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公開番号
2025022155
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126460
出願日
2023-08-02
発明の名称
電気接続箱
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H02G
3/16 20060101AFI20250206BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】放熱性に優れた電気接続箱を提供すること。
【解決手段】電気接続箱1は、電子部品10と、電子部品10が実装される回路基板20と、電子部品10及び回路基板20が格納される箱形状を有するケース30であって、ケース30の内壁面から電子部品10の端子11を取り囲むように突出する筒状の第1突起部34と、ケース30の外壁面から突出する第2突起部35と、を有するケース30と、第1突起部34の筒内に配置されて第1突起部34の筒内面と端子11との双方に接触する伝熱部材40と、を備える。ケース30の一の箱壁33の内壁面に第1突起部34が設けられ、その箱壁33の外壁面に第2突起部35が設けられる。伝熱部材40は、第1突起部34の筒内に充填される軟性体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電子部品と、
前記電子部品が実装される回路基板と、
前記電子部品及び前記回路基板が格納される箱形状を有するケースであって、当該ケースの内壁面から前記電子部品の端子を取り囲むように突出する筒状の第1突起部と、当該ケースの外壁面から突出する第2突起部と、を有するケースと、
前記第1突起部の筒内に配置されて前記第1突起部の筒内面と前記端子との双方に接触する伝熱部材と、を備える、
電気接続箱。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記ケースの所定の一の箱壁の前記内壁面に前記第1突起部が設けられ、且つ、前記箱壁の前記外壁面に前記第2突起部が設けられる、
電気接続箱。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱において、
前記伝熱部材は、
前記第1突起部の前記筒内に充填される軟性体である、
電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品が実装された回路基板がケースに格納された電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両等に搭載される電気接続箱が提案されている。例えば、従来の電気接続箱の一つは、全体として箱型の形状を有しており、リレーやヒューズ等の電子部品と、電子部品が実装される回路基板と、電子部品及び回路基板を格納するケースと、を備えている(例えば、特許文献1,2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-005719号公報
特開2003-218563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した種類の電気接続箱では、一般に、電子部品の作動時に、電子部品の内部回路や、電子部品の端子と回路基板の回路パターンとの接点等の箇所において、通電に伴ってジュール熱が生じる。特に、高電圧用のリレーが用いられる電気接続箱では、大きなジュール熱が生じることになる。一方、このような発熱箇所は、通常、防水等の観点からケース内に格納されて外部から隔離されている。更に、そのように隔離された空間内の空気が、断熱材としても働く。これらの理由から、発熱箇所に生じるジュール熱の大きさによっては、自然放熱だけではジュール熱を外部へ十分に放熱することが困難な場合がある。電気接続箱を長期間にわたって適正に作動させる観点では、通電時に発熱箇所で生じた熱を外部へ効率よく放熱させることが望ましい。
【0005】
本発明の目的の一つは、放熱性に優れた電気接続箱の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、下記を特徴としている。
【0007】
電子部品と、
前記電子部品が実装される回路基板と、
前記電子部品及び前記回路基板が格納される箱形状を有するケースであって、当該ケースの内壁面から前記電子部品の端子を取り囲むように突出する筒状の第1突起部と、当該ケースの外壁面から突出する第2突起部と、を有するケースと、
前記第1突起部の筒内に配置されて前記第1突起部の筒内面と前記端子との双方に接触する伝熱部材と、を備える、
電気接続箱であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電気接続箱によれば、ケースの内壁面に設けられる筒状の第1突起部の筒内に伝熱部材が配置され、この伝熱部材が、電子部品の端子と第1突起部の筒内面との双方に接触する。これにより、通電時に電子部品の内部回路や電子部品の端子と回路基板の回路パターンとの接点等において生じたジュール熱が、電子部品の端子、伝熱部材、及び、第1突起部の順に伝達され、第1突起部が設けられているケースの箱壁やケースの外壁面に設けられた第2突起部から外部に放熱される。換言すると、発熱箇所から電気接続箱の外部まで(特に、電子部品の端子と第1突起部の筒内面との間で)、伝熱性の低い空気層を介することなく、通電時に生じた熱が伝達される。よって、電子部品及び回路基板が単にケース内に格納される場合に比べ、通電時に生じたジュール熱をより効率よく外部に放熱させることができる。したがって、本構成の電気接続箱は、放熱性に優れる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る電気接続箱の主要断面図である。
図2は、図1に示すロアケースの底壁に設けられた第1突起部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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