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公開番号2025027580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132454
出願日2023-08-16
発明の名称照明装置
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F21S 8/04 20060101AFI20250220BHJP(照明)
要約【課題】天井設備に設置された器具に灯具が交換可能に取り付けられ、空調リターン仕様を維持することが容易な照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、天井設備に設置され、下面が開口し且つ上面に空調リターン用の開口部が形成された器具と、器具に配置され、水平方向の第1方向に延びた台座、台座の上面に設置された電源装置、及び台座の下側に設けられた光源部、及び光源部を覆う透光部を有する灯具と、灯具が着脱自在に取り付けられるものであって、台座の上面に設置された電源装置を覆う接続具と、接続具に灯具を連結する連結機構と、を備え、接続具は、台座の上面に電源装置が配置される空間部を形成するように第1方向を法線方向とする断面が上方に凸形状とされた接続具主部を有し、水平方向であって第1方向と直交する第2方向において、空調リターン用の開口部は、接続具主部の上面における第2方向の両側の端部よりも外側まで設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
天井設備に設置され、下面が開口し且つ上面に空調リターン用の開口部が形成された器具と、
前記器具に配置され、水平方向の第1方向に延びた台座、前記台座の上面に設置された電源装置、前記台座の下側に設けられた光源部、及び前記光源部を覆う透光部を有する灯具と、
前記灯具が着脱自在に取り付けられるものであって、前記器具と前記灯具との間に配置され、前記器具に取り付けられて前記台座の前記上面に設置された前記電源装置を覆う接続具と、
前記接続具に設けられた第1連結具、及び前記灯具に設けられ前記第1連結具と係り合う第2連結具を有し、前記第1連結具と前記第2連結具とが係り合うことによって前記接続具に前記灯具を連結する連結機構と、を備え、
前記接続具は、前記台座の前記上面との間に前記電源装置が配置される空間部を形成するように前記第1方向を法線方向とする断面が上方に凸形状とされた接続具主部を有し、
前記水平方向であって前記第1方向と直交する第2方向において、前記空調リターン用の開口部は、前記接続具主部の上面における前記第2方向の両側の端部よりも外側まで設けられている
照明装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記台座又は前記接続具は、前記第2方向において、前記透光部の両側の端部よりも外側にはみ出た張出部を有する
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記台座は、前記張出部を有するものであって、
前記接続具は、前記第2方向において前記台座の幅よりも小さい幅を有し、
前記台座の前記上面には、前記第1方向に延伸する一対の台座凸部が設けられ、
前記台座の前記上面における前記一対の台座凸部は、前記接続具の前記第2方向の両側の端部よりも外側に配置されている
請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記台座の前記第1方向の端部側には、端面から前記第1方向に延びたスリットが形成されており、
前記透光部は、前記台座に取り付けられたカバーであり、
前記カバーの前記第1方向の端部側には、前記スリットを介して前記台座の前記上面から突出するカバー爪が設けられ、
前記第2連結具は、前記台座の前記上面において前記第1方向の端部側に配置され、前記カバー爪の先端部と係り合う係合片を有する
請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記接続具は、前記接続具主部の前記第2方向の両側の端部の外側に前記第2方向の延びる平板部を有し、前記張出部を有するものであって、
前記接続具主部の前記第2方向の両側の前記端部は、前記灯具の前記透光部に接触している
請求項2に記載の照明装置。
【請求項6】
前記接続具の外であって前記張出部の上面に配置された制御装置を有する
請求項2~5のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第1連結具及び前記接続具主部を貫通し、前記接続具を介在させて前記第1連結具を前記器具に固定する固定具を備えた
請求項1に記載の照明装置。
【請求項8】
前記接続具主部の上部に設けられ、上下方向において前記器具と前記接続具との距離を調整する調整具を備えた
請求項1に記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、器具から分離できる灯具を備えた照明装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
照明装置において、器具から分離できる灯具を備え、灯具を交換するリニューアル施工に対応した照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、天井に取り付けられた既存の器具に背面側が取り付けられるリニューアル用の反射板と、リニューアル用の灯具(特許文献1では光源部)と、を備える照明装置が開示されている。特許文献1の照明装置では、反射板は、下面が開口した箱状をなし、器具の横幅及び灯具の横幅よりも大きい横幅を有している。そして、箱状の反射板内に灯具が配置されている。また、特許文献1の照明装置では、灯具を構成する構成部のうちシャーシは反射板に固定され、灯具を構成する構成部のうち発光素子を有する光源ユニットは、シャーシに着脱可能に取り付けられる構成となっている。すなわち、灯具のシャーシ部分と光源ユニット部分とに連結機構(ばね及びばね受け)が設けられ、連結されるようになっている。
【0003】
