TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025021936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126055
出願日
2023-08-02
発明の名称
曲げ加工順決定システム、曲げ加工順決定方法、および、プログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B21D
5/02 20060101AFI20250206BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】重要寸法を考慮して、より適切な曲げ順を決定することを可能とする曲げ加工順決定システム、曲げ加工順決定方法、および、プログラムを提供する。
【解決手段】曲げ加工順決定システム100は、曲げ線情報22を取得する曲げ線情報取得部と、重要寸法情報を取得する重要寸法取得部と、突き当て方向を決定する突き当て方向決定部31と、ワークと金型との干渉の有無を判定する干渉判定部32と、曲げ順決定条件を満たすか否かを判定し、曲げ順決定条件を満たすと判定した場合に曲げ順を決定する曲げ順決定部33と、を備え、曲げ順決定部33は、重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う場合の曲げ順を決定する際に、突き当て条件を満たし、かつ、干渉はないと判定された場合に曲げ順決定条件を満たすと判定し、重要寸法曲げ線以外の曲げ線に曲げ加工を行う場合の曲げ順を決定する際に、干渉はないと判定された場合に曲げ順決定条件を満たすと判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バックゲージの突き当て部材にワークの一端を突き当てた状態で該ワークの曲げ線に曲げ加工を行う曲げ加工装置における、複数の曲げ線を曲げ加工する曲げ順を決定する曲げ加工順決定システムであって、
前記曲げ線の位置、および、長さを含む曲げ線情報を取得する曲げ線情報取得部と、
前記ワークにおいて、重要寸法に指定された寸法を有するフランジを形成する曲げ線である重要寸法曲げ線を定義する重要寸法情報を取得する重要寸法取得部と、
前記曲げ順毎に、前記ワークが前記突き当て部材に突き当てられる方向である突き当て方向を決定する突き当て方向決定部と、
前記ワークの形状、および、寸法と、前記曲げ加工に使用される金型の形状、および、寸法と、に基づき、前記曲げ順毎に、前記曲げ加工を行った後のワークと前記金型との干渉の有無を判定する干渉判定部と、
前記曲げ順毎に、予め設定された曲げ順決定条件を満たすか否かを判定し、前記曲げ順決定条件を満たすと判定した場合に前記曲げ順を決定する曲げ順決定部と、を備え、
前記曲げ順決定部は、前記重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う場合の前記曲げ順を決定する際に、前記突き当て方向決定部により決定された突き当て方向に関する突き当て条件を満たし、かつ、前記干渉判定部により前記干渉はないと判定された場合に前記曲げ順決定条件を満たすと判定し、前記重要寸法曲げ線以外の曲げ線に曲げ加工を行う場合の前記曲げ順を決定する際に、前記干渉判定部により前記干渉はないと判定された場合に前記曲げ順決定条件を満たすと判定する、
曲げ加工順決定システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記曲げ順決定部は、前記重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う場合の前記曲げ順を決定する際に、前記突き当て方向決定部により決定された突き当て方向で前記突き当て部材に突き当てられる前記ワークの突き当て部が、該ワークの縁部、または、曲げ角度が90°であるフランジ部となる場合に、前記突き当て条件を満たすと判定する、
請求項1に記載の曲げ加工順決定システム。
【請求項3】
前記突き当て方向決定部は、前記重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う曲げ順の前記突き当て方向を決定する際、前記ワークの重要寸法に指定された箇所を、前記突き当て部材と前記重要寸法曲げ線との間に位置させる方向を、前記突き当て方向に決定する、
請求項1または2に記載の曲げ加工順決定システム。
【請求項4】
バックゲージの突き当て部材にワークの一端を突き当てた状態で該ワークの曲げ線に曲げ加工を行う曲げ加工装置における、複数の曲げ線を曲げ加工する曲げ順を決定するコンピュータが、
前記曲げ線の位置、および、長さを含む曲げ線情報を取得するステップと、
前記ワークにおいて、重要寸法に指定された寸法を有するフランジを形成する曲げ線である重要寸法曲げ線を定義する重要寸法情報を取得するステップと、
前記曲げ順毎に、前記ワークが前記突き当て部材に突き当てられる方向である突き当て方向を決定するステップと、
