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公開番号2025030577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136005
出願日2023-08-24
発明の名称プラットフォームシステム、およびデータ処理方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 13/00 20060101AFI20250228BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コストや負担を増大させずにより広い範囲を俯瞰したサービスを提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、複数の地点のそれぞれに配置された送配電設備に設置され、センシングデータを取得する複数の電子装置と、前記複数の電子装置により取得された前記センシングデータを用いて処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置の処理結果に基づく情報を、前記電子装置を介して受信する外部装置と、を備える、プラットフォームシステムである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
複数の地点のそれぞれに配置された送配電設備に設置され、センシングデータを取得する複数の電子装置と、
前記複数の電子装置により取得された前記センシングデータを用いて処理を行うサーバ装置と、
前記サーバ装置の処理結果に基づく情報を、前記電子装置を介して受信する外部装置と、
を備える、プラットフォームシステム。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記外部装置は無人航空機であり、
前記電子装置は、前記無人航空機から前記センシングデータを取得し、
前記無人航空機は、前記サーバ装置の処理結果に基づく情報を、前記電子装置を介して受信する、
請求項１に記載のプラットフォームシステム。
【請求項３】
前記電子装置のそれぞれは、
前記無人航空機の到着ポートと、
前記到着ポートに到着した前記無人航空機に対して前記送配電設備により送配電される電力を用いて充電を行う充電部と、
を備える、請求項２に記載のプラットフォームシステム。
【請求項４】
前記サーバ装置は、対象者を特定するための対象者情報を前記複数の電子装置に送信し、
前記複数の電子装置のそれぞれは、前記サーバ装置により送信された前記対象者情報に基づいて前記対象者を前記電子装置の探索範囲において探索し、前記対象者が前記探索範囲内に存在する場合には前記対象者を追跡し、前記対象者が前記探索範囲から退出した場合に前記到着ポートに到着している前記無人航空機に前記対象者情報を送信する、請求項３に記載のプラットフォームシステム。
【請求項５】
前記サーバ装置は、前記複数の電子装置のうち少なくとも一つの電子装置から前記対象者を特定するための情報を受信した場合に、前記対象者情報を前記複数の電子装置に送信する、請求項４に記載のプラットフォームシステム。
【請求項６】
前記無人航空機は、前記対象者情報を受信したことに応じて前記対象者を追跡し、前記複数の電子装置のうちいずれかの電子装置の探索範囲に前記対象者が進入したことに応じて前記対象者情報を前記対象者が進入した前記探索範囲に含まれる前記電子装置に送信する、請求項４に記載のプラットフォームシステム。
【請求項７】
前記電子装置は、対象者を検出したことに応じて前記外部装置を動作させ、前記対象者が前記電子装置から離れたことに応じて前記到着ポートに到着している前記無人航空機を動作させ、
前記無人航空機は、前記対象者が他の電子装置に近づいたことに応じて前記他の電子装置を動作させて前記到着ポートに戻る、
請求項４に記載のプラットフォームシステム。
【請求項８】
前記サーバ装置は、前記電子装置の検知条件および前記検知条件に対応した前記外部装置の動作を含む依頼情報を前記電子装置に送信し、
前記電子装置は、前記検知条件を満たした場合に前記外部装置を動作させる制御信号を前記外部装置に出力し、
前記外部装置は、前記電子装置から前記制御信号を受信したことに応じて動作する、
請求項１に記載のプラットフォームシステム。
【請求項９】
対象地域に含まれる前記複数の電子装置は前記センシングデータを取得して前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記複数の電子装置から受信した前記センシングデータに基づいて災害を検知し、
前記外部装置は、前記サーバ装置により災害が検知された地域に含まれる前記電子装置を介して制御信号を受信した場合に警報を行う、
請求項１に記載のプラットフォームシステム。
【請求項１０】
複数の地点のそれぞれに配置された送配電設備に設置された複数の電子装置が、センシングデータを取得するステップと、
サーバ装置が、前記複数の電子装置により取得された前記センシングデータを用いて処理を行うステップと、
外部装置が、前記サーバ装置の処理結果に基づく情報を、前記電子装置を介して受信するステップと、
を含む、データ処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、プラットフォームシステム、およびデータ処理方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、送配電設備を用いて各種の処理を行う技術が知られている。例えば、特許文献１に記載された配電システムは、通信ネットワークを介して通信するインテリジェント電子装置（ＩＥＤ）および配電管理システム（ＤＭＳ）を有し、ＩＥＤのリアルタイムの測定値に基づいて、短絡故障を検出し、短絡故障の発生位置を特定している。
【０００３】
特許文献２に記載された送配電設備監視システムは、配電柱に、周辺の音を検出する音センサ、監視カメラ、各種状態信号（音、映像等）を監視制御装置に向けて伝送するデータ伝送装置を備えることが記載されている。監視制御装置は、配電柱、送電鉄塔等といった送配電設備に設置された子局、およびデータ伝送装置からの各種状態信号によって、送電線や配電線を含めた送配電設備を遠隔的に監視制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－１２９３５３号公報
特開２００９－２９３９４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上述した特許文献１および２に記載された技術は、ＩＥＤや配電柱に設置された設備の周囲の状況を把握している。また、近年においては、ドローンやロボット等の移動体に搭載されたセンサから得られたデータを基に移動体の周囲の状況を把握し、その結果を基にサービス業者によってサービスを提供することがある。
【０００６】
しかしながら、特許文献１および２の技術はＩＥＤや配電柱の周囲の状況を把握することができ、移動体は自身の周囲について把握することができるが、より広い範囲を俯瞰したサービスを提供することが難しい場合がある。そのため、サービス業者が提供できるサービスは、移動体の周囲の状況に応じたサービスに限られる。また、サービス業者が、自ら各地にセンサを配置しようとすると、設置場所の確保が容易ではなく、また、センサの設置場所数が増えるほどコストも負担も増大する。
【０００７】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コストや負担を増大させずにより広い範囲を俯瞰したサービスを提供することができるプラットフォームシステム、およびデータ処理方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示は上述した課題を解決するためになされたもので、本開示の一態様は、複数の地点のそれぞれに配置された送配電設備に設置され、センシングデータを取得する複数の電子装置と、前記複数の電子装置により取得された前記センシングデータを用いて処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置の処理結果に基づく情報を、前記電子装置を介して受信する外部装置と、を備える、プラットフォームシステムである。
【０００９】
本開示の他の態様は、複数の地点のそれぞれに配置された送配電設備に設置された複数の電子装置が、センシングデータを取得するステップと、サーバ装置が、前記複数の電子装置により取得された前記センシングデータを用いて処理を行うステップと、外部装置が、前記サーバ装置の処理結果に基づく情報を、前記電子装置を介して受信するステップと、を含む、データ処理方法である。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の一態様によれば、コストや負担を増大させずにより広い範囲を俯瞰したサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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