ところで、一般に、グリッド天井に設置される照明装置では、天井設備に設置された器具内に灯具が配置されるため、器具の天面部には空調リターン用の開口部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-125319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されるニューアル用の反射板と灯具とを、グリッド天井用照明装置の器具内に配置する場合、灯具の横幅よりも大きな横幅を有する反射板の上面が、器具の天面部の側に配置される。このため、空調リターン用の開口部の大部分又は全部が反射板の上面で塞がれてしまい、空調リターンの要求仕様を満たすように配置することが困難な場合があった。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、天井設備に設置された器具に灯具が取り付けられ、灯具が交換できる照明装置において、空調リターン仕様を維持することが容易な照明装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る照明装置は、天井設備に設置され、下面が開口し且つ上面に空調リターン用の開口部が形成された器具と、前記器具に配置され、水平方向の第1方向に延びた台座、前記台座の上面に設置された電源装置、前記台座の下側に設けられた光源部、及び前記光源部を覆う透光部を有する灯具と、前記灯具が着脱自在に取り付けられるものであって、前記器具と前記灯具との間に配置され、前記器具に取り付けられて前記台座の前記上面に設置された前記電源装置を覆う接続具と、前記接続具に設けられた第1連結具、及び前記灯具に設けられ前記第1連結具と係り合う第2連結具を有し、前記第1連結具と前記第2連結具とが係り合うことによって前記接続具に前記灯具を連結する連結機構と、を備え、前記接続具は、前記台座の前記上面との間に前記電源装置が配置される空間部を形成するように前記第1方向を法線方向とする断面が上方に凸形状とされた接続具主部を有し、前記水平方向であって前記第1方向と直交する第2方向において、前記空調リターン用の開口部は、前記接続具主部の上面における前記第2方向の両側の端部よりも外側まで設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る照明装置は、接続具を備え、連結機構は接続具と灯具とに設けられ、接続具は、台座の上面との間に電源装置が配置される空間部を形成するように第1方向を法線方向とする断面が上方に凸形状とされた接続具主部を有し、第2方向において、空調リターン用の開口部は、接続具主部の上面における両側の端部よりも外側まで設けられている。これにより、灯具が交換できる照明装置において、空調リターン仕様を維持することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る照明装置を示す外観斜視図である。
図1の照明装置を示す分解斜視図である。
図2の器具を上側から見た斜視図である。
図2の接続具に第1連結具を固定する前の状態を示す分解斜視図である。
図4の接続具を上側から見た斜視図である。
図5の接続具を示す断面図である。
図2の灯具を示す拡大斜視図である。
図7の灯具を上側から見た斜視図である。
図8の灯具における台座及び第2連結具の分解斜視図である。
図1の照明装置の要部を示す断面図である。
図8の灯具において第2連結具とその周辺部を示す部分拡大図である。
図9の右側の第2連結具を示す拡大斜視図である。
図12の第2連結具を下側から見た斜視図である。
実施の形態1に係る照明装置の要部における部材間の隙間を説明する図である。
図14の照明装置の要部を示す上面図である。
実施の形態1に係る照明装置の組立工程を示す図であり、器具に接続具と第1連結具とが固定された状態を示す断面図である。
実施の形態1に係る照明装置の組立工程を示す図であり、灯具が連結機構及び接続具により器具に取り付けられた状態を示す断面図である。
第1変形例に係る接続具において一対の接続具側部の傾斜角度が鈍角である場合の構成例を示す断面図である。
第1変形例に係る接続具において一対の接続具側部の傾斜角度が直角である場合の構成例を示す断面図である。
実施の形態2に係る照明装置のリニューアル手順を示す図であり、既設の灯具を外した後の既設の器具に接続具と第1連結具とを固定する前の状態を示す断面図である。
実施の形態2に係る照明装置のリニューアル手順を示す図であり、交換後の灯具が連結機構及び接続具を介して既設の器具に取り付けられた状態を示す断面図である。
実施の形態2に係る照明装置のリニューアル手順を示す図であり、リニューアル施工が完了した状態を示す断面図である。
第2変形例に係る接続機構を上側から見た斜視図である。
図23の接続機構を示す分解斜視図である。
図24の接続機構における調整具を示す斜視図である。
図23の接続機構に第1連結具が取り付けられた状態を下側から見た斜視図である。
実施の形態3に係る照明装置の要部を示す断面図である。
図27の照明装置における接続具、第1連結具及び灯具の分解斜視図である。
図28の接続具に第1連結具が取り付けられた状態を上側から見た斜視図である。
図29の接続具を示す断面図である。
比較例の照明装置の外観斜視図である。
図31に示す比較例の照明装置の分解斜視図である。
実施の形態3に係る照明装置の組立工程を示す図であり、器具に接続具と第1連結具とが固定された状態を示す断面図である。
実施の形態3に係る照明装置の組立工程を示す図であり、灯具が連結機構及び接続具により器具に取り付けられ且つ遮光具が器具の開口部に取り付けられた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る照明装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材或いは各構成部分の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本開示を限定するものではない。方向を表す用語としては、例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」又は「後」等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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