前記ワークの形状、および、寸法と、前記曲げ加工に使用される金型の形状、および、寸法と、に基づき、前記曲げ順毎に、前記曲げ加工を行った後のワークと前記金型との干渉の有無を判定するステップと、
前記曲げ順毎に、予め設定された曲げ順決定条件を満たすか否かを判定し、前記曲げ順決定条件を満たすと判定した場合に前記曲げ順を決定するステップと、を含み
前記曲げ順を決定するステップは、前記重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う場合の前記曲げ順を決定する際に、決定された突き当て方向に関する突き当て条件を満たし、かつ、前記干渉はないと判定された場合に前記曲げ順決定条件を満たすと判定し、前記重要寸法曲げ線以外の曲げ線に曲げ加工を行う場合の前記曲げ順を決定する際に、前記干渉はないと判定された場合に前記曲げ順決定条件を満たすと判定する、
曲げ加工順決定方法。
【請求項5】
バックゲージの突き当て部材にワークの一端を突き当てた状態で該ワークの曲げ線に曲げ加工を行う曲げ加工装置における、複数の曲げ線を曲げ加工する曲げ順を決定するコンピュータに、
前記曲げ線の位置、および、長さを含む曲げ線情報を取得する処理と、
前記ワークにおいて、重要寸法に指定された寸法を有するフランジを形成する曲げ線である重要寸法曲げ線を定義する重要寸法情報を取得する処理と、
前記曲げ順毎に、前記ワークが前記突き当て部材に突き当てられる方向である突き当て方向を決定する処理と、
前記ワークの形状、および、寸法と、前記曲げ加工に使用される金型の形状、および、寸法と、に基づき、前記曲げ順毎に、前記曲げ加工を行った後のワークと前記金型との干渉の有無を判定する処理と、
前記曲げ順毎に、予め設定された曲げ順決定条件を満たすか否かを判定し、前記曲げ順決定条件を満たすと判定した場合に前記曲げ順を決定する処理と、を実行させ、
前記曲げ順を決定する処理は、前記重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う場合の前記曲げ順を決定する際に、決定された突き当て方向に関する突き当て条件を満たし、かつ、前記干渉はないと判定された場合に前記曲げ順決定条件を満たすと判定し、前記重要寸法曲げ線以外の曲げ線に曲げ加工を行う場合の前記曲げ順を決定する際に、前記干渉はないと判定された場合に前記曲げ順決定条件を満たすと判定する、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、曲げ加工順決定システム、曲げ加工順決定方法、および、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
曲げ加工における曲げ順を自動的に決定する技術がある。例えば、特許文献1には、部品の曲げ加工に使用する金型段取り間の金型交換時間に基づいて、複数の金型段取りの段取り換えの順序を決定し、決定された段取り換えの順序に基づいて、一連の曲げ加工を行うための曲げ順を決定する加工順決定装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/255821号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この加工順決定装置において、重要寸法が考慮されていない。そのため、求められる寸法精度が確保できない場合、決定された曲げ順に基づいて生成されたNCデータを実加工にそのまま活用することできない。この場合、NCデータ作成者は、重要寸法を考慮して、NCデータを修正する工数が発生する。したがって、適切な曲げ順を決定するという観点からは、改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、重要寸法を考慮して、より適切な曲げ順を決定することを可能とする曲げ加工順決定システム、曲げ加工順決定方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示にかかる曲げ加工順決定システムは、バックゲージの突き当て部材にワークの一端を突き当てた状態でワークの曲げ線に曲げ加工を行う曲げ加工装置における、複数の曲げ線を曲げ加工する曲げ順を決定する曲げ加工順決定システムであって、曲げ線の位置、および、長さを含む曲げ線情報を取得する曲げ線情報取得部と、ワークにおいて、重要寸法に指定された寸法を有するフランジを形成する曲げ線である重要寸法曲げ線を定義する重要寸法情報を取得する重要寸法取得部と、曲げ順毎に、ワークが前記突き当て部材に突き当てられる方向である突き当て方向を決定する突き当て方向決定部と、ワークの形状、および、寸法と、曲げ加工に使用される金型の形状、および、寸法と、に基づき、曲げ順毎に、曲げ加工を行った後のワークと金型との干渉の有無を判定する干渉判定部と、曲げ順毎に、予め設定された曲げ順決定条件を満たすか否かを判定し、曲げ順決定条件を満たすと判定した場合に曲げ順を決定する曲げ順決定部と、を備え、曲げ順決定部は、重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