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公開番号2025027627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132558
出願日2023-08-16
発明の名称機器管理システムおよび機器管理方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 21/31 20130101AFI20250220BHJP(計算;計数)
要約【課題】機器の設定作業の精度を高めることができる機器管理システムおよび機器管理方法を提供する。
【解決手段】クラウドサーバ1は、集合住宅毎に、管理者が決定した施工業者を認証するための認証情報に基づいて、コード画像を生成する二次元コード生成部113と、認証処理において認証が成功した場合、認証情報の送信元の端末装置4から送信される機器情報を、集合住宅情報に対応づけて機器情報記憶部131に記憶させる機器情報登録部116と、を有する。端末装置4は、コード画像を示すコード画像情報を認証情報に変換する認証情報変換部411と、認証情報をクラウドサーバ1置へ送信する認証要求部418と、認証情報に基づく認証処理において認証が成功した場合、機器3の機器情報をクラウドサーバ1へ送信する機器情報通知部417と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
複数の機器を管理する機器管理装置と、
前記機器管理装置と通信可能である、第１利用者が所持する端末装置と、を備え、
前記機器管理装置は、
前記複数の機器それぞれを識別する機器識別情報を含む機器情報を、前記複数の機器それぞれが設置された設置場所を示す場所情報に対応づけて記憶する機器情報記憶部と、
前記設置場所毎に、第２利用者が決定した前記第１利用者を認証するための認証情報に基づいて、コード画像を生成するコード生成部と、
前記端末装置から送信される認証情報に基づいて、前記第１利用者の認証処理を実行する認証部と、
前記認証処理において認証が成功した場合、前記認証情報の送信元の前記端末装置から送信される前記複数の機器それぞれの機器情報を、前記場所情報に対応づけて前記機器情報記憶部に記憶させる機器情報登録部と、を有し、
前記端末装置は、
前記コード画像を取得するコード画像取得部と、
前記コード画像を示すコード画像情報を前記認証情報に変換する認証情報変換部と、
前記認証情報を前記機器管理装置へ送信する認証要求部と、
前記複数の機器それぞれの前記機器情報を取得する機器情報取得部と、
前記認証情報に基づく前記認証処理において認証が成功した場合、取得された前記機器情報を前記機器管理装置へ送信する機器情報通知部と、を有する、
機器管理システム。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記場所情報は、前記複数の機器それぞれが設置された集合住宅を示す集合住宅情報と、前記集合住宅における複数の住戸それぞれを識別する住戸識別情報を含み、
前記機器管理装置は、前記第２利用者が前記集合住宅について予め登録した複数の住戸識別情報のリストを示すリスト情報を記憶するリスト記憶部を更に有し、
前記機器情報登録部は、前記認証情報に基づく前記認証処理において認証が成功した場合、前記リスト情報を前記端末装置へ送信し、
前記端末装置は、
入力部と、
前記機器管理装置から送信される前記リスト情報が示す複数の前記住戸識別情報の中から、前記第１利用者が前記入力部を介して選択した前記住戸識別情報を前記機器管理装置へ送信する場所情報通知部と、を更に有する、
請求項１に記載の機器管理システム。
【請求項３】
前記場所情報は、前記複数の機器それぞれが設置された集合住宅を示す集合住宅情報と、前記集合住宅における複数の住戸それぞれを識別する住戸識別情報と、を含み、
前記端末装置は、
前記複数の住戸それぞれに表示された住戸識別情報を撮像して得られる撮像画像を前記住戸識別情報に変換する場所情報変換部と、
変換して得られた前記住戸識別情報を前記機器管理装置へ送信する場所情報通知部と、を更に有する、
請求項１に記載の機器管理システム。
【請求項４】
前記機器管理装置は、
前記端末装置の位置が、前記場所情報が示す場所と一致するか否かを判定する位置判定部と、
前記端末装置の位置が、前記場所情報が示す場所と一致すると判定されると、前記端末装置に対して前記機器情報の送信を許可することを通知する許可通知情報を前記端末装置へ送信する許可通知部と、を更に有し、
前記機器情報通知部は、前記許可通知情報を取得すると、前記機器情報を前記機器管理装置へ送信する、
請求項１から３のいずれか１項に記載の機器管理システム。
【請求項５】
複数の機器を管理する機器管理装置と、前記機器管理装置と通信可能である、第１利用者が所持する端末装置と、を用いた機器管理方法であって、
前記機器管理装置が、前記複数の機器それぞれを識別する機器識別情報を含む機器情報を、前記複数の機器それぞれが設置された設置場所を示す場所情報に対応づけて機器情報記憶部に記憶させるステップと、
前記機器管理装置が、前記設置場所毎に、第２利用者が決定した前記第１利用者を認証するための認証情報に基づいて、コード画像を生成するステップと、
前記端末装置が、前記コード画像を取得するステップと、
前記端末装置が、前記コード画像を示すコード画像情報を前記認証情報に変換するステップと、
前記端末装置が、前記認証情報を前記機器管理装置へ送信するステップと、
前記機器管理装置が、前記端末装置から送信される認証情報に基づいて、前記第１利用者の認証処理を実行するステップと、
前記端末装置が、前記複数の機器それぞれの前記機器情報を取得するステップと、
前記端末装置が、前記認証情報に基づく前記認証処理において認証が成功した場合、取得された前記機器情報を前記機器管理装置へ送信するステップと、
