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公開番号2025024884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129245
出願日2023-08-08
発明の名称防災用照明装置
出願人三菱電機照明株式会社,三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H05B 47/20 20200101AFI20250214BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】本開示は防災用照明装置に関し、電池以外の原因による光源の異常の有無を、一般ユーザーが抱く違和感を抑制しつつ検出できる防災用照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の防災用照明装置は、電池、点灯回路、制御回路及び光源を備える。点灯回路は、電池の出力電流を用いて光源を点灯させ、制御回路は、出力電流を制御することで、その供給による発光が非常点灯時より暗くなる電力を供給する。また本開示の防災用照明装置は、光源の異常の有無を、電力による発光に基づいて検出する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電池、点灯回路、制御回路及び光源を備え、
前記点灯回路が、前記電池の出力電流を用いて前記光源を点灯させ、
前記制御回路が、前記出力電流を制御することで、その供給による発光が非常点灯時より暗くなる電力を供給し、
前記光源の異常の有無を、前記電力による発光に基づいて検出する
防災用照明装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記電力が、ヒトがその供給による発光を認識できない程度に微弱な電力である
請求項1に記載の防災用照明装置。
【請求項3】
前記電力が、その供給による発光が周囲環境の照度よりも低いために、ヒトが該発光を認識できない程度に微弱な電力である
請求項1に記載の防災用照明装置。
【請求項4】
電池、点灯回路、制御回路及び光源を備え、
前記点灯回路が、前記電池の出力電流を用いて前記光源を点灯させ、
前記制御回路が、前記出力電流を制御することで、ヒトがその供給による発光を認識できない程度にごく短時間の電力を供給し、
前記光源の異常の有無を、前記電力による発光に基づいて検出する
防災用照明装置。
【請求項5】
前記電力が供給される一回あたりの時間が200ミリ秒より短い時間である
請求項4に記載の防災用照明装置。
【請求項6】
電圧検出部をさらに備え、
前記検出は、前記電圧検出部が前記光源の電圧を検出することで実施する
請求項1または4に記載の防災用照明装置。
【請求項7】
電圧検出部及び検出抵抗をさらに備え、
前記検出は、予め設定した正常時における前記検出抵抗の電圧と、前記電圧検出部が検出した前記検出抵抗の電圧とを比較することで実施する
請求項1または4に記載の防災用照明装置。
【請求項8】
光検出素子をさらに備え、
前記検出は、予め設定した正常時における前記光源の発光と、前記光検出素子が検出した前記光源の発光とを比較することで実施される
請求項1または4に記載の防災用照明装置。
【請求項9】
前記制御回路が前記点灯回路を内蔵する
請求項1または4に記載の防災用照明装置。
【請求項10】
前記検出の結果に基づいて前記光源の点灯状態を変化させる
請求項1または4に記載の防災用照明装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、防災用照明装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
非常灯及び誘導灯等を有する防災用照明装置は、電池を内蔵している。この電池は、非常時に、光源を有効時間にわたって点灯させる機能を求められる。このため防災用照明装置は、非常点灯時の性能を確認するために点検を行う必要がある。
【0003】
特許文献1には、光源を非常点灯させることなく点検を行うことができる非常用照明システムが開示されている。この非常用照明システムは、電池を放電させる放電経路を形成する擬似負荷を有する。そして、擬似負荷を通して電池を放電させ、所定の点検時間が経過した後の電池の電圧を検出することで、電池が正常かを判断している。
【0004】
また、防災用照明装置が有する光源の主流は、LEDあるいは複数のLEDパッケージを集約したLEDモジュールである。防災用照明装置の点検では、非常時に光源が点灯できること、及び点灯した光源の明るさが不足しないことを確かめる必要がある。LEDの故障の原因としては、回路の短絡及び開放の他、回路に接続するコネクタの異常あるいは基板のマイグレーションによる部分短絡等が挙げられる。そのため、例えば光源の有無を検出するだけでは、光源が異常であるかの判断はできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006―040732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし上述の非常用照明システムでは、電池が正常であるかの判断しかしていないため、非常点灯時の光源の点検としては不十分である。すなわち、点検時に光源を非常点灯させないため、電池以外の原因による非常点灯時の光源の不具合を検出することができない課題があった。
【0007】
また近年の防災用照明装置には、自動点検機能を有するものもある。しかし、この自動点検においても、防災用照明装置の非常点灯の状態は目視で確認する必要がある。すなわち、自動点検時には、点検者が防災用照明装置の設置場所にいる必要があるため、点検者の負担を十分に減らすことができない課題があった。
【0008】
さらに防災用照明装置の点検時に行う非常点灯は、それが点検のための操作であっても、その場にいる一般ユーザーに不安及び不快な思いといった違和感を抱かせる可能性がある。この回避のため点検を夜間に行うと、点検者の負担が大きくなる課題があった。
【0009】
本開示は上述の問題を解決するため、電池以外の原因による光源の異常の有無を、一般ユーザーが抱く違和感を抑制しつつ検出できる防災用照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第一の態様は、電池、点灯回路、制御回路及び光源を備え、点灯回路が、電池の出力電流を用いて光源を点灯させ、制御回路が、出力電流を制御することで、その供給による発光が非常点灯時より暗くなる電力を供給し、光源の異常の有無を、電力による発光に基づいて検出する防災用照明装置であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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