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公開番号2025073448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184249
出願日2023-10-26
発明の名称食品鮮度検出装置及び食品貯蔵庫
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F25D 23/00 20060101AFI20250502BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】食品の鮮度状態を食品の種類等に依らずにユーザが判断することを支援可能な食品鮮度検出装置を提供する。
【解決手段】食品鮮度検出装置は、対象となる食品に光を照射する光照射部である発光部20と、食品の画像を撮影する撮像部14とを備える。光照射部は、第1照射光と、食品の蛍光を励起可能な特定波長の強度が第1照射光よりも低い第2照射光とを切り替えて食品に照射する。撮像部14は、第1照射光が照射された食品が発する蛍光が撮影された第1画像と、第2照射光の食品による反射光が撮影された第2画像とを撮影する。食品鮮度検出装置は、第1画像と第2画像とから1つの食品鮮度画像を生成する画像生成部634をさらに備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
対象となる食品に光を照射する光照射部と、
前記食品の画像を撮影する撮像部と、を備え、
前記光照射部は、第1照射光と、前記食品の蛍光を励起可能な特定波長の強度が前記第1照射光よりも低い第2照射光とを切り替えて前記食品に照射し、
前記撮像部は、前記第1照射光が照射された前記食品が発する蛍光が撮影された第1画像と、前記第2照射光の前記食品による反射光が撮影された第2画像とを撮影し、
前記第1画像と前記第2画像とから1つの食品鮮度画像を生成する画像生成部をさらに備えた食品鮮度検出装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第2照射光は、ピーク波長が前記第1照射光よりも長い請求項1に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項3】
前記第2照射光は、白色光である請求項1に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項4】
前記画像生成部は、前記第1画像の色情報を用いて、前記第2画像を加工して前記食品鮮度画像を生成する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項5】
前記画像生成部は、前記第1画像中の前記食品の領域内の画素の色情報の平均値に基づいて、前記第2画像を加工して前記食品鮮度画像を生成する請求項4に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項6】
前記食品に関する情報を取得する情報取得手段をさらに備え、
前記画像生成部は、取得された前記食品に関する情報に基づいて、前記第2画像を加工して前記食品鮮度画像を生成する際に用いる前記第1画像の色情報を決定する請求項4に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項7】
前記情報取得手段は、前記第2画像から前記食品に関する情報を取得する請求項6に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項8】
前記第1画像の色情報に基づいて前記食品の鮮度を判定する鮮度判定部をさらに備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項9】
前記食品鮮度画像を外部の情報処理装置へと送信する通信部をさらに備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の食品鮮度検出装置。
【請求項10】
前記通信部は、予め設定された一定時間毎に前記食品鮮度画像を前記情報処理装置へ送信する請求項9に記載の食品鮮度検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、食品鮮度検出装置及び食品貯蔵庫に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
冷蔵庫本体の野菜室内に設けられた光源から紫外線又は短波長の可視光線を野菜室内に置かれた野菜に照射し、その照射で発現した野菜の自家蛍光を野菜室に設けられた比色用窓から目視で比較することによって、この色味から野菜の鮮度を判定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-300351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されるような技術においては、食品の蛍光状態から鮮度を目視で判定しようとした場合、食品の種類によって蛍光物質が異なり、蛍光の色、強さの変化等が異なる。また、食品のサイズ(大きさ、厚さ等)によっても蛍光の強さ、蛍光範囲が異なる。このため、ユーザが目視で食品の鮮度を容易かつ正確に判定することは難しい。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、対象とする食品の種類及びサイズの影響を受けずに、当該食品の鮮度状態をユーザが判断することを支援可能である食品鮮度検出装置及び食品貯蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る食品鮮度検出装置は、対象となる食品に光を照射する光照射部と、前記食品の画像を撮影する撮像部と、を備え、前記光照射部は、第1照射光と、前記食品の蛍光を励起可能な特定波長の強度が前記第1照射光よりも低い第2照射光とを切り替えて前記食品に照射し、前記撮像部は、前記第1照射光が照射された前記食品が発する蛍光が撮影された第1画像と、前記第2照射光の前記食品による反射光が撮影された第2画像とを撮影し、前記第1画像と前記第2画像とから1つの食品鮮度画像を生成する画像生成部をさらに備える。
【0007】
本開示に係る食品貯蔵庫は、上記の食品鮮度検出装置と、前記食品が収納される貯蔵室が形成された本体と、備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る食品鮮度検出装置及び食品貯蔵庫によれば、対象とする食品の種類及びサイズの影響を受けずに、当該食品の鮮度状態をユーザが判断することを支援可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る食品鮮度検出装置を備えた冷蔵庫の正面図である。
実施の形態1に係る食品鮮度検出装置を備えた冷蔵庫の断面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫の野菜室の断面図である。
実施の形態1に係る食品鮮度検出装置を備えた冷蔵庫の制御系統の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る食品鮮度画像の一例を示す図である。
実施の形態1に係る食品鮮度検出装置を備えた動作の一例を示すフロー図である。
実施の形態1に係る食品鮮度検出装置を備えた冷蔵庫の制御装置の機能を実現する構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示に係る食品鮮度検出装置及び食品貯蔵庫を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態及び変形例等の自由な組み合わせ、各実施の形態及び変形例等の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態及び変形例等の任意の構成要素の省略が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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