前記機器管理装置が、前記認証情報の送信元の前記端末装置から送信される前記複数の機器それぞれの機器情報を、前記場所情報に対応づけて前記機器情報記憶部に記憶させるステップと、を含む、
機器管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、機器管理システムおよび機器管理方法に関する。
続きを表示（約 4,300 文字）【背景技術】
【０００２】
複数の貯湯式の給湯機の沸き上げ動作を制御する給湯機制御装置が提案されている（例えば特許文献１参照）。この給湯機制御装置は、複数の給湯機それぞれが設置された住宅における消費電力と各住宅での使用湯量とを予測し、予測した消費電力が予め設定された消費電力閾値以下に低減されるように複数の給湯機それぞれの稼働スケジュールを生成する。このような給湯機制御装置として、クラウドサーバ上で実現され、複数の集合住宅それぞれに設置された給湯機を、集合住宅に対応づけて集中管理するものが提供されつつある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－１３７２１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、前述のように、給湯機制御装置が、複数の集合住宅それぞれに設置された給湯機を集合住宅に対応づけて集中管理する場合、集合住宅と当該集合住宅に設置された給湯機とを正確に対応づけて管理する必要がある。このため、集合住宅と給湯機との対応関係を設定する作業において、給湯機を当該給湯機が設置された集合住宅とは異なる他の集合と対応づけるといった設定作業上の誤りを抑制し設定作業の精度を高めることが要請されている。
【０００５】
本開示は上記事由に鑑みてなされたものであり、機器の設定作業の精度を高めることができる機器管理システムおよび機器管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係る機器管理システムは、
複数の機器を管理する機器管理装置と、
前記機器管理装置と通信可能である、第１利用者が所持する端末装置と、を備え、
前記機器管理装置は、
前記複数の機器それぞれを識別する機器識別情報を含む機器情報を、前記複数の機器それぞれが設置された設置場所を示す場所情報に対応づけて記憶する機器情報記憶部と、
前記設置場所毎に、第２利用者が決定した前記第１利用者を認証するための認証情報に基づいて、コード画像を生成するコード生成部と、
前記端末装置から送信される認証情報に基づいて、前記第１利用者の認証処理を実行する認証部と、
前記認証処理において認証が成功した場合、前記認証情報の送信元の前記端末装置から送信される前記複数の機器それぞれの機器情報を、前記場所情報に対応づけて前記機器情報記憶部に記憶させる機器情報登録部と、を有し、
前記端末装置は、
前記コード画像を取得するコード画像取得部と、
前記コード画像を示すコード画像情報を前記認証情報に変換する認証情報変換部と、
前記認証情報を前記機器管理装置へ送信する認証要求部と、
前記複数の機器それぞれの前記機器情報を取得する機器情報取得部と、
前記認証情報に基づく前記認証処理において認証が成功した場合、取得された前記機器情報を前記機器管理装置へ送信する機器情報通知部と、を有する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、機器管理装置において、機器の設置場所毎に、前述の認証情報に基づいてコード画像が生成される。そして、端末装置が、コード画像を取得し、取得したコード画像を示すコード画像情報を認証情報に変換して機器管理装置へ送信する。一方、機器管理装置は、端末装置から送信される認証情報に基づいて、認証処理を実行し、認証処理において認証が成功した場合、認証情報の送信元の端末装置から送信される複数の機器それぞれの機器情報を、場所情報に対応づけて機器情報記憶部に記憶させる。これにより、第１利用者は、機器情報を機器情報記憶部に記憶させる対象となる機器の設置場所に対応するコード画像を入手し、当該コード画像に対応する認証情報に基づいて認証が成功した場合のみ端末装置を介して機器情報を機器管理装置へ送信することができる。従って、第１利用者に対して対象となる機器の設置場所に対応するコード画像を入手する行為を必要とさせることで、第１利用者に対して対象となる機器の設置場所を確認する機会を与えることができるので、他の設置場所に設置された機器の機器情報が誤って機器管理装置へ送信されてしまうことを抑制でき、機器の設定作業の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態１に係る機器管理システムの概略構成図
実施の形態１に係る機器管理システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態１に係る機器管理システムの機能構成を示すブロック図
（Ａ）は実施の形態１に係る機器情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る認証情報記憶部が記憶する情報の他の一例を示す図
実施の形態１に係る機器管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
（Ａ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される集合住宅一覧表示画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示されるツール識別情報一覧表示画像の一例を示す図
（Ａ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される認証情報入力ダイアログボックス画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示されるダウンロード指示用ダイアログボックス画像の一例を示す図
