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公開番号2025044325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023151829
出願日2023-09-20
発明の名称半導体装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 23/02 20060101AFI20250326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】半導体装置の発熱に起因する蓋の撓みを抑制する。
【解決手段】半導体装置は、半導体チップ(1)を収容するケース(6)と、ケース(6)内に注入された封止材(9)と、ケース(6)の開口部に嵌め込まれた蓋(10)とを備える。蓋(10)は、部分的に重なり合った第1の蓋部材(11)および第2の蓋部材(12)を含む。第1の蓋部材(11)は、第2の蓋部材(12)と重なり合った部分に第1の切り欠き部(11a)および第1の凸部(11b)を有する。第2の蓋部材(12)は、第1の蓋部材(11)と重なり合った部分に第2の切り欠き部(12a)および第2の凸部(12b)を有する。第1の蓋部材(11)と第2の蓋部材(12)とは、第1の切り欠き部(11a)に第2の凸部(12b)が挿入され、第2の切り欠き部(12a)に第1の凸部(11b)が挿入されるように組み合っている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
半導体チップを収容するケースと、
前記ケース内に注入された封止材と、
前記ケースの開口部に嵌め込まれた蓋と、
を備え、
蓋は、部分的に重なり合った第1の蓋部材および第2の蓋部材を含み、
前記第1の蓋部材は、前記第2の蓋部材と重なり合った部分に第1の切り欠き部および第1の凸部を有し、
前記第2の蓋部材は、前記第1の蓋部材と重なり合った部分に第2の切り欠き部および第2の凸部を有し、
前記第1の蓋部材と前記第2の蓋部材とは、前記第1の切り欠き部に前記第2の凸部が挿入され、前記第2の切り欠き部に前記第1の凸部が挿入されるように組み合っている、
半導体装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記封止材と前記第1の蓋部材および前記第2の蓋部材とが一体化している、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1の蓋部材は、前記第1の凸部から前記第1の切り欠き部側に突出した第1の返し部を有し、
前記第2の蓋部材は、前記第2の凸部から前記第2の切り欠き部側に突出した第2の返し部を有し、
前記第1の返し部と前記第2の返し部とが互いに係合している、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1の返し部および前記第2の返し部の少なくとも片方の先端は鋭角形状である、
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1の蓋部材は、前記第1の凸部の前記第1の切り欠き部側に第1の段差部を有し、
前記第2の蓋部材は、前記第2の凸部の前記第2の切り欠き部側に第2の段差部を有し、
前記第1の段差部と前記第2の段差部とが互いに接触している、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1の蓋部材と前記第2の蓋部材とは同一形状の部材である、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は半導体装置の封止技術に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば電力制御用の半導体装置の封止構造として、半導体チップやワイヤなどが収容されるケース内に封止材が注入され、さらにケースの開口部に蓋が嵌め込まれた構造が知られている(例えば下記の特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-175351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような構造の半導体装置では、稼働時の発熱により蓋が膨張し、ケースの内壁から蓋に圧力が加わって蓋が撓み、場合によっては蓋の破壊に至ることがある。
【0005】
本開示は以上のような課題を解決するためになされたものであり、半導体装置の発熱に起因する蓋の撓みを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る半導体装置は、半導体チップを収容するケースと、前記ケース内に注入された封止材と、前記ケースの開口部に嵌め込まれた蓋と、を備え、蓋は、部分的に重なり合った第1の蓋部材および第2の蓋部材を含み、前記第1の蓋部材は、前記第2の蓋部材と重なり合った部分に第1の切り欠き部および第1の凸部を有し、前記第2の蓋部材は、前記第1の蓋部材と重なり合った部分に第2の切り欠き部および第2の凸部を有し、前記第1の蓋部材と前記第2の蓋部材とは、前記第1の切り欠き部に前記第2の凸部が挿入され、前記第2の切り欠き部に前記第1の凸部が挿入されるように組み合っている。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る半導体装置によれば、半導体装置の発熱に起因する蓋の撓みが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の蓋の上面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の蓋の第1の蓋部材の側面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の蓋の第2の蓋部材の側面図である。
実施の形態2に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
実施の形態3に係る半導体装置の蓋の側面図である。
実施の形態4に係る半導体装置の蓋の側面図である。
実施の形態5に係る半導体装置の蓋の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す断面図である。図1に示すように、実施の形態1に係る半導体装置は、金属板4上に設けられた絶縁層5と、絶縁層5上に設けられた回路パターン3とにより構成されている絶縁基板13を有する。また、絶縁基板13上に、例えば半田などの接合部材2を介して、半導体チップ1を搭載している。なお、金属板4および回路パターン3は、例えば銅からできている。
【0010】
絶縁層5の外縁部には、ケース6が接合されている。ケース6には外部接続端子7が設けられており、半導体チップ1および回路パターン3は、ワイヤ8を介して外部接続端子7に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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