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公開番号2025084392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198262
出願日2023-11-22
発明の名称作業車両
出願人ヤンマーホールディングス株式会社,三菱電機株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類E02F 9/16 20060101AFI20250527BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】操縦者を監視する装置を適切な位置に設置して、運転座席に着座した操縦者の状態を精度よく検知することができる作業車両を提供する。
【解決手段】作業車両は、運転座席に着座した操縦者を監視する監視装置と、監視装置を支持する支持部材と、を備える。平面視で、運転座席の幅方向に垂直な方向を前後方向とし、前後方向において運転座席に着座した操縦者が向かい合う側を前とする。監視装置は、運転座席よりも前方で、かつ、運転座席の幅方向の中心を通る前後方向に沿った基準軸に対して運転座席の幅方向にずれた位置に配置されて、支持部材によって支持される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
運転座席に着座した操縦者を監視する監視装置と、
前記監視装置を支持する支持部材と、を備え、
平面視で、前記運転座席の幅方向に垂直な方向を前後方向とし、前後方向において前記運転座席に着座した前記操縦者が向かい合う側を前としたとき、
前記監視装置は、前記運転座席よりも前方で、かつ、前記運転座席の幅方向の中心を通る前後方向に沿った基準軸に対して前記運転座席の幅方向にずれた位置に配置されて、前記支持部材によって支持される、作業車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記運転座席を覆うキャビンをさらに備え、
前記キャビンは、前記運転座席よりも前方で、かつ、前記運転座席の幅方向の一方側および他方側に配置される第1フロントピラーおよび第2フロントピラーを有し、
前記支持部材は、前記第1フロントピラーおよび前記第2フロントピラーの少なくとも一方で構成される、請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記運転座席の幅方向の一方側を右とし、他方側を左としたとき、
前記支持部材は、前記第1フロントピラーおよび前記第2フロントピラーのうち、相対的に右側に配置されるピラーで構成される、請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記運転座席の前方下部に、前記運転座席の幅方向に延びて位置するフロアをさらに備え、
前記支持部材は、前記フロアに立設されて、前記監視装置を支持する、請求項1に記載の作業車両。
【請求項5】
前記監視装置は、前記操縦者の眠気、居眠り、脇見、体調、および運転不能状態の少なくともいずれかを監視する、請求項1に記載の作業車両。
【請求項6】
自動直進をアシストするアシストモニタ装置をさらに備え、
前記監視装置は、前記アシストモニタ装置と一体で設けられる、請求項1に記載の作業車両。
【請求項7】
前記アシストモニタ装置は、情報出力部と、出力制御部と、を有し、
前記出力制御部は、前記監視装置が前記操縦者の異常を検知したときに、前記情報出力部から警告を出力させる、請求項6に記載の作業車両。
【請求項8】
前記情報出力部は、表示部を含み、
前記出力制御部は、前記監視装置が前記操縦者の異常を検知したときに、前記表示部に警告を表示させる、請求項7に記載の作業車両。
【請求項9】
前記情報出力部は、音出力部を含み、
前記出力制御部は、前記監視装置が前記操縦者の異常を検知したときに、前記音出力部から警告音を出力させる、請求項7に記載の作業車両。
【請求項10】
前記支持部材によって支持される前記監視装置の上下方向の位置は、前記運転座席に着座した前記操縦者の目の位置に相当するアイポイントよりも低い、請求項1から9のいずれかに記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、乗用車などの車両の運転者の顔をカメラで撮影し、画像解析によって運転者の脇見を的確に判定して警報するドライバモニタ装置が提案されている。上記カメラは、車両のハンドルコラム上に設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-152700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乗用車などの車両の運転中は、車両の前方に注意を払うことが重視されるため、運転者が運転中に視線を左右方向に大きく傾ける頻度は比較的少ない。また、注意を払う範囲を広げるために、運転者が運転中に視線を左右方向に大きく傾けたとしても、一瞬だけである。このため、運転する車両が乗用車である場合、特許文献1のように、運転者の正面に位置するハンドルコラムにカメラを配置することにより、カメラによって運転者の脇見を精度よく検知することができる。
【0005】
これに対して、トラクタなどの作業車両では、作業車両の操縦者は、前輪を見ながら作業車両による作業を進めることが多い。この場合、操縦者の視線の向きは、操縦者が正面(前方)を向く方向に対して斜め下方となる。また、油圧ショベルなどの作業車両においては、作業場所によっては例えばブームを左右方向にスイングさせつつ、アームを上下方向に回動させて掘削作業を行うことがある。このとき、操縦者の視線の向きは、操縦者が正面を向く方向に対して斜め上方となる場合があり得る。
【0006】
したがって、作業中に視線を左右方向に大きく傾けることが多い作業車両では、操縦者の正面にカメラを配置して脇見を検知すると、作業中の視線移動が実際には脇見に相当しないにもかかわらず、脇見に相当すると誤検知される場合がある。このため、誤検知への対策が必要である。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、操縦者を監視する装置を適切な位置に設置して、運転座席に着座した操縦者の状態を精度よく検知することができる作業車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る作業車両は、運転座席に着座した操縦者を監視する監視装置と、
前記監視装置を支持する支持部材と、を備え、平面視で、前記運転座席の幅方向に垂直な方向を前後方向とし、前後方向において前記運転座席に着座した前記操縦者が向かい合う側を前としたとき、前記監視装置は、前記運転座席よりも前方で、かつ、前記運転座席の幅方向の中心を通る前後方向に沿った基準軸に対して前記運転座席の幅方向にずれた位置に配置されて、前記支持部材によって支持される。
【発明の効果】
【0009】
上記の構成によれば、操縦者を監視する装置を適切な位置に設置して、運転座席に着座した操縦者の状態を精度よく検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の一形態に係る作業車両の一例であるトラクタの概略の構成を示す左側面図である。
上記トラクタのキャビンの内部の構成を模式的に示す平面図である。
上記キャビンの内部を拡大して示す左側面図である。
上記トラクタが備える監視装置の概略の構成を示すブロック図である。
上記トラクタが備えるアシストモニタ装置の外観を模式的に示す正面図である。
上記アシストモニタ装置の概略の構成を示すブロック図である。
上記トラクタの変形例の構成を模式的に示す平面図である。
上記トラクタの他の変形例の構成を模式的に示す左側面図である。
図8のトラクタの主要部の構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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