う場合の曲げ順を決定する際に、突き当て方向決定部により決定された突き当て方向に関する突き当て条件を満たし、かつ、干渉判定部により干渉はないと判定された場合に曲げ順決定条件を満たすと判定し、重要寸法曲げ線以外の曲げ線に曲げ加工を行う場合の曲げ順を決定する際に、干渉判定部により干渉はないと判定された場合に曲げ順決定条件を満たすと判定する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、重要寸法曲げ線に曲げ加工を行う場合の曲げ順を決定する際に、予め設定された突き当て条件を満たし、かつ、ワークと金型との干渉はないと判定された場合に曲げ順を決定し、重要寸法曲げ線以外の曲げ線に曲げ加工を行う場合の曲げ順を決定する際に、ワークと金型との干渉はないと判定された場合に曲げ順を決定する。したがって、重要寸法を考慮して、より適切な曲げ順を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る曲げ加工順決定システムの機能構成を示すブロック図
図1に示すCAD情報保管部が記憶する展開データの一例を示す図
図1に示すCAD情報保管部が記憶する曲げ線情報の一例を示す図
バックゲージの突き当て部材をワークに突き当てる突き当て方向の一例を示す図
実施の形態に係る曲げ加工順決定システムの物理構成を示すブロック図
実施の形態に係る曲げ加工順決定システムによる曲げ順決定処理を示すフローチャート
図1に示す突き当て方向決定部により決定された突き当て方向の一例を表す図
図1に示す曲げ順決定部により突き当て条件を満たすと判定される、(a)突き当て方向の一例を示す図と、(b)突き当て方向の別の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る曲げ加工順決定システム、曲げ加工順決定方法、および、プログラムについて、図面を参照して説明する。
【0010】
本実施の形態に係る曲げ加工順決定システムは、曲げ加工用工作機械でワークを複数回折り曲げる場合の曲げ順を決定するシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱電機株式会社
換気装置
9日前
三菱電機株式会社
推定装置
2日前
三菱電機株式会社
低歪増幅器
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
10日前
三菱電機株式会社
空気処理装置
2日前
三菱電機株式会社
食器洗い乾燥機
10日前
三菱電機株式会社
防災用照明装置
2日前
三菱電機株式会社
ふろ給湯システム
11日前
三菱電機株式会社
電力需給運用代行装置
3日前
三菱電機株式会社
信号処理器及びレーダ装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置および電力変換装置
9日前
三菱電機株式会社
加熱調理器及び加熱調理システム
2日前
三菱電機株式会社
換気装置、学習装置及び推論装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置、および、電力変換装置
10日前
三菱電機株式会社
レーザ加工方法およびレーザ加工装置
10日前
三菱電機株式会社
インシデントレスポンス支援システム
2日前
三菱電機株式会社
食品情報提案装置及び食品情報提案方法
10日前
三菱電機株式会社
点検スイッチユニットおよび防災用照明器具
2日前
三菱電機株式会社
制御装置、見守りシステムおよび見守り方法
11日前
三菱電機株式会社
受信機、無線通信システムおよび無線受信方法
3日前
三菱電機株式会社
カップリング、ねじ回し装置およびレーザ加工機
2日前
三菱電機株式会社
半導体デバイスの容量の測定装置および測定治具
10日前
三菱電機株式会社
情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
2日前
三菱電機株式会社
エネルギー管理装置、エネルギー管理システム及びプログラム
10日前
三菱電機株式会社
運動支援プログラム、運動支援システム、および運動支援方法
2日前
三菱電機株式会社
メータ読取装置、メータ読取プログラム、及びメータ読取方法
3日前
三菱電機株式会社
軌道計画装置
2日前
三菱電機株式会社
工具診断システム、工具診断装置、工具診断方法及びプログラム
3日前
三菱電機株式会社
亀裂検査システム
2日前
三菱電機株式会社
異常状態通報装置、異常状態通報システムおよび異常状態通報方法
10日前
三菱電機株式会社
曲げ加工順決定システム、曲げ加工順決定方法、および、プログラム
2日前
三菱電機株式会社
作業管理システム、作業管理方法、作業管理装置、およびプログラム
2日前
三菱電機株式会社
半導体製造装置、ウェハマウント装置、ダイシング装置、半導体製造方法
11日前
三菱電機株式会社
熱交換器の外観検査装置、熱交換器の製造方法及び熱交換器の外観検査方法
2日前
三菱電機株式会社
数値制御装置および数値制御方法
3日前
続きを見る
他の特許を見る