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公開番号2025086147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023200012
出願日2023-11-27
発明の名称制御システム、機器制御方法およびプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F24F 11/65 20180101AFI20250530BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】建物内の環境を利用者にとって快適な環境で維持できる制御システム、機器制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】クラウドサーバ1は、複数の制御モードを、機器3で実現する機能に基づいて分類したときの機能分類を示す機能分類情報に対応づけて記憶する制御モード記憶部133と、機器3が設置された建物の内側の空気質と建物の外側の空気質とのうちの少なくとも1つを示す空気質情報を取得する空気質取得部113と、制御モード記憶部133が記憶する、利用者が選択した機能分類を示す機能分類情報に対応づけられた制御モードの中から、空気質情報に基づいて、1つの制御モードを選出する制御モード選出部117と、制御モード選出部117により選出された1つの制御モードで機器3を制御する機器制御部118と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも１つの機器と、
サーバと、を備え、
前記サーバは、
前記少なくとも１つの機器を制御する際の少なくとも１つの制御モードを、前記少なくとも１つの機器で実現する機能に基づいて分類したときの機能分類を示す機能分類情報に対応づけて記憶する制御モード記憶部と、
前記少なくとも１つの機器が設置された建物の内側の空気質と前記建物の外側の空気質とのうちの少なくとも１つを示す空気質情報を取得する空気質取得部と、
前記制御モード記憶部が記憶する、利用者が選択した機能分類を示す機能分類情報に対応づけられた少なくとも１つの前記制御モードの中から、前記空気質情報に基づいて、１つの前記制御モードを選出する制御モード選出部と、
前記制御モード選出部により選出された１つの前記制御モードで前記少なくとも１つの機器を制御する機器制御部と、を有する、
制御システム。
続きを表示（約 1,900 文字）【請求項２】
前記機能分類は、前記建物の内側の前記空気質を改善することを優先する空気質改善機能と、前記少なくとも１つの機器で消費される消費電力を低減することを優先する消費電力低減機能と、を含む、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項３】
前記空気質改善機能は、前記建物の内側のＣＯ
２
濃度を低減するＣＯ
２
濃度低減機能と、前記建物の内側の湿度を低減する湿度低減機能と、の少なくとも一方を含む、
請求項２に記載の制御システム。
【請求項４】
前記機器制御部は、前記制御モードで前記少なくとも１つの機器を制御することにより、前記建物の外側から前記建物の内側への空気の流入量を予め設定された第１基準流量以上となるようにする、
請求項２または３に記載の制御システム。
【請求項５】
前記消費電力低減機能は、前記建物の外側から前記建物の内側への空気の流入を低減する外気流入低減機能と、前記建物の内側の温度と前記建物の外側の温度との温度差を低減する温度差低減機能と、の少なくとも一方を含む、
請求項２に記載の制御システム。
【請求項６】
前記機器制御部は、前記制御モードで前記少なくとも１つの機器を制御することにより、前記建物外から前記建物内への空気の流入量を予め設定された第２基準流量以下となるようにする、
請求項２または５に記載の制御システム。
【請求項７】
前記温度差低減機能を示す前記機能分類情報に対応づけられた少なくとも１つの制御モードは、前記建物外の空気と前記建物内の空気との間で熱交換を行う建物内外熱交換機能つき換気装置を含む前記少なくとも１つの機器を制御する制御モードである、
請求項５に記載の制御システム。
【請求項８】
前記制御モード記憶部は、複数の前記制御モードを、前記制御モードで制御する前記少なくとも１つの機器それぞれを識別する機器識別情報に対応づけて記憶し、
前記サーバと連携している前記少なくとも１つの機器を特定し、前記制御モード記憶部が記憶する前記制御モードのうち、対応する全ての機器識別情報が、特定した前記少なくとも１つの機器それぞれの機器識別情報に含まれている前記制御モードを選出可制御モードとして特定し、前記制御モード記憶部が記憶する前記制御モードのうち、対応する機器識別情報のいずれかが、特定した前記少なくとも１つの機器それぞれの機器識別情報のいずれとも異なる前記制御モードを、選出不可制御モードとして特定する選出可制御モード特定部と、
表示部と、
利用者が選択した前記機能分類に対応する少なくとも１つの前記制御モードそれぞれを表す第１アイコン画像を含む操作画面画像または前記機能分類の一覧を表示する機能分類選択画像を形成して前記表示部に表示させる表示制御部と、を更に備え、
前記表示制御部は、前記第１アイコン画像を、対応する前記制御モードが前記選出可制御モードである場合と前記選出不可制御モードである場合とで異なる表示態様となるように、前記操作画面画像または前記機能分類選択画像を形成する、
請求項１から３、５、７のいずれか１項に記載の制御システム。
【請求項９】
前記表示制御部は、更に、利用者が選択した前記機能分類に対応する少なくとも１つの前記制御モードを通知する制御モード通知画像を形成して前記表示部に表示させ、少なくとも１つの前記制御モードの中に前記選出不可制御モードが含まれる場合、前記選出不可制御モードであることを表す第２アイコン画像を含む前記制御モード通知画像を形成する、
請求項８に記載の制御システム。
【請求項１０】
少なくとも１つの機器が設置された建物の内側の空気質と前記建物の外側の空気質とのうちの少なくとも１つを示す空気質情報を取得するステップと、
前記少なくとも１つの機器を制御する際の少なくとも１つの制御モードを、前記少なくとも１つの機器で実現する機能に基づいて分類したときの機能分類を示す機能分類情報に対応づけて記憶する制御モード記憶部が記憶する、利用者が選択した機能分類を示す機能分類情報に対応づけたれた少なくとも１つの前記制御モードの中から、前記空気質情報に基づいて、１つの前記制御モードを選出するステップと、
選出された１つの前記制御モードで前記少なくとも１つの機器を制御するステップと、を含む、
機器制御方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、制御システム、機器制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 2,900 文字）【背景技術】
【０００２】
