され、目標温度により区分けされた温度帯エリア毎に算出されたユーザ密度に基づいて、目標温度分布が変更される。従って、本開示によれば、各ユーザに手間をかけずに各ユーザに快適な空調環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１に係る空調システムの構成図
実施の形態１に係る空調機の構成図
実施の形態１に係る空調システムの機能構成図
目標温度分布が変更される様子を示す図
実施の形態１に係る表示装置が表示する温度分布提示画面を示す図
実施の形態１に係る空調制御装置が実行する空調制御処理を示すフローチャート
図６に示す温度分布変更処理を示すフローチャート
目標温度分布の変更方法の説明図
実施の形態２に係る空調システムの構成図
実施の形態２に係る空調機の構成図
実施の形態２に係る空調システムの機能構成図
実施の形態２に係る表示装置が表示する温度分布変更通知画面を示す図
実施の形態２に係る表示装置が表示する温度分布提示画面を示す図
実施の形態２に係る空調制御装置が実行する空調制御処理を示すフローチャート
図１４に示す温度分布変更処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付す。
（【００１１】以降は省略されています）

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