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公開番号
2025084503
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198456
出願日
2023-11-22
発明の名称
空気調和システム及び情報処理装置
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
F24F
11/79 20180101AFI20250527BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】複数人の利用者が存在している空間において、これらの利用者の快適性及び生産性を向上させるための空気調和を行うことのできる技術を提供する。
【解決手段】空気調和システムは、空間内に設定された複数の分割エリアのそれぞれに発生させる気流の状態量を独立して調整可能な空気調和装置と、複数の分割エリアのそれぞれに存在する全利用者の心拍および脈波の少なくとも一方の情報が含まれた生体情報を、分割エリアごとに非接触で検出する生体情報検出処理を行う生体情報検出装置と、生体情報に基づいて、空気調和装置を制御して複数の分割エリアのそれぞれに発生させる気流の状態量を独立して制御するための空調動作指令を生成する情報処理装置と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
空間内に設定された複数の分割エリアのそれぞれに発生させる気流の状態量を独立して調整可能な空気調和装置と、
前記複数の分割エリアのそれぞれに存在する全利用者の心拍および脈波の少なくとも一方の情報が含まれた生体情報を、前記分割エリアごとに非接触で検出する生体情報検出処理を行う生体情報検出装置と、
前記生体情報に基づいて、前記空気調和装置を制御して前記複数の分割エリアのそれぞれに発生させる気流の状態量を独立して制御するための空調動作指令を生成する情報処理装置と、
を備える空気調和システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記生体情報検出装置は、
前記空間内に設置され、特定方向に広がる検知範囲に存在する全利用者の心拍および脈波の少なくとも一方の情報を非接触で検知するバイタルセンサと、
前記バイタルセンサを稼働させて前記検知範囲の向きを変化させるセンサ稼働機構と、を含み、
前記生体情報検出処理において、前記生体情報検出装置は、前記センサ稼働機構によって前記バイタルセンサを稼働させて前記複数の分割エリアのそれぞれにおける前記生体情報を検出する
ように構成される請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、
前記分割エリアごとの前記生体情報に基づいて、前記複数の分割エリアのそれぞれに存在する全利用者の生体の状態の指標となる生体情報指標値を前記分割エリアごとに検出し、それぞれの前記生体情報指標値と閾値との比較に基づいて、前記分割エリアごとの前記空調動作指令の生成要否を判定する状態判定処理を実行する
ように構成される請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項4】
前記生体情報指標値は、前記分割エリアごとの全利用者の心拍数合算値であり、
前記状態判定処理において、前記情報処理装置は、前記心拍数合算値が前記閾値よりも小さい場合に、対応する前記分割エリアにおいて前記空調動作指令の生成が必要と判定する
ように構成される請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項5】
前記生体情報指標値は、前記分割エリアごとの全利用者の合算された心拍の心拍間隔であり、
前記状態判定処理において、前記情報処理装置は、前記生体情報指標値が前記閾値よりも大きい場合に、対応する前記分割エリアにおいて前記空調動作指令の生成が必要と判定する
ように構成される請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項6】
前記生体情報指標値は、前記分割エリアごとの全利用者の合算された心拍の心拍間隔を元に周波数解析によって得られたパワースペクトル密度から抽出される0.15Hzから0.40Hzの範囲のHF成分であり、
前記状態判定処理において、前記情報処理装置は、前記生体情報指標値が前記閾値よりも大きい場合に、対応する前記分割エリアにおいて前記空調動作指令の生成が必要と判定する
ように構成される請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項7】
前記生体情報指標値は、前記分割エリアごとの全利用者の合算された心拍の心拍間隔を元に周波数解析によって得られたパワースペクトル密度から抽出される0.15Hzから0.40HzのHF成分に対する0.04Hzから0.15Hzの範囲のLF成分の割合であるLF/HFであり、
前記状態判定処理において、前記情報処理装置は、前記生体情報指標値が前記閾値よりも小さい場合に、対応する前記分割エリアにおいて前記空調動作指令の生成が必要と判定する
ように構成される請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項8】
前記生体情報指標値は、前記分割エリアごとの全利用者の心拍数合算値が低いほど高い値となる温冷感の評価値であり、
前記状態判定処理において、前記情報処理装置は、前記温冷感の評価値が前記閾値よりも高い場合に、対応する前記分割エリアにおいて前記空調動作指令の生成が必要と判定する
ように構成される請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項9】
前記生体情報指標値は、前記分割エリアごとの全利用者の心拍数合算値が低いほど低い値となる快適感の評価値であり、
