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公開番号
2025101367
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218174
出願日
2023-12-25
発明の名称
モータ駆動装置
出願人
キヤノンファインテックニスカ株式会社
代理人
主分類
H02P
8/10 20060101AFI20250630BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータの駆動に必要なリファレンス電圧を生成するのに、PWM信号より生成しているが、第1のONDUTYのPWM信号を発生させ、その後、必要な第2のONDUTYのPWM信号を発生させているので、リファレンス電圧は目標電圧に直ちには到達せず、この時間待つ必要があるため、余分な消費電流が発生してしまう課題がある。
【解決手段】モータの駆動に必要なリファレンス電圧を生成するモータ駆動装置のPWM信号発生部は、第1のONDUTYのPWM信号を発生させ、必要な第2のONDUTYのPWM信号を発生させる前に、第3のONDUTYのPWM信号を発生させることで、必要な第2のONDutyにて生成するリファレンス電圧に早く到達させる制御を行う。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
Duty比を可変可能なPWM電圧信号を発生するPWM信号発生部と、
入力された前記PWM信号を平滑させ、直流のリファレンス電圧を作成するフィルタ部と
前記フィルタ部より生成されたリファレンス電圧に基づいてモータへ供給する電流を制御可能で、かつ入力されたステップ信号に応じてモータを駆動させるモータ駆動部と、
前記モータ駆動部により入力される駆動されるモータと、
前記モータ駆動部への入力されるステップ信号と前記PWM信号発生部のPWMDuty比を制御する制御部とを持ち、
前記制御部は前記フィルタ部のリファレンス電圧を、現在のリファレンス電圧Vaより低い電圧Vbへ移行させる際は、Vb以下のリファレンス電圧Vcを出力する第1のONDuty比のPWM信号の発生させた後、Vbを出力する第2のONDuty比のPWM信号に変更する制御を持ち、一方で現在のリファレンス電圧Vaより高い電圧Vbへ移行させる際はVb以上のリファレンス電圧Vcを出力する第1のONDuty比のPWM信号の発生させた後、Vbを出力する第2のONDuty比のPWM信号に変更する制御を持つことを特徴とするモータ駆動装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記制御部は現在のリファレンス電圧Vaより低い電圧Vbへ移行させる際の前記第1のONDuty比から前記第2のONDuty比へPWM信号へ変更するタイミングは、リファレンス電圧がVb以下になる前とすることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
【請求項3】
前記制御部は現在のリファレンス電圧Vaより高い電圧Vbへ移行させる際の前記第1のONDuty比から前記第2のONDuty比へPWM信号へ変更するタイミングは、リファレンス電圧がVb以上になる前とすることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
【請求項4】
前記PWM信号発生部は制御CPUからPWM信号をFETで受け、フィルター部に前記フィルター部にPWM信号を発信することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
【請求項5】
請求項1に記載のモータ駆動装置を備えることを特徴とする用紙後処理装置
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステッピングモータの駆動制御を行うステッピングモータの駆動装置および用紙後処理装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ステッピングモータの駆動制御を行う駆動装置が知られている(例えば、特許文献1)。ステッピングモータを所望に回転駆動しトルクを発生させるために、ステッピングモータ内で構成される巻線抵抗に対し、予め決められた駆動電流を供給する必要がある。半導体FET(Field effect transistor)を用いたモータの駆動装置においては、定電流チョッピングと呼ばれる各巻線相の定電流駆動や回生電流を流すための複雑なシーケンス制御を行うものが存在する。
【0003】
一般に、ステッピングモータ用の駆動装置は、電流検出抵抗に発生した電圧が予め決められた電圧に達すると、駆動電流供給をOFFにして回生電流制御を行う。電流検出抵抗に発生する電圧はコンパレータで基準電圧と比較される。この基準電圧は、ドライバICの端子に印加されるリファレンス電圧を基にDAC(D/Aコンバータ)などにより生成される。また、PWM信号を利用し、駆動電流をリファレンス電圧で可変する駆動装置は、PWM信号をフィルタ回路によりDC(直流)状に変換することで、安定した定電流駆動チョッピング制御が実現されるようなリファレンス電圧を生成することができる。
【0004】
これに対し、ステッピングモータ駆動開始の際に、第1のONDUTYのPWM信号を発生させ、その後、PWM信号のONDUTYを第1のONDUTYより低い第2のONDUTYに切り替えることで、リファレンス電圧の立ち上がり時間を短くし、ステッピングモータの駆動を迅速に開始可能とする技術が知られている(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-107433号公報
特開2020-80621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ステッピングモータ駆動用フィルタ回路が時定数を有することから、リファレンス電圧は目標電圧に直ちには到達せず、この時間待つ必要があるためステッピングモータの駆動開始までの時間が長くなるという課題がある。
【0007】
特許文献2では、この課題を解決するため、第1のONDUTYのPWM信号を発生させ、その後、PWM信号のONDUTYを第1のONDUTYより低い第2のONDUTYに切り替えることで、リファレンス電圧の立ち上がり時間を短くし、その後リファレンス電圧が十分安定した時点でステッピングモータの駆動開始させる制御にてモータ駆動開始までの時間短縮を行うモータ駆動装置が提案されている。
【0008】
しかしながら、特許文献2では、前述のように、リファレンス電圧の立ち上がりに対する制御を提案しており、リファレンス電圧の立下りにおいては、従来通り、第1のONDUTYのPWM信号を発生させ、その後、必要な第2のONDUTYのPWM信号を発生させているので、リファレンス電圧は目標電圧に直ちには到達せず、この時間待つ必要があるため、余分な消費電流が発生してしまう問題が考えられる。
【0009】
本発明は、上記点に鑑み為されたもので、第1のONDUTYのPWM信号を発生させ、必要な第2のONDUTYのPWM信号を発生させる前に、第3のONDUTYのPWM信号を発生させることを条件としたステッピングモータの消費電流低減を行うモータ制御装置及び、これを備えた用紙後処理装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明のモータ駆動装置は、PWM信号を発生させる発生手段と、前記発生手段により発生されたPWM信号を平滑化して直流電圧を生成するフィルタ部と、前記フィルタ部により生成された直流電圧をリミット値以下に制限したリファレンス電圧を出力する電圧制限手段と、前記電圧制限手段により出力されたリファレンス電圧に基づいて、ステッピングモータを駆動するための駆動電流を制御する電流制御手段と、前記電流制御手段により制御された駆動電流にてステッピングモータを動作させる駆動手段と、を有し、前記駆動手段によりステッピングモータ駆動中に、前記フィルタ部のリファレンス電圧を現在のリファレンス電圧Vaより低い電圧Vbへ移行させる際は、Vb以下のリファレンス電圧Vcを出力する第1のONDuty比のPWM信号の発生させた後、Vbを出力する第2のONDuty比のPWM信号に変更する制御を持ち、一方で現在のリファレンス電圧Vaより高い電圧Vbへ移行させる際はVb以上のリファレンス電圧Vcを出力する第1のONDuty比のPWM信号の発生させた後、Vbを出力する第2のONDuty比のPWM信号に変更する制御を持つことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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