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公開番号2025024358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128407
出願日2023-08-07
発明の名称漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法、通信システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H04B 5/28 20240101AFI20250213BHJP(電気通信技術)
要約【課題】劣化した漏洩同軸ケーブルの特定を通信装置から行うことを目的とする。
【解決手段】本開示にかかる通信システムは、伝送路と、伝送路に設けられ、互いに周波数特性が異なって直列に接続された複数の漏洩同軸ケーブルを有する漏洩同軸ケーブル群と、第1の通信装置と、伝送路によって第1の通信装置と接続され、漏洩同軸ケーブル群の周波数特性から、漏洩同軸ケーブルにおける劣化の有無を検出する第2の通信装置とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに周波数特性が異なって直列に接続された複数の漏洩同軸ケーブルを有する漏洩同軸ケーブル群の周波数特性を求める第1工程と、
前記第1工程によって求められた前記漏洩同軸ケーブル群の前記周波数特性から、前記漏洩同軸ケーブルにおける劣化の有無を検出する第2工程と
を備える、漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1工程において、前記漏洩同軸ケーブル群に複数の周波数成分が含まれる信号を伝送させて、前記周波数成分のそれぞれについて前記漏洩同軸ケーブル群における減衰量を求め、
前記第2工程において、前記周波数成分のそれぞれについての前記減衰量同士を比較して、前記漏洩同軸ケーブルにおける前記劣化の有無を検出する、請求項1に記載の、漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法。
【請求項3】
前記第2工程において、
前記周波数成分のそれぞれについて、前記劣化がない場合の前記漏洩同軸ケーブル群の減衰量と、前記第1工程によって求められた前記漏洩同軸ケーブル群の前記減衰量との差分を求め、
前記周波数成分のそれぞれについての前記差分同士を比較して、前記漏洩同軸ケーブルにおける前記劣化の有無を検出する、請求項2に記載の、漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法。
【請求項4】
前記第1工程において、前記漏洩同軸ケーブル群をアンテナとする受信感度を、複数の周波数のそれぞれについて求め、
前記第2工程において、前記受信感度の周波数依存性から、前記漏洩同軸ケーブルにおける前記劣化の有無を検出する、請求項1に記載の、漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法。
【請求項5】
前記第1工程において、前記受信感度は、他の漏洩同軸ケーブル群からの漏洩電波を受信して得られる、請求項4に記載の、漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法。
【請求項6】
前記第1工程において、前記受信感度は、発信源からの電波を受信して得られる、請求項4に記載の、漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法。
【請求項7】
伝送路と、
前記伝送路に設けられ、互いに周波数特性が異なって直列に接続された複数の漏洩同軸ケーブルを有する漏洩同軸ケーブル群と、
第1の通信装置と、
前記伝送路によって前記第1の通信装置と接続され、前記漏洩同軸ケーブル群の前記周波数特性から、前記漏洩同軸ケーブルにおける劣化の有無を検出する第2の通信装置と
を備える、通信システム。
【請求項8】
前記第1の通信装置は、
複数の周波数成分が含まれる信号を規定の強度で前記漏洩同軸ケーブル群に送信する送信機
を有し、
前記第2の通信装置は、
前記漏洩同軸ケーブル群を伝送した前記信号を分波する分波器と、
分波された前記信号の信号強度を検出する受信検出器と
を有し、
前記規定の強度と前記信号強度とから前記漏洩同軸ケーブル群における減衰量を周波数成分毎に求め、前記減衰量同士を比較して、前記漏洩同軸ケーブル群における前記劣化の有無が検出される、請求項7に記載の通信システム。
【請求項9】
前記周波数成分のそれぞれについて、前記漏洩同軸ケーブル群における前記減衰量と、前記劣化がない場合の前記漏洩同軸ケーブル群の減衰量との差分同士の比較によって、前記漏洩同軸ケーブルにおける前記劣化の有無が検出される、請求項8に記載の通信システム。
【請求項10】
前記漏洩同軸ケーブル群をアンテナとする受信感度の周波数依存性から、前記漏洩同軸ケーブルにおける前記劣化の有無が検出される、請求項7に記載の通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は漏洩同軸ケーブルにおける劣化の検出に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信、例えば列車無線を監視する技術において、漏洩同軸ケーブル(Leaky Coaxial Cable:以下「LCX」と略記される場合がある)を用いた技術が公知である。例えばLCXを地上設備から保守する技術が提案されている。
【0003】
LCXは、一般に、信号を伝達する部位と、つり下げに用いられる部位とを有し、その延びる方向に垂直な断面がひょうたん形を呈する。このような断面形状と、自重の軽さから、LCXが横風を受けていわゆるダンシングが発生する。ダンシングはLCXの劣化、断線の原因となる。
【0004】
例えば特許文献1では、上位装置である中央装置が下位装置である終端装置を監視する。終端装置がLCXからの電力供給状態の遮断を上位装置に対して通知することで、基地局と終端装置との間でのLCXの断線の発生が検出される。列車無線への影響に鑑みて、LCXが断線した場合にはLCXの早急な復旧が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-153691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
LCXの劣化それ自体の検出、またはその原因箇所の特定は、LCXの断線の予防に寄与する。このような検出、または特定を検測車によって行うには、検測車の走行が必要である。しかし検測車を走行させて長い線区、例えば全線区における劣化を早急に確認することは容易ではない。
【0007】
本開示は、劣化した漏洩同軸ケーブルの特定を通信装置から行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示にかかる漏洩同軸ケーブルの劣化検出方法は、互いに周波数特性が異なって直列に接続された複数の漏洩同軸ケーブルを有する漏洩同軸ケーブル群の周波数特性を求める第1工程と、前記第1工程によって求められた前記漏洩同軸ケーブル群の前記周波数特性から、前記漏洩同軸ケーブルにおける劣化の有無を検出する第2工程とを備える。
【0009】
本開示にかかる通信システムは、伝送路と、前記伝送路に設けられ、互いに周波数特性が異なって直列に接続された複数の漏洩同軸ケーブルを有する漏洩同軸ケーブル群と、第1の通信装置と、前記伝送路によって前記第1の通信装置と接続され、前記漏洩同軸ケーブル群の前記周波数特性から、前記漏洩同軸ケーブルにおける劣化の有無を検出する第2の通信装置とを備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、劣化した漏洩同軸ケーブルの特定が通信装置から行われる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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