複数の電気機器から成る電気機器群の中からユーザにより選択された電気機器であるトリガ機器の動作状態に変化があった場合、予め設定されたトリガ機器と電気機器群に含まれる少なくとも１つの制御対象機器とを関連づける電気機器組み合わせに基づいて、トリガ機器に関連づけられた制御対象機器を、当該制御対象機器の動作状態が予め定められた目標動作状態になるように一括制御する電気機器制御システムが提案されている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－２２０７０９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、建物内に設置された機器を利用者の生活シーンに応じて一括で制御することにより、当該機器に利用者の生活シーンに適合した機能を発揮させることが要請されている。
【０００５】
本開示は、上記事由に鑑みてなされたもので、機器に利用者の生活シーンに適合した機能を発揮させることができる制御システム、機器制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係る制御システムは、
少なくとも１つの機器と、
サーバと、を備え、
前記サーバは、
前記少なくとも１つの機器を制御する際の少なくとも１つの制御モードを、前記少なくとも１つの機器で実現する機能に基づいて分類したときの機能分類を示す機能分類情報に対応づけて記憶する制御モード記憶部と、
前記少なくとも１つの機器が設置された建物の内側の空気質と前記建物の外側の空気質とのうちの少なくとも１つを示す空気質情報を取得する空気質取得部と、
前記制御モード記憶部が記憶する、利用者が選択した機能分類を示す機能分類情報に対応づけられた少なくとも１つの前記制御モードの中から、前記空気質情報に基づいて、１つの前記制御モードを選出する制御モード選出部と、
前記制御モード選出部により選出された１つの前記制御モードで前記少なくとも１つの機器を制御する機器制御部と、を有する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、制御モード選出部が、制御モード記憶部が記憶する、利用者が選択した機能分類を示す機能分類情報に対応づけたれた少なくとも１つの制御モードの中から、前述の空気質情報に基づいて、１つの制御モードを選出する。そして、機器制御部が、制御モード選出部により選出された１つの制御モードで少なくとも１つの機器を制御する。これにより、利用者が選択した、少なくとも１つの機器について実現されることを望む機能の機能分類に属する１つの制御モードで少なくとも１つの機器が制御されるので、機器に利用者の生活シーンに適合した機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態に係る制御システムの構成の一例を示す図
実施の形態に係る制御システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図
（Ａ）は実施の形態に係るクラウドサーバの運転状態記憶部が記憶する情報の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態に係るクラウドサーバの空気質記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態に係るクラウドサーバの制御モード記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態に係る制御システムの動作を説明するためのシーケンス図
実施の形態に係る制御システムの動作を説明するためのシーケンス図
（Ａ）は実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される機能分類選択画像の一例を示す図
実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される機能分類選択画像の一例を示す図
実施の形態に係る制御システムの動作を説明するためのシーケンス図
実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される制御モード通知画像の一例を示す図
（Ａ）は実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される制御モード通知画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される対処方法通知画像の一例を示す図
実施の形態に係る制御システムの動作を説明するためのシーケンス図
実施の形態に係る端末装置の表示部に表示される制御モード通知画像の一例を示す図
実施の形態に係るクラウドサーバが実行する機器制御処理の流れの一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施の形態に係る制御システムについて図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る制御システムは、少なくとも１つの機器と、サーバと、を備える。サーバは、少なくとも１つの機器を制御する際の少なくとも１つの制御モードを、少なくとも１つの機器で実現する機能に基づいて分類したときの機能分類を示す機能分類情報に対応づけて記憶する制御モード記憶部と、少なくとも１つの機器が設置された建物内の空気質と建物外の空気質とのうちの少なくとも１つを示す空気質情報を取得する空気質取得部と、制御モード記憶部が記憶する、利用者が選択した機能分類に属する少なくとも１つの制御モードの中から、運転状態情報と前記空気質情報との少なくとも一方に基づいて、少なくとも１つの制御モードを選出する制御モード選出部と、制御モード選出部により選出された１つの制御モードで少なくとも１つの機器を制御する機器制御部と、を有する。
【００１０】
本実施の形態に係る制御システムは、図１に示すように、環境センサ２と、建物Ｈ内に設置された複数の機器３と、端末装置５と、クラウドサーバ１と、を備える。複数の機器３は、例えば空気調和機３Ａおよび換気装置３Ｂを含む。複数の機器３は、それぞれ、建物Ｈ内に構築された局所ネットワークＮＷ２に接続されている。また、局所ネットワークＮＷ２は、ブロードバンドルータ（以下、「ＢＢＲ」と称する。）４２を介して広域ネットワークＮＷ１に接続されている。クラウドサーバ１と端末装置５は、広域ネットワークＮＷ１を介して互いに通信可能であり、クラウドサーバ１は、広域ネットワークＮＷ１、局所ネットワークＮＷ２を介して環境センサ２、機器３それぞれと通信可能である。また、広域ネットワークＮＷ１には、気象サーバ６が接続されている。局所ネットワークＮＷ２は、例えば有線ＬＡＮ（Local Area Network）または無線ＬＡＮであり、広域ネットワークＮＷ１は、例えばインターネットである。
（【００１１】以降は省略されています）

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