実施の形態１に係る機器管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
（Ａ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される撮像催促画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される場所情報入力操作画像の一例を示す図
実施の形態１に係る機器管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
実施の形態１に係るクラウドサーバが実行する機器管理処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態１に係るクラウドサーバが実行する機器管理処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態１に係る端末装置が実行する機器登録処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態２に係る機器管理システムの機能構成を示すブロック図
（Ａ）は実施の形態２に係る端末装置の表示部に表示される集合住宅一覧表示画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態２に係る端末装置の表示部に表示される場所情報入力画像の一例を示す図
（Ａ）は実施の形態２に係る端末装置の表示部に表示されるダイアログボックス画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態２に係る端末装置の表示部に表示される他のダイアログボックス画像の一例を示す図
実施の形態２に係る機器管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
実施の形態３に係る機器管理システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態３に係る機器管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
実施の形態４に係る機器管理システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態４に係る機器管理システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態４に係る認証情報記憶部が記憶する情報の他の一例を示す図
実施の形態４に係る機器管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（実施の形態１）
以下、本開示の実施の形態に係る機器管理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る機器管理システムは、複数の機器を管理する機器管理装置と、機器管理装置と通信可能である、第１利用者が所持する端末装置と、を備える。機器管理装置は、複数の機器それぞれを識別する機器識別情報を含む機器情報を、複数の機器それぞれが設置された設置場所を示す場所情報に対応づけて記憶する機器情報記憶部と、設置場所毎に、第２利用者が決定した第１利用者を認証するための認証情報に基づいて、コード画像を生成するコード生成部と、端末装置から送信される認証情報に基づいて、第１利用者の認証処理を実行する認証部と、認証処理において認証が成功した場合、認証情報の送信元の端末装置から送信される複数の機器それぞれの機器情報を、場所情報に対応づけて機器情報記憶部に記憶させる機器情報登録部と、を有する。端末装置は、コード画像を取得するコード画像取得部と、コード画像を示すコード画像情報を認証情報に変換する認証情報変換部と、認証情報を機器管理装置へ送信する認証要求部と、複数の機器それぞれの機器情報を取得する機器情報取得部と、認証情報に基づく認証処理において認証が成功した場合、取得された機器情報を機器管理装置へ送信する機器情報通知部と、を有する。
【００１０】
本実施の形態に係る機器管理システムは、例えば図１に示すような、複数の住戸Ｈ［０，０］、Ｈ［０，１］、・・・、Ｈ［０，ｉ］、・・・（ｉは０以上の整数）の住戸群を構成する集合住宅Ｂ［０］、Ｂ［１］、・・・Ｂ［ｊ］、・・・（ｊは０以上の整数）について使用される。ここで、集合住宅Ｂ［ｊ］とは、例えば高圧一括受電方式により電力供給を受けるマンションである。なお、集合住宅Ｂ［ｊ］は、マンションに限定されるものではなく、複数の住戸Ｈ［ｊ，ｉ］から構成された他の形式の集合住宅であってもよい。各住戸Ｈ［ｊ，ｉ］には、機器３と、機器３と各住戸Ｈ［ｊ，ｉ］において構築された局所ネットワークＮＷ２を介して通信可能な通信制御装置２と、局所ネットワークＮＷ２を介して通信制御装置２と通信可能なブロードバンドルータ（以下、「ＢＢＲ」と称する）８と、が設置されている。局所ネットワークＮＷ２は、無線ＬＡＮ（Local Area Network）または有線ＬＡＮである。また、ＢＢＲ８は、インターネットのような広域ネットワークＮＷ１に接続されている。本実施の形態に係る機器管理システムは、例えば集合住宅Ｂ［ｊ］の各住戸Ｈ［ｊ，ｉ］への機器３の設置を行う施工業者が所持する端末装置４と、集合住宅Ｂ［ｊ］への電力供給を管理するいわゆるアグリゲータが管理する端末装置４と、クラウドサーバ１と、を備える。端末装置４、５とクラウドサーバ１とは、広域ネットワークＮＷ１を介して通信可能となっている。
（【００１１】以降は省略されています）

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