前記状態判定処理において、前記情報処理装置は、前記快適感の評価値が前記閾値よりも低い場合に、対応する前記分割エリアにおいて前記空調動作指令の生成が必要と判定する
ように構成される請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項10】
前記生体情報指標値は、前記分割エリアごとの全利用者の心拍数合算値が低いほど低い値となる集中度の評価値であり、
前記状態判定処理において、前記情報処理装置は、前記集中度の評価値が前記閾値よりも低い場合に、対応する前記分割エリアにおいて前記空調動作指令の生成が必要と判定する
ように構成される請求項3に記載の空気調和システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和システムの技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、使用者の知的作業に対する集中度の低下を抑えるように、その使用者が存在する空間の環境を制御する空気調和システムに関する技術が開示されている。この技術では、制御対象の空間に存在する使用者の生体情報が取得され、当該生体情報に基づいて集中度の低下の有無が判断される。そして、集中度の低下が判断された場合、使用者の温冷感を低下させる運転が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-39444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空気調和システムの制御対象となる空間には、複数人の利用者が存在することが考えられる。特許文献1の空気調和システムでは、複数人の利用者の生体情報を評価する構成を備えていないため、これらの利用者の快適性及び生産性を向上させるための空気調和を行うことに対して課題がある。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、複数人の利用者が存在している空間において、これらの利用者の快適性及び生産性を向上させるための空気調和を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の空気調和システムは、空間内に設定された複数の分割エリアのそれぞれに発生させる気流の状態量を独立して調整可能な空気調和装置と、複数の分割エリアのそれぞれに存在する全利用者の心拍および脈波の少なくとも一方の情報が含まれた生体情報を、分割エリアごとに非接触で検出する生体情報検出処理を行う生体情報検出装置と、生体情報に基づいて、空気調和装置を制御して複数の分割エリアのそれぞれに発生させる気流の状態量を独立して制御するための空調動作指令を生成する情報処理装置と、を備えるものである。
【0007】
また、本開示の情報処理装置は、空間内に設定された複数の分割エリアのそれぞれに発生させる気流の状態量を独立して調整するための空調動作指令に従い空気調和装置を制御する情報処理装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプログラムが格納されたメモリと、を備え、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのプログラムを実行することにより、複数の分割エリアのそれぞれに存在する全利用者の心拍および脈波の少なくとも一方の情報が含まれた生体情報を、分割エリアごとに非接触で検出する生体情報検出処理と、分割エリアごとの生体情報に基づいて、複数の分割エリアのそれぞれに存在する全利用者の生体の状態の指標となる生体情報指標値を分割エリアごとに検出し、それぞれの生体情報指標値と閾値との比較に基づいて、分割エリアごとの空調動作指令の生成要否を判定する状態判定処理と、状態判定処理において空調動作指令の生成が必要と判定された分割エリアに対する空調動作指令を生成する空調動作指令処理と、を実行するように構成されるものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によれば、複数人の利用者が存在している空間において、これらの利用者の快適性及び生産性を向上させるための空気調和を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施の形態に係る空気調和システムの適用例を示す側面図である。
実施の形態の空気調和システムが適用される空間の一例を模式的に示す平面図である。
空気調和システムの制御系統の構成を示す機能ブロック図である。
実施の形態の空気調和装置の室内機の外観を模式的に示す斜視図である。
人の心拍あるいは脈拍の波形の例を示す図である。
情報処理装置のプロセッサがプログラムを実行することによって実現される機能を示す機能ブロック図である。
情報処理装置が生体情報検出処理を実行するルーチンのフローチャートである。
分割エリア内に存在する全利用者の心拍数合算値の変化例を示す図である。
情報処理装置のプロセッサが実行するルーチンのフローチャートである。
情報処理装置のハードウェア資源の変形例を示す図である。
第一変形例において情報処理装置が実行するルーチンのフローチャートである。
第二変形例において情報処理装置が実行するルーチンのフローチャートである。
第二変形例において情報処理装置が実行するルーチンのフローチャートである。
実施の形態の変形例の空気調和システムが適用される空間の一例を模式的に示す平面図である。
実施の形態の他の変形例の空気調和システムが適用される空間の一例を模式的に示す平面図である。
実施の形態の他の変形例の空気調和システムが適用される空